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令和時代のアクアリウムはこうなる!未来の熱帯魚水槽を徹底予測

ついに平成が終わり、令和の時代が始まりました。

今回の記事では、令和にふさわしい、未来の熱帯魚水槽をアクアガーデンが紹介します!

平成の31年間で、テクノロジーは大幅に進化しました。

ショルダーフォンがスマートフォンに、新幹線がリニアモーターカーに、小学生の将来の夢ランキングの1位がYoutuberになるくらいの進化です。

令和はどれくらいのテクノロジーが進歩し、そしてどんなアクアリウムを楽しめるようになるのでしょうか!

これが令和のアクアリウムだ!

これからご紹介するのは、「え、こんなものあるの!?」と息を呑む技術の数々。

すでに今現在、このような技術がひっそりと開発され、さらなる進化の時を待っているのです。

水中ドローン

ROBOSEA ビキ BIKI_W 白 水中ドローン 魚型 4Kカメラ

水中ドローンです!

2010年代に入り一気に加速したドローン開発ですが、ついには水中ドローンが誕生しました。

このBIKIと呼ばれる水中ドローンはクラウドファンディングで資金を集め開発されました。

クラウドファンディングっていうだけで未来感がすごい。

BIKIには高解像度の4Kカメラが搭載され、操縦はスマホで行います。

この水中ドローンはいわゆるトイドローンの様相を呈していますが、現在のところ、開発されている水中ドローンの大半が産業用ドローンです。

海底探査を行ったり、水中洞窟の地図を作成するのに役立てられたりなどですね。

令和では、さらに様々な水中ドローンが開発されることでしょう。

水槽に入れて、熱帯魚の目線でネイチャーアクアリウムの森を散策する。

そんな未来もそう遠くはないでしょう。

全自動水槽掃除ロボット「MOAI」

水中ルンバともいえる、水中お掃除ロボットです。

クラウドファンディングで驚異の300%越えの資金調達率を達成し開発されました。

超音波で水槽内をマッピング。当然、設定や操作はスマホで行います。

掃除後はルンバよろしく、自動で充電ドックに戻ります。

時間さえ設定しておけば、MOAI自身が掃除コースを自動で設定し、お掃除を開始してくれます。

す、すごすぎる・・・!!

さらにHDカメラが搭載されているので、外出先からも水槽の様子を簡単に確認できます。

お値段は200ドル越えと少々高め。

しかし、これだけの機能があるのだからむしろ安いかも…!?

これから、どんどんサードパーティ製の廉価な商品が出てくるでしょう。

楽しみですね!

フルスペクトルLED

ちょうど1年前、京セラから驚きの商品が発表されました。

その名も「CERAPHIC(セラフィック)」

フルスペクトルLED照明です。

これまで、人工の照明でフルスペクトルを実現しようとすると、様々なスペクトルの照明をいくつもいくつも並べて設置する必要がありました。

しかしこのCERAPHICは、一つの照明ですべての波長域をカバー。

世界初、フルスペクトルLEDが誕生したのです。

たった一つの照明で太陽光に非常に近い波長の光を全てカバーし、さらにスペクトルをカスタマイズしサンゴや水草が実際に生息する環境の光を再現したLED照明です。

サンゴを育てるには蛍光灯やメタルハライドランプが一番、と少し前までは言われていました。

それからLEDの時代が到来。しかし、やはり蛍光灯やメタハラの信頼は厚く、特にサンゴ用照明については根強いファンがい続けたのも事実です。

しかしCERAPHICの登場で、時代は大きく変わるでしょう。

「水俣条約」という、水銀公害抑制を目的に公布された条約により、2020年以降は水銀製品の製造や輸入が制限される関係で、水銀灯の一種であるメタハラランプは減少傾向にあります。

これから、フルスペクトルLEDの開発がどんどん加速してゆくのです。

アクアリウム×プロジェクションマッピング

技術自体は1960年代からあったとされますが、平成の30年でより洗練され、より美しく進化したのがプロジェクションマッピングです。

今では数多くのイベントで会場を華やかに盛り上げるプロジェクションマッピングですが、最近はアクアリウムと融合させた新感覚の展示イベントが大きな盛り上がりを見せています。

例えば、アートアクアリウム展は日本中にファンがいる、国内最大規模のアクアリウムイベントの一つです。

様々な形をした水槽に、様々な種類の金魚が優雅に泳ぐ、夏の風物詩のようなイベントです。

昨年は上海での開催を果たし、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いです。

また、アートアクアリウムは定期開催のイベントですが、マクセルアクアパーク品川はプロジェクションマッピングを展示に利用している水族館です。

こちらは水族館ですので、全ての水槽は常設です。

つまり、いつ見に行ってもアクアリウムとプロジェクションマッピングのコラボレーションを楽しむことができます!

東京の都心にある水族館で、狭い立地ながらも熱帯魚たちを綺麗に、そして面白く展示する工夫が盛りだくさんです。

今はイベントや水族館でしか楽しむことができないプロジェクションマッピングですが、今後さらに技術が進むとプロジェクターはさらに小型軽量化し、安く手に入るようになるでしょう。

今でも片手に載るくらいのプロジェクターがあります。

そうなると、ご自宅で自分のオリジナルプロジェクションマッピングで水槽を彩ることができるようになるかもしれませんね!

令和のアクアリウム まとめ

いかがでしょうか。

大真面目に考えた、令和のアクアリウムです。笑

アクアリウム業界は日進月歩。

例えば水草に二酸化炭素を添加したり、水槽がオールガラスになったり、サンゴを自宅で育てられるようになったのも、全て平成に入ってからです。

間違いなく、アクアリウムの新しい技術はどんどん進んでいきます。

どんな水槽ができるのか、楽しみですね!

令和になっても、変わらずアクアリウムを楽しんでいきましょう!

コメント

  1. suckiri より:

    MOAI、絶対買います!

    • 中島 より:

      とても便利だし面白い装置ですよね!
      ちょっぴり高めですので廉価版が待ち遠しいです。