宗教やスピリチュアルの世界では、幸運を呼んだり、おめでたいとされている生き物がいます。鯛がその代表的な例ですが、それ以外にも以下のような縁起がよいとされている水辺の生き物がいるんですよ。
- 金魚
- 錦鯉
- 紅白ソードテール
- ゴールデンモーリー
- ゴールデンベリフェラ
- ホワイトグローブ・シュリンプ
- ルリーシュリンプ
- キボシイシガメ
宗教や神話などで神様とのつながりのある生き物や、カラーなどがおめでたいとされていることが多いです。
今回はアクアリウムで飼育する生き物の中から、おめでたいカラーのものを選んでみました!
縁起のよい魚や生き物8選を動画で解説!
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トロピカが厳選した縁起の良い生き物、縁起の良い体色の魚などを音声付き、画像付きで解説しています。
トロピカではYouTubeチャンネル『トロピカチャンネル』を公開しています。
アクアリウム運用のコツやメンテナンス方法、熱帯魚の飼育方法を動画で解説しています。
おめでたい魚や水辺の生き物とは!
お隣の中国では空想上の動物ですが龍や鳳凰、麒麟というような生き物が縁起が良いとされています。日本でも仏教上や民話・伝承などから縁起が良いとされている生き物がいるんです。
縁起が良いとされる生き物
日本で縁起が良いとされている生物は、金魚や鯛などの赤い色の魚や、エビやカメといったものがいます。それぞれどのような理由から縁起が良いといわれているのでしょうか。
金魚
金魚は中国でも縁起が良いとされている魚で、中国語の「金余(お金があまること)」に発音が似ているため、金運上昇のシンボルとして人気がありますが、風水上では赤い金魚ではなく、黒か白がよいとされています。
日本では赤い金魚が縁起がよいとされていますが、これは「魔除け」的な意味合いからなんです。鮮やかな赤い金魚にはとても強力な呪力が宿っていて、病気や災厄を払いのけるという、赤い色への信仰があったからという説があります。
鯛
鯛はいろいろな種類がいますが、その中でも特に赤みの強い真鯛が縁起が良いといわれています。ちなみに真鯛の赤い色は、餌となるエビの殻に「アスタキサンチン」という、赤色色素が豊富に含まれているためだそうですよ。
鯛は「おめでたい」の「たい」の部分のロゴ合わせ的な意味合いもありますが、やはり病気や災厄を払いのける赤い色という意味もあり、おめでたいとされるものがお祝いの席にふさわしいということから縁起ものとされています。
エビ
エビは目が飛び出しゆでることで真っ赤になること、さらに力強く跳ね上がる力がとても強いため、縁起がよいだけでなく運気が強いことも象徴している生き物。
また腰の曲がっている姿と長いひげが老人をイメージし、「脱皮=古い体を脱ぎ捨て若返るので体が固まらない」というイメージから、永遠の若さの象徴として考えられているので、祝いの宴席にもよく登場します。
カメ
カメは昔から金運が上がる縁起物として知られていますが、これは中国が起源となっています。古代の中国では、仙人が住んでいるといわれている「蓬莱山(ほうらいさん)」からの使いといわれていて、知恵や長寿を象徴する生き物とされていました。
これが日本にそのまま伝ってきたことで、鶴と同じように長寿を意味する縁起の良い生き物とされているんです。ちなみにインドやギリシャなどでは、神話上で「巨大なカメが世界を支えている」という説があることから、「不動の象徴」にもなっているんですよ。
色合いがおめでたい!
生き物がおめでたいとされる理由の多くは、その「色」にあり「紅白」や「ゴールド(金)」の色合いが強いものほどおめでたいとされています。
紅白は民俗学や文化人類学上などでは「ハレ(晴れ)」を意味しているため、お祝いの席などの縁起物に使われるという説があります。
ゴールドは風水上では「富や繁栄」、「成功」を表現する色として幸運を呼び込む色とされているんです。
このようなことから、アクアリウムでもおめでたいカラーの生き物を選んで、運気UPを目指す人もいるほどなんですよ。
縁起の良い魚や生き物8選
これからご紹介していく縁起の良い水辺の生き物8選では、一般家庭でも飼育しやすく、比較的入手しやすい・初心者でも飼育しやすい丈夫な種類を選定してみました。
金魚
「縁起が良いとされる生き物」でもご紹介した金魚。赤単色だけでなく紅白のものもいますし、ふっくらとした体や優雅な印象を与える長い尾ひれが縁起ものとして好まれています。縁起が良いとされて人気があるのは琉金体型のもの。
夢占いでも夢の中のシチュエーションや金魚の状態などにもよりますが、吉夢とされることが多いです。
金魚の基本的な飼育方法に関しては、こちらのページで解説していますよ!
錦鯉
「鯉の滝登り」という言葉がありますが、これは中国に伝わる、急流である「龍門」という河を登り切った鯉が龍にあるという言い伝えが由来となっているそうです。
このことから「成功」「忍耐強さ」「勇気」の象徴とされ縁起がよいといわれ、スピリチュアルな世界では鯉が夢の中で飛び跳ねるのは吉夢とされています。
ひと昔前は庭の大きな池で飼育する人が多かったのですが、最近では一般家庭でも水槽飼育で鯉を飼う人が増えているんですよ。
錦鯉の水槽飼育に関しては、こちらのページで詳しく解説しています!
紅白ソードテール
ソードテールのカラーといえば、赤や赤黒などが多いですが、はっきりと紅白のボディカラーのものもいます。赤と白の割合は1匹ずつことなるため、気に入った色の出かたのものを選ぶのも楽しいです。紅白ソードテールは、目も赤いので水槽内で映えますよ。
ゴールデンモーリー
品種改良が盛んなモーリーですが、ゴールドダストライヤーモーリーのように、全身が華やかな印象を与えるゴールドのものもいます。厳密にいうと金色ではなく黄色味の強い体色なのですが、時折光る鱗がワンポイントになっていてかわいらしいですよ。
アクアリウム初心者さんでも飼育しやすく、丈夫、さらに増えやすいということから子宝に恵まれるという意味も考えられますね。
ゴールデンベリフェラ(ゴールデンセルフィンモーリー)
ゴールデンベリフェラは「ゴールデンセルフィンモーリー」の別名称です。どちらかというと朱赤に近いものが多いですが、黄色味の強いものもいます。成長すると10cmほどになり、背びれが大きく華やかで存在感たっぷりな熱帯魚です。
ホワイトグローブ・シュリンプ
ホワイトグローブ・シュリンプは淡水エビなのですが、真っ赤なボディに白い斑点、そして前足が白く、外見が海水エビのように見えるオシャレなエビ。
小型のエビですがレッドビーシュリンプと比べると水質に敏感で、飼育難易度はやや高めですが水草にとても良く映えるエビです。
ルリ―シュリンプ
チェリーシュリンプの変種といわれているルリ―シュリンプは、クリアベースのボディに赤い色が綺麗に乗っている小型のエビ。胴体部分が透明で、頭やしっぽに赤い色が出るという特徴があります。
紅白がはっきりとわかりやすいエビで、水草の合間から見える姿がとてもかわいらしいですよ。
キボシイシガメ
カメは成長すると大きくなるものがほとんどですが、キボシイシガメは大きくても13cmほどと、一般家庭の水槽でも飼育しやすいカメです。甲羅の黄色いドット模様が可愛らしく、「黄色=ゴールド」という連想からめでたいイメージを感じることができます。
低温に強いカメなので、日本の冬も乗り切ることができますが、冬眠が難しい種類なのでなるべくなら冬はヒーターを使用して適温を維持してあげましょう。
カメの基本的な飼育方法については、こちらのページでチェック!
まとめ:新年におすすめ!金魚など縁起のよい魚や生き物8選!おめでたい魚で彩ろう
今回は縁起が良いとされている水辺の生き物を8種類ご紹介しました。縁起の由縁などはそれぞれの生き物によってさまざまな説がありますが、昔から縁起物と呼ばれている生き物を見ると何だか運気が上がるような気がしますよね。
運気が落ちていると思うのなら、風水で運気上げや開運によいとされている水辺の生き物を、自宅水槽に入れてみるのもよいかもしれませんよ。
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