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金魚の魅力とは!日本人と金魚の関係から、可愛らしさのポイントを解説!

金魚と言えば知らない人はいない、とても馴染み深い魚です。熱帯魚ショップやホームセンターで見る機会も少なくありませんし、お祭りの金魚すくいで連れ帰って飼ったことがある人もいるのではないでしょうか。

そんな身近な存在である金魚ですが、実は奥が深い魚でもあります。とても品種が多く、見たことがない外見だったり、金魚らしからぬ振る舞いをしたりなど、慣れ親しんだ姿とは違った一面を持つ金魚も。

今回はそんな金魚の魅力について、日本人と金魚の関係から可愛らしさのポイント、予想外の一面まで、幅広く解説します。

金魚が魅力的な理由5つ!

金魚は子どもから大人まで幅広く愛される魚です。その理由は美しい外見や愛らしい仕草に限ったことではありません。ここでは、数ある中から金魚が魅力的な理由を5つご紹介します。

色が鮮やか!

金魚は中国生まれながら、日本人に深く愛されている魚です。金魚はその名の通り、とても色鮮やか。よく目にする赤いものから白、黒までさまざまな色のものがいます。特に紅白は日本では昔からめでたい色合いとされてきました。「ショートケーキが定着したのは紅白だから」と言われるくらい、その色合いは日本人に響きやすいようです。

また、縁起物としてキーホルダーやお財布など、金魚をモチーフにしたグッズが数多く販売されていることから、金魚の色合いが多くの人に自然と受け入れられていることがわかります。

人に懐く!

金魚は人に懐きやすい魚です。餌のおねだり、通称“餌くれダンス”も飼い始めてから短期間で開始します。近付いたら寄ってきてくれる愛想の良さから、ついつい餌を多めにやってしまいがちですが、金魚の健康面も考えてグッとこらえましょう。

水槽越しに指を追っかける姿は可愛さ満点で、思わず笑みがこぼれます。また、口をパクパクさせて音を鳴らすのはもちろん、水温計をカチカチさせたり、中には鳴いたりする金魚も。これだけ人に懐き、さまざまな表情を見せてくれるのですから、人気なのも頷けます。

伊勢に「しゃべる金魚」「うったえる金魚」

品種が多い!

品種も多く、さまざまな色合いや体型の金魚がいるもの魅力の一つです。一般的に知られている琉金や和金、出目金、コメット、らんちゅうから、ちょっとマニアックな頂点眼、ブリストル朱文金、水泡眼など、他にも特徴的な金魚はたくさんいます。

鱗の質感が違ったり、ヒレの形が独特であったりと自分の好みを見つけやすいのも人気の理由です。また、品種によって飼いやすさも異なるため、初心者から玄人まで、それぞれに合った金魚を選ぶことができる点も金魚愛好家の増加につながっています。

泳ぎ・動きがカワイイ!

金魚のかわいい泳ぎ方や動きに魅力を感じる人も少なくありません。らんちゅうなどの三つ尾~四つ尾の金魚や琉金のような尾鰭の長い金魚は泳ぎが得意ではありませんが、尾鰭をふりふりしながら一生懸命に泳ぐ姿はかえって愛らしいです。

また、口を伸ばす・餌を頬張る・あくびをするなど、愛嬌たっぷりのその姿を眺めていると、ついつい時間を忘れてしまいます。

日本人に馴染み深い!

日本人に馴染みが深いため、ほとんどの人が金魚を子どもの頃から知っています。お祭りの金魚すくいがきっかけで金魚を飼ったことがある人も少なくないのではないでしょうか。幼い頃から接する機会の多い金魚に嫌悪感を抱く人は少なく、親しみ深い魚として日本人に馴染んでいます。

そのため、金魚を展示するイベントは子どもから大人まで人気があります。最近では金魚の魅力を前面に押し出した展示の「アートアクアリム」が多くの注目を集めています。

金魚の可愛らしさと飼育用品の関係

金魚の魅力は飼育用品によってより一層引き立ちます。ここでは、金魚飼育と関係が深いマストアイテムをご紹介します。魅力を上げるだけでなく、金魚飼育の上であると良いアイテムもあるので、飼育している方にもおすすめです。

金魚鉢と金魚

金魚と聞いて金魚鉢で泳いでいる光景を思い浮かべる人もいることでしょう。「金魚鉢+金魚」というだけで、魅力を感じてしまいます。もともと、普段池で飼育している金魚を夏季の間だけ身近に置いて涼を得るのが目的で広まったと言われています。

そのため、スペースが狭く水量も少ないことから、水質が悪化しやすく、長期飼育には向きません。ただ、短い時間であっても金魚鉢で泳ぐ姿を見られるだけで、癒し効果は十分です。

金魚藻と金魚

金魚が好む水草としてマツモ・カボンバ・アナカリスなどが有名です。柔らかい緑の葉を広げ伸びる水草はヒレをなびかせながら泳ぐ赤い金魚の姿を際立たせ、魅力をアップさせます。また、金魚は草食性が強い魚のため、水草を好んで食べます。金魚を引き立て、オヤツにもなる水草はとても優秀な存在と言えるでしょう。

ぶくぶく(エアレーション)と金魚

金魚は酸素を多く必要とする魚のため、エアレーションはマストアイテムです。基本的に丈夫な魚ですが酸欠には気を付ける必要があります。また、たくさんの気泡により、夏には涼し気なイメージがアップ。

水槽内にエアーストーンを複数配置すれば、気泡のカーテンとゆらめく金魚の姿に癒されます。ぶくぶくは金魚の健康面だけでなく視覚的にも相性が良いです。

赤虫と金魚

金魚は赤虫が大好きです。与えるとすごい勢いで食べ始め、ハイテンションで喜ぶ姿を見ることができます。また、栄養価も高く、種類によってはビタミンが添加されているものもあるため、健康面でも金魚との相性は抜群です。金魚が赤虫を嬉しそうに食べる姿を見ると、つられて嬉しくなってしまいます。

まとめ:金魚の魅力とは!日本人と金魚の関係から、可愛らしさのポイントを解説!

金魚は日本人と関係が深く、多種多様な外見と可愛らしい仕草から、たくさんの人に愛されています。馴染みが深いということは、それだけ長い時間多くの人と接してきたからに他なりません。

そして、飽きられることなく人々の関心を引き続けられるのは、魅力あふれる魚だからこそ。この記事を通してそんな金魚の魅力が伝われば幸いです。