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水槽のコケから状態を知ろう!水槽の状態が良いときに付着するコケとは?

水槽を管理していると、誰もが一度は目にしたことがあるコケ
放っておくと水槽がコケだらけになってしまったりして、嫌なものですよね。

しかし、実はコケは水槽の中の状態を知ることのできる貴重なバラメーターだということをご存知でしょうか?
水槽の環境が崩れているときだけでなく、よい状態のときに生えるコケもあるので、コケの種類と発生原因を正しく知っておくことで、水槽の中の状態を知ることができますよ!

  • 斑点状の緑ゴケ=水槽の状態が良い
  • 茶ゴケ=水質のバランスが悪い
  • 房状コケ=水換えが足りない
  • 藍藻=ろ過が弱め

など、いろいろな水槽の状態が知れるんです!

今回は、コケから水槽の状態を知る方法を伝授していきましょう!

コケから水槽の状態を知ろう!種類別コケの発生原因と対策

コケにもいくつか種類があり、発生原因もそれぞれ異なります。
発生原因はすなわち、現在の水槽に何が起こっているかを知るきっかけになりますので、見逃さないようにしましょう。

斑点状のコケは、状態が良いときに生えてくる!

水槽のガラス面や水草などにポツポツとつく2mm~3mm程度の大きさの緑色のコケです。

状態のよい水槽でも発生することがあるコケなので、一番目にする機会の多いコケでもあるのではないでしょうか。

斑点状のコケが発生した時の水槽の状態

水質の安定したとても環境の良い状態の水槽でも発生することがありますので、このコケが発生したからといって心配することはありません。
むしろ水草を育てている水槽では、植物が育つのにとてもよい環境だという証でもあります。

あまりに頻繁に発生する、発生を防ぎたいなどの場合には、水槽に当てる光の量を調整することである程度発生を防ぐことができるようです。

対策

増殖力がそれほど強いコケではないですし、発生したからといって環境に問題があるわけではない場合がほとんどですので、定期的なメンテナンスで除去しましょう。

ただし、長期間放っておくと取りづらくなってしまい頑固な汚れとなってしまいます。
景観を損ねることにもなりますので、メンテナンスは欠かさず行いましょう。

斑点状のコケを食べてくれる生き物

ガラス面につく斑点状のコケの除去には巻貝の仲間が有効です。
巻貝は水草を食害することはあまりなく、水草水槽でも安心して飼育できますのでおススメです。

(エビ・貝)石巻貝(20匹) 本州・四国限定[生体]

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茶ゴケはバクテリアのバランスが不安定だと生えてくる

茶ゴケはその名の通り薄茶色のコケで、触るとヌメヌメしているのが特徴です。

水槽のガラス面だけでなく、石や水草、フィルターのホースなど水槽内のあらゆるところにまだらに発生する、水槽の厄介者です。

茶ゴケが発生した時の水槽の状態

茶ゴケが発生しているときには、水が汚れている、水質が安定していない、水の中の養分が多すぎるなどの状態が考えられます。

茶ゴケは水槽を立ち上げたばかりの頃などによく発生するコケです。
水槽を立ち上げたばかりの頃はまだ生物ろ過がうまく働いておらず、生き物が出す有機物をろ過しきれません。

余った有機物を養分として茶ゴケは増殖していくので、茶ゴケが発生しているということは、水の状態があまり良くないというサインと考えてよいでしょう。

対策

まずは、水をきれいにして水質を安定させましょう
水を換えることも大切ですが、過度な水換えは有用なバクテリアも流してしまうため逆効果になってしまいます。

生物ろ過を活性化するという意味では、バクテリア剤の投入が非常に有効です。
バクテリアが定着することで生物ろ過が機能するようになり、水が汚れづらく水質も安定していきます。

濾過槽に活性炭を入れるのもおすすめです。
活性炭には水の汚れを吸着する効果がありますので、水が汚れるのを防ぎ、茶ゴケの増殖を抑える効果が期待できます。

また、茶ゴケは水中の過剰な養分を糧として増殖しますので、茶ゴケが発生しているときにはエサのやり過ぎには注意したり、水草への肥料の添加は控えましょう。

茶ゴケを食べてくれる生き物

茶ゴケの除去には、巻貝やエビ類、オトシンクルスなどの生き物が有効です。

(熱帯魚)オトシンクルス(3匹) 本州・四国限定[生体]

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房状コケ(黒ひげゴケ、緑髭コケ)は水換えが足りないと生えてくる

黒っぽいひげのようなふさふさとしたコケです。

排水パイプや石、流木など硬いものに付着します。特に水の流れがあるところにはより密集して生えることが多いようです。

房状コケが発生した時の水槽の状態

房状コケは、水中にリンや硝酸塩が多いことが発生の原因と考えられています。
リンや硝酸塩はどちらも魚の糞や餌の食べ残しから生成されるため、簡単にいってしまえば水槽の水が汚れているのが原因ということになります。

しかし、水質の安定した水槽でも発生するこのあるコケなので、一概に水が悪いとは言い切れず、発生原因がわからないこともあります。

とにかく、水質が安定しても硝酸塩があると生えやすいので、水換えをしましょう!

対策

房状コケが発生した場合の除去方法ですが、まず水槽の表面についたものはスクレーパーなどを使って除去していきます。

流木や石、パイプなど水槽から取り出せるものについては、漂白剤に付けたり熱湯をかけることで除去することができます。

熱湯をかける場合には、その素材が熱に耐えられるものかどうかをよく確認してから実行するようにしてください。
また、房状コケを除去する薬品も市販されていますので、こちらを使用するのもとても有効です。

房状コケを食べてくれる生き物

房状コケを食べる生き物には巻貝、エビ類、オトシンクルスやプレコなどの生き物がいますが、どの生き物もほかのコケに比べるとあまり美味しくないのか、食いつきがよくありません。

そんな中、唯一房状コケを好んで食べてくれる生き物がサイアミーズフライングフォックスです。
ただし、房状コケの除去を目的とするならば数匹は入れないと効果はあまり得られないかもしれません。
また、サイアミーズフライングフォックスは成長するとあまりコケを食べない個体がいるため注意してください。

(熱帯魚)お一人様1点限り サイアミーズ・フライングフォックス(5匹) 北海道・九州・沖縄航空便要保温

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藍藻(らんそう)、のり状藻が生えてきたら濾過を見直そう

水槽の底や、底砂、背の低い水草などにべっとりと付着する緑色のコケのことを藍藻といいます。

藍藻は、正確にいうとコケではなくシアノバクテリアという細菌です。
発生したからと言って水槽の中の生体に影響を及ぼすことはありませんが、見た目があまり良くないので見つけたら早めに除去するようにしましょう。

藍藻が発生した時の水槽の状態

藍藻の多くは水の汚れが原因で発生します。
特に水の流れが悪くよどみやすいところに多く発生する傾向にあるようです。

藍藻が発生したときには水が汚れている、つまりはろ過能力の低下が疑われます。

フィルターが汚れていたりしないか、しっかりと動作しているかを確認してみましょう。
フィルターを交換したばかり、水槽を立ち上げたばかりなどの場合には、生物ろ過に必要なバクテリアが不足している可能性も考えられます。
バクテリア剤の投入などを検討してみましょう。

また藍藻の予防には定期的な水換えが欠かせません。
メンテナンスを怠らないよう気を付けましょう。

対策

藍藻は根強く付着するタイプのコケではないため、洗うことで簡単に除去することができます。

底砂に付着したものは、プロホースなどを使ってゴミと一緒に吸い出します。
水草は一度取り出して、バケツなどの水の中で軽くすすぐようにして洗うとよいでしょう。

藍藻を食べてくれる生き物

藍藻の除去には、良くコケを食べてくれるお掃除係の生き物が大活躍します。
特に、ヤマトヌマエビやミナミヌマエビ、ミニ・ブッシープレコなどの生き物がおすすめです。

(エビ・貝)ヤマトヌマエビ(5匹) 本州・四国限定[生体]

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まとめ:水槽のコケから状態を知ろう!水槽の状態が良いときに付着するコケとは?

水槽に発生するコケは、一度発生してしまうと除去するのに苦労することもあり、大変厄介なものと思っている方も多いでしょう。
コケ取りが大変でアクアリウムを辞めてしてしまう方もいると聞きます。

しかし、コケは今の水槽の状態をダイレクトに伝えてくれるサインともいえます。
コケから水槽の状態を正しくキャッチし、対策することでより良い環境にすることができるでしょう。

水槽が出すコケのサインを見逃さないよう、日々の観察を怠らないようにするとよいですね。

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