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金魚のための水作り法!水道水を金魚向きの水質に調整するポイントとは!

日本でもっともポピュラーな観賞魚と言えば、金魚ではないでしょうか。

流通量が多い金魚はホームセンターなどでも販売されていることがあり、日本の水道水と同じ中性の水質を好むなど、気軽に飼育できるのが魅力のひとつです。

しかし、金魚は意外と病気にかかりやすく、急な水質の変化に弱いということをご存知でしたか?

今回は金魚が長生きする棲みやすい飼育環境を整えるため、飼育水の作り方メンテナンスのコツなどをご紹介していきます。
これから金魚の飼育を考えているという方は、是非こちらのページを参考にしてくださいね。

金魚の棲みやすい水とは

金魚に適した飼育水ということで、

  • 水のpH値
  • 水流の強さ
  • エアレーションの必要性

こちらの3つの項目に分けて解説していきます。
しっかりと確認しておきましょう。

pHは7.0程度が理想!

テトラ (Tetra) pHトロピカル試薬 (5.0-10.0)

金魚に適したpHは7.0程度です。
これは日本の水道水と同程度なので、ほとんどの地域ではカルキを抜いた水道水をそのまま金魚の飼育水として利用できます。

念の為に必ず水道水のpH値を測定し、水温を金魚にとっての適温である25℃程度にしてから使用しましょう。

また、飼育水は定期的な水換えが必要です。
フィルターだけでは取り除けない有害物質や餌の食べ残しなどが水槽内に溜まってしまうため、水換えをして美しい水槽を維持しましょう。

水換えをしない場合の危険性や適切な水換えのタイミングについては、以下の記事で解説しています。


強過ぎる水流は避けよう

和金(ワキン)やコメットなど長手タイプの品種を除いて、ほとんどの金魚は泳ぎがあまり得意ではありません。体の大きな金魚であっても、泳ぎ疲れて弱ってしまう恐れがあるのです。

特に琉金(リュウキン)やランチュウのような丸手タイプは強すぎる水流が大きなストレスになってしまうため、ろ過器を強力にしすぎず、ある程度水流を抑えるような工夫が必要となります。

たとえば上部フィルターの排出口を壁面に向けるなどして、水面の水流が穏やかになるよう対策をしましょう。

エアレーションは金魚のマストアイテム

水作 水心 SSPP-3S

エアレーションは金魚の飼育において、かなり必要性の高いアイテムです。

小さな金魚鉢やたらいなど、エアレーションの無い空間でも生活しているイメージの強い金魚ですが、実は意外と多くの酸素を消費します
水中の酸素が豊富なほど活性化し、金魚の成長を促す効果もはたらくのです。

ご紹介している水作の水心SSPP-3Sは金魚のように強い水流を好まない魚にも使用できるよう、エアーポンプの流量を調節する機能が備わっています。
金魚を飼育する際はこのようなエアレーションを使って、水中の溶存酸素量を増やしてやりましょう。

金魚のための水質調整方法

ここからは、金魚の飼育に適した水質へ調節するための方法をいくつかご紹介していきます。

ろ材をこまめにメンテナンスする

観賞魚全般的に言えることですが、金魚は水質の中でも特にpHをきちんと調節することが飼育のポイントです。

冒頭で「金魚に適したpHは日本の水道水と同じ」という説明をしました。
しかしこれはあくまでも、生き物を何も入れてないクリアな飼育水での話です。
金魚は餌をよく食べフンもたくさんするので、それらを放置するとpHはすぐに下がってきてしまいます。

他の魚と比較するとろ材も汚れやすいため、定期的にろ材をすすぎ、ウールマットなどは新しいものと交換するようにしましょう

ただし、注意したいのが一度に交換するろ材の量です。

すべてのろ材を一気に交換すると、水質を安定させる有益なバクテリアも除去することになってしまいます。
バクテリアが激減しないよう、一度に交換する量は全体の1/3~半分程度に留めておきましょう。

金魚におすすめのろ過装置について解説した記事もありますので、是非参考にしてください。


カキガラやpH調整剤を使う

OーOー(オーオー)特選 国産牡蠣殻 かきがら メダカ、金魚弱アルカリ性水質 (牡蠣殻800g)

水換えやろ材の交換をしてもpHが低下してしまう場合は、牡蠣(カキ)の殻を使った調整方法がおすすめです。

牡蠣殻の主成分は、炭酸カルシウムなどのミネラル。それらの成分が水に溶け出すことで、低下したpHを中性~弱アルカリ性に保つ効果があるのです

一度に大量の牡蠣殻を入れてしまうと水質が急変するおそれがあるため、少しずつ様子を見ながら水槽に投入します。
殻には汚れが付着していることが多いので、たわしなどでしっかりと洗ってから使用しましょう

フンをこまめに掃除する!

ジェックス メダカ元気 スポイト 卵・稚魚の移動 水換え お掃除用

「金魚のフン」なんて言葉があるように、金魚がフンをする姿を見るのは決して珍しいことではありません。
そのくらい金魚はたくさんフンをするため、すぐに水槽の底に溜まってしまいます。

フンは魚にとって有害なアンモニアを放出するので、水質が悪化し大変危険です。
水槽をよく観察して、小型水槽であれば3日に一度中型~大型水槽であれば少なくとも1週間に一度はフンを掃除しましょう。

金魚のフンを掃除するには、長いスポイトがおすすめです。
「水換えをするほどではないけどフンの掃除をしたい」というときに、とても重宝します。

金魚飼育には殺菌灯も有効

ゼンスイ 紫外線殺菌灯 UVバズーカ 13W

殺菌灯は必須ではなくお好みですが、あると便利なアイテムです。

殺菌灯とは紫外線による殺菌効果を利用することで、病原体やコケの胞子を死滅させたり排泄物などの有機物の分解を促すための器具を指します。
通常はポンプから吸い出した飼育水を殺菌灯に通してから循環させるため、紫外線の効果が魚や水草などに悪い影響を与えることはありません。

アクアガーデンでは、金魚展示の際に殺菌灯を使用することが多いです。

接続には外部フィルターが必要ですが、金魚は病気になりやすいため、予防の意味も込めて取り付けておいた方が安心です。

ご紹介しているゼンスイのUVバズーカは500L以下(45~120cmまで)が適合水槽ですが、コストパフォーマンスが高く初心者の方にもおすすめの商品です。
他にもおすすめの殺菌灯についてはこちらの記事で特集していますので、ご覧になってみてくださいね。

まとめ:金魚のための水作り法!水道水を金魚向きの水質に調整するポイントとは!

金魚は意外と繊細で、病気にかかりやすい魚です。
飼育するときは金魚にとって居心地の良い環境になるよう、飼育水のpH水流に気を遣い、エアレーションなどを使用して水中の溶存酸素量を高く保つ工夫をしましょう。

また、金魚は胃を持たず頻繁にフンをするため、スポイトなどを使ってこまめに掃除することも大切です。

基本的な金魚の飼い方や病気の原因にもなる消化不良の治し方について解説した記事もありますので、これから金魚の飼育を考えている方は合わせて読んでみてくださいね。