海水魚は水槽に投入する順番が大切!混泳を成功させる方法を解説します!

色とりどりで、どれを飼育するか迷ってしまう海水魚。

飼育したい魚をいきなり全部水槽へ入れてしまっていいの?

いいえ、入れるのに順番を検討することが必要です!

こちらのページでは、海水魚の混泳を成功させるための、海水魚投入の注意点などについて説明していきます。

すべての海水魚が、居心地よく暮らせるアクアリウムを目指しましょう!

海水魚を混泳させるときの注意点

海水魚は一般に、淡水魚に比べて性質の荒っぽい種類が多いとされています。

そのため、ケンカが起こりやすいのが難点で、飼育する我々がそれに注意してあげる必要があります。

まずは飼育したい海水魚の性質を知るところから始めるとうまくいきます。チェックすべき性質は

  • 気が強いかどうか
  • 縄張り意識が強いかどうか
  • 成長速度はどの程度か(成魚になったときのサイズも)

などです。

ではどのようにしたら混泳が成功するのかについて説明します。

水槽へ入れる順序がポイント

海水魚に限らず、魚たちは水槽の中に「自分の縄張り」のようなものを意識して生活しています。

どうやって縄張りを勝ち得るか。それは簡単に言えば「とったもん勝ち」のようなイメージです。

海水魚は水槽内に縄張りを作るので、先に水槽にいた魚が後から入ってきた魚を排除しようとします。

ですが、気の強い種類の海水魚や、縄張り意識の強い海水魚、体の大きな海水魚は後から入ったとしても縄張りを作り出すことが出来るのです。

よって、海水魚の混泳を成功させるための最初のポイントは、「弱い海水魚から水槽に入れてやる」ことです。

強い海水魚から入れると、後から入れられた弱い海水魚は縄張りを持てなくなってしまいますから、そういったことのないように注意が必要です。

性格の強さを把握しよう

では、まずは海水魚たちの「性格の強さ」を知っておきましょう。

性格の強い海水魚

比較的性格の強い海水魚としては、

  • スズメダイ
  • クマノミ
  • ヤッコの仲間

を挙げることができます。これらの海水魚を他の魚と混泳させるときは、後から入れるようにしたほうが良いでしょう。

特にヤッコの仲間は非常にケンカをしますから、混泳させる他の海水魚との相性をよく考えましょう。特に同種同士は確実にケンカしてしまうので、同種同士の混泳は難しいかもしれません。

性格が弱い海水魚

(海水魚)バリ産 ナンヨウハギ Mサイズ(1匹) 本州・四国限定[生体]

比較的性格の弱い海水魚は

  • ハゼ
  • ハギ
  • ハナダイ
  • ベラ

などを挙げることができます。これらの海水魚は気が弱いので、先に水槽へ入れてやり、縄張りを確保させてやりましょう。

下のページでも弱い魚について解説してありますので、参考にしてください。

ごひいきの海水魚は先に入れる

「特にこの海水魚が好きだから、ひいきしてやりたい!」という場合や、「この海水魚は高価だったから何とかうまく飼育したい」という場合は、その海水魚を先に水槽へ入れてやるのも手です。そうすれば縄張りを確保させてやることができます。

ただし、その海水魚が気が強いタイプだと「他の海水魚なんて寄せ付けないぜ!」状態になってしまう場合もあります…ので、よく考えて混泳の仲間を選んであげましょう。

体の小さいものから入れる

自然界ではどうしても、体の大きいものが強いという傾向があります。

ですから、できれば小さめの個体から先に入れると混泳がうまくいくケースも見られますので、単に種類で入れる順序を決めるのではなく、飼育する海水魚のサイズにも注目しておくことも大切です。

成長度合いにも注意

成魚になった時のサイズや、成長の度合いにも着目しておきましょう。

最初は全部同じくらいのサイズでも、ある種類だけがどんどん成長していくと水槽内のパワーバランスが崩れることがあります。

理想は成長度合いが同じ、もしくは成魚時のサイズが違いすぎない組み合わせを選ぶことです。

混泳を成功させるためにその他にできること

海水魚の混泳を成功させるために、他にできることをいくつかご紹介します。

水槽のサイズはゆとりをもって

狭い水槽では当然ケンカも起こりやすくなってしまいます。

混泳する海水魚たちは非常に美しく、多くの種類を入れたくなってしまいがちですが、ケンカが頻繁に起こって病気や死亡を引き起こすようでは元も子もありません。

水槽と飼育数は余裕をもって設定しましょう。

隠れ家を作ってあげよう

注意しても、海水魚どうしはどうしても小競り合いを起こすものです。

そんなときに、隠れ家となるものが水槽内にあると安心ですね。

オススメはライブロックを多めに入れることです。

ライブロックが多めなら水を浄化するバクテリアも豊富になりますし、サンゴなどの土台にすることもできます。また、水槽内に立体的にライブロックをセッティングすることで水槽の奥行を出したり、美しさを演出することもできます。

少なくとも水槽の1/5くらいはライブロックが占めるよう配置するのがオススメです。

ライブロックは高価ですので、大切に維持していきましょう。下のページを参考にしてください。

まとめ:海水魚の混泳を成功させるには投入順序がポイント!

気の荒い海水魚たちの混泳を成功させるコツについて説明してみました。

小さな個体、性格の弱い種類から先に入れてやり、ケンカの起こりづらい平和な混泳水槽を作り出してくださいね。

 

2件のコメント

  1. お魚大好きおじさん より:

    新しく海水魚を入れるときには 夜に水槽部屋の電気を消して
    水槽内のライブロックを全て取り出し 新しく買った魚を入れ
    電気を消したまま ライブロックを適当に戻し 
    そのまま朝を迎える
    これで全ての魚が  新参者になります
    すべての魚に縄張りがなくなります

    1. 中島 より:

      コメントありがとうございます。
      一度レイアウトをすべて取り出して新しい環境に来たぞ、と思わせるのは良い方法です!
      水槽内の縄張りはトラブルを生むことも多々ありますから、第一に気を付けたいですよね。

※返信にお時間をいただいております。
弊社公式サイトのお悩み相談フォームですと早めに返信できますので、よろしければそちらもご利用ください。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です