熱帯魚・金魚の水槽・アクアリウム情報メディアサイト「トロピカ」

フォローする

水槽の調子が悪いときってどんな時?機材や水質の状態を知る方法と対処法

みなさんは、水槽の調子が悪い時をどこで見極めていますか。

多くの方は水槽の水が濁った、またはコケが多いと一般的な水槽の状態が良くないと言われる症状を目の当たりして、コケ取りや換水をするなどの対応をするのではないでしょうか。

たしかに、コケが発生したり水槽の水が濁ったりするのは、バクテリアのバランスが崩れていることで水質が悪化している可能性はあります。

しかし、じつは水質が悪化しているのは、ろ過フィルターや水槽照明用タイマーなどのアクアリウム機材が故障していて正常に作動していない可能性もあることを忘れてはなりません。

単純に換水だけで対処してしまうと、その後の解決まで時間を要するものです。

そこでここでは、水槽の調子が悪い時の症状から原因と対処法まで解説します。

水槽の調子が悪い時の症状

水槽の調子が悪い時は、大きく4つの症状が発生します。

  1. 水槽内の生体が衰弱している
  2. コケが激しく発生している
  3. 水が濁っている、淀んでいる
  4. 水が臭い

上記のどれか1つでも発生した場合は、早急に原因を追究し対処する必要がります。

なお、水槽の調子が悪い時は冒頭でお話したように、水質確認と同時にアクアリウム機材も正常に作動しているか確認をしなければなりません。

では、どのように水質やアクアリウム機材が正常か確認すれば良いのでしょうか。

水槽の水質と機材を確認する方法についてお伝えしていきます。

水質の状態を確認するには

水質の状態を確認するには、大きく2つあります。

それぞれ解説していきます。

感覚で判断する

水質が悪い時は、目視や嗅覚で確認できることも多いのです。

水槽に発生するコケが多い、水が濁っている、水が臭いといった症状が発生した場合は、水槽内のバクテリアバランスが崩れている可能性があります。

計測して判断する

アクアリウム用水質検査キットなどを使い、実際に計測して数値で確認をする方法があります。

試験紙を使い計測するのが簡易的にできておすすめです。

本格的に計測したい場合はデジタル計測器を使うことで、より正確な値を知ることができます。

そして、上記確認をした後に異常が分かる場合には、水槽機材の調子が悪い可能性があります。

それでは続いて、水槽機材の状態を知る方法について解説します。

水槽機材の状態を確認するには

水槽機材の状態を確認するには、目視で確認することができます。

代表的な水槽機材の確認方法について、解説します。

ろ過フィルターの確認方法

テトラ (Tetra) オートワンタッチフィルター AT-60

例えば、ろ過フィルターの場合を解説すると、ろ過フィルターが正常に作動していない場合に分かる症状として、ろ過フィルターから排出される水の排水量が低下します。

ろ過された水の排水量が減るということは、ろ過能力が低下しているということです。

そのため、正常時の水流の強さを把握しておき、流量が低下していないか定期的に確認をすることをおすすめします。

そして、ろ過フィルターの機材によっては、ろ過フィルターの外側から光を当てるとろ過槽内の汚れを確認することもできますので、こちらも定期的に確認をしましょう。

水槽ヒーターの確認方法

テトラ (Tetra) 水槽 26℃ミニヒーター 100W

設置当初は安定していたが、ここ最近思うように安定しない場合で設定水温より低いときは、保温能力が劣化している可能性があります。

まずは、どの程度使用しているか年数を確認し、2年以上経過している場合は交換を検討しましょう。

エアーポンプの確認方法

水作 水心 SSPP-3S

エアーポンプが正常に作動しているか確認する方法はいたって簡単で、設置当初よりエアレーションの泡量が減っていないか確認をするだけです。

もし、エアー量が減っている場合は、エアーポンプの空気を取り込む場所が詰まっていないか、エアーチューブが潰れていないか、そしてエアーストーンが汚れていないかを確認するようにしましょう。

照明用タイマー

リーベックス(Revex) コンセント タイマー スイッチ式 カバー付き プログラムタイマーEX PT77

じつは、水槽にコケが発生する大きな原因の1つとして、水槽照明用タイマーが故障しているといった原因は非常に多いです。

常時電源とタイマーの切り替えが間違っていないか、現在時刻が正しいか確認をしましょう。

量販店で販売している1,500円前後で販売されているアナログタイマーは、安価なことはメリットですが、耐久性にやや不安が残ります。

水槽にコケが発生した時は、一度確認をして異常があれば正しく調整、調整後様子を見てそれでもおかしい場合は、交換することをおすすめします。

他にもさまざまな水槽機材を設置している場合は、設置当初の正常な能力をキープできているか確認するようにしましょう。

水槽機材が問題無い場合は、水槽メンテナンス回数を定期的に実施し水槽状況の改善に努めていきましょう。

まとめ: 水槽の調子が悪いときってどんな時?機材や水質の状態を知る方法と対処法

いかがでしたか。

水槽の調子が悪い時の症状と、機材や水質の状態を知る方法、そして対処法を解説しました。

水槽管理をおこなっていれば 誰でも1度はここで解説した水槽トラブルを経験することになるのはほぼ間違いないでしょう。

しかし、そのような状況となっても慌てずに、順序立てて解決することをおすすめします。

最後に、水槽が順調で美しい状態をまずはキープできるようにすることも大切です。

そうすると、少しでも調子が悪くなれば気付きやすいというメリットもあるからです。

ちょっとした変化を見逃さず、常に安定した水槽管理を目指していきましょう!

コメント

  1. チビハンター より:

    プレコとカージナルテトラを飼ってますが水槽が濁ってきました。フィルターと水を少しづつ とりかえてますが、まだ濁ってます。どうすればクリアになりますか?教えて下さい!お願いします。

    • 中島 より:

      白濁りの原因はバクテリアがうまく定着できなかった・微細なゴミが舞っている、などがあります。
      エアレーションを行ったり、フィルターに活性炭を追加すると解消しやすいですよ。

      こちらの記事も是非読んでください!
      https://tropica.jp/2018/06/01/post-15623/