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水槽レイアウトは高さを出そう!迫力ある水景を作るポイントを解説します

水槽レイアウトはアクアリストにとって悩みのタネになりやすく、どうすればいいかわからなくなってしまいがちですが、そんなときは高さのあるレイアウトがおすすめで、次のような魅力があります。

  • ダイナミックに世界観を演出
  • 奥行きを出せる
  • 大ぶりな素材を活かせる

今回は立体感を持たせたいときにも向いている高さのあるレイアウトの魅力や、高さを出すためのポイント、演出アイテムなどをご紹介します。

高さのある水槽レイアウトの魅力!

水槽はレイアウトによってさまざまな見せ方が可能で、アクアリストのセンスも問われるところです。そのため悩みになりがちですが、高さのあるレイアウトは魅力も豊富で、立体感を持たせた見た目に仕上げられます。

ここからは高さがあるレイアウトの魅力を見ていきます。

ダイナミックに世界観を演出

高さがあるレイアウトを作る場合、おのずと後景や背景なども作りこむことが多く、それだけ大変になりがち。しかしこのデメリットは背景まで作りこめるので迫力のある世界観を演出できるというメリットでもあるんです。また高さを持たせることで構図も作りやすくなります。

奥行きを出せる

水槽に奥行きを持たせようとするとそれだけ大きな水槽が必要になるので、予算との相談で折り合いがつかないことも少なくありません。でも水草や石など高さが異なるアイテムを配置し、高低差を生み出すことで実際には奥行き幅が少ないような水槽でも奥行きのある見た目を作り出すことが可能になるんです。

大ぶりな素材を活かせる

高さのあるレイアウトにすると、オープンアクアリウムなど 流木や水草が水槽からはみ出るような場合でもバランスの取れたレイアウトにできます。

曲線が美しいものも多く、味のあるレイアウトを生み出せるホーンウッドなどの木材はサイズが大きめなため、使い方に苦労する場合も多いですが、高さを持たせることでこういったアイテムも存分に活かすことが可能です。

水槽レイアウトに高さを出すポイント

高さのあるレイアウトを作りたいと思っても、実際にどんな点に気を付けていいかがわかっていないと思ったような結果を得るのはなかなか難しいです。

そこでここからはどのようなポイントが重要かを見ていきます。

成長速度の違う水草を配置する

水草を使う場合はグリーンロタラやハイグロフィラといった成長が早く、背も高くなる水草を後・背景に使って高さとアクセントを演出します。

それとは別にミクロソリウム・アヌビアスナナなどの成長が遅く、なおかつトリミングの手間が少ない水草を前・中景に配置し、いつでもボリュームを保つようなレイアウトにすると高低差が生まれ、なおかつ自然に近いような見た目に仕上げることもできるんです。

大きな岩や流木を使う

高さを持たせる場合は岩や流木といったサイズの大きいものを最低1つ以上使用するとレイアウトを整えやすくなります。水槽にフタをするかしないかも大きなポイントで、フタをするレイアウトでももちろん高低差を作ってダイナミックに見せることも可能です。

しかしオープンアクアリウムなど流木などが水槽から突き出すレイアウトが見せる迫力はまた一味違ったもので、飼育する生体によって分けるといい結果につながりやすいです。

水槽の高さを演出するアイテム3選

高さを演出できるアイテムについては前章でもいくつかご紹介しましたが、ここでは流木や石などに注目して、その中でも特に使い勝手のいい3つのアイテムをご紹介していきます。

ホーンウッド

ソネケミファ ブラックホーン L (1個) 流木 水槽用レイアウト 観賞魚用品

ホーンウッドは英字でのhorn woodの表記どおり動物の角のような形状をした流木のことで、水槽のレイアウトに使われることが多いアイテムです。さまざまな種類がある流木の中でも曲線の美しさという面ではピカイチで、高さのあるレイアウトに採り入れた場合他のものよりもヌケ感を演出できるのもポイント。

大型のホーンウッドを使う場合、水槽内に収まりきらずはみ出すことも少なくありませんが、高さがあるレイアウトではこれを味にすることもできるのでそれもまた良し、です。

風山石

形状お任せ 風山石 粒サイズ(約1~6cm) 1kg

削られた岩肌や特徴的な色合いなどアクアリウムに使われるさまざまな石の中でも表情が豊かな特徴があります。そのため大きなサイズのものを入れても異なるニュアンスを楽しめますし、風山石は水草を活着させやすい特徴も持つので、高さを持たせたいときにより使いやすいアイテムです。

ウォールロック

ウォールロックは水槽の背景などに使われるバックウォールに本物の石を組み込んだアイテムです。重さがあるなど扱いに苦労する部分はありますが、水槽のサイズに合わせられれば初心者でも手軽に凝ったレイアウトが作れますし、高さも出せるのでレイアウトを考えるのが大変という人にもおすすめ。

またショップで売られているウォールロックは使われている石に同じものはないので、すべてが一点ものというのもポイントのひとつです。

まとめ:水槽レイアウトは高さを出そう!迫力ある水景を作るポイントを解説します

水槽のレイアウトはどんなものを飼育するかはもちろんですが、どんなアイテムを使ってどういったコンセプトにするかも重要で、方向性を決めるのも悩みがちになりやすいです。

今回は高さのあるレイアウトの魅力や、高さを出すためのポイント、おすすめアイテムなどをご紹介しましたが、さまざまなアイテムを使い立体感を出せるので「ネイチャーアクアリウム」のような自然を切り取ったような景観の再現にも向いています。

水槽のレイアウトを高さのあるものにしたいとお考えの際はこの記事を参考に、ダイナミックに世界観を演出してみてはいかがでしょうか?

コメント

  1. トシ より:

    とても参考になりました。
    ありがとうございます。

  2. 多趣味パパ より:

    あれこれ勉強中ですが、angleより生むか易しで為になる先人のお話に夢中に、なりつつ有ります。

    ありがとうございます。

    • 中島 より:

      コメントありがとうございます!
      アクアリウムは奥が深く、研究も非常に楽しい趣味です。
      すてきな水槽をお楽しみくださいね。