アクアリウム未経験者や初心者さんの場合、水草というと緑色の物ばかりだと思っている人が多いですよね。でも陸上の植物のように水草にも赤系のものがあるんですよ。
- オレンジミリオフィラム
- アルアナの夕焼け
- ロタラ ロトンディフォリア
- アルテルナンテラレインキー
- レッドルドウィジア
- ロタラ・ワリッキー(リスのしっぽ)
- アラグアイア シャープリーフ ハイグロ
これらの赤系水草は、秋の紅葉をイメージさせる水槽レイアウトにぴったりなんです!
今回は秋にピッタリな赤系の水草を7種類ご紹介、さらに赤みを強くする方法についてもお話ししていきます!
おすすめの秋色水草7選!
さっそく秋にピッタリな、おすすめの赤系水草を7種類ご紹介していきます。赤系水草は「秋」というキーワードにこだわらず、普段の水槽レイアウトのワンポイントにもなってくれる水草ばかりです。
ただ赤系・秋色の水草は水上葉の状態で販売されていることが多く、購入してきたときは緑色をしていることも。水槽に入れて水中葉が育ってくると、ようやく赤い色が出るものがほとんどなんです。
水上葉と水中葉の違いについてはこちらの記事をチェック!
赤い水草についてはこちらの記事をチェック!
オレンジミリオフィラム
「ミリオフィラムsp.オレンジ」という名称でも流通している水草です。葉の1枚1枚が細長く、繊細で水草1本を全体で見ると鳥の羽根というイメージがわいてきます。育成環境によって黄緑~黄色~オレンジなどと色が変わりやすい水草なので、赤を強く出したい場合には、赤系水草育成ポイントをしっかりと守って育ててあげましょう。
水上葉から水中葉にする場合、一度葉が全部枯れてしまいますが、なじみが早いので1週間もすれば新芽が出てきます。上に向かって成長する水草なので、高さのある水槽にオススメ。
アルアナの夕焼け
原産国はブラジルで、最近になって市場に流通するようになった水草です。水中葉は、黒みの強い赤なので、秋の夕暮れといった雰囲気を出したいときや、ハロウィン用の水槽レイアウトなどにも使いやすいですよ
CO2の添加必須、高光量・追肥が必要なので、アクアリウム初心者さんには少し難しい水草です。
ロタラ ロトンディフォリア
アクアリウム初心者向けの赤系水草として紹介されることの多い水草です。同じ水槽内に魚やエビなどの生き物が十分に数いる状態なら、CO2や追肥の必要がないといわれるほど。
ただし、育成が簡単といわれていても、やはり環境によって葉の色が変化します。光量や栄養が少ないと葉の色はライトグリーン~少し赤さを帯びる程度ですが、高光量と追肥を与えることで赤が強くでてきます。
また、光に向かって育つ傾向にあるため、水槽用照明の光の角度によっては茎が曲がってしまうことも。きれいに育てたいならば、照明の角度には注意しましょう。
アルテルナンテラレインキー
色鮮やかな赤が目をひく水草で、CO2なしでも育てることができます。水上葉の状態で販売されていることが多いですが、水に割と早くなじむ水草です。
水槽レイアウトに濃い赤が欲しいときにオススメですが、新芽はエビなどの食害被害に遭いやすいという特徴もあります。
レッドルドウィジア
先に紹介した「オレンジミリオフィラム」と同じように、黄緑から赤へ葉の色が変わる品種。葉は成長すると大きく波打つのが特徴ですが、やはり育成環境をしっかりと整えないと綺麗な赤色が出てきません。
草丈は大きいものだと50cmほどになることもあるので、高さのある水槽での育成をおすすめします。
ロタラ・ワリッキー(リスのしっぽ)
葉のふさふさ具合から「リスのしっぽ」という別名を持つ水草。この水草もやはり水上ではグリーンですが、水中葉に切り替わることで、オレンジ~赤茶色へと変化していきます。
草丈がそれなりにあるので、水槽レイアウトでは中景~後景で使用されることが多いです。水槽内で点在させるよりも、一カ所にまとめて植えることで、ボリューム感を出し秋らしいオレンジや赤が目立つようになります。
アラグアイア シャープリーフ ハイグロ
この水草は光量が強いと斜め方向や横に広がっていくので、育成する際にクセのある水草。
茎はかなりしっかりしていて硬く、葉は細長い形状をしていて、色はグリーンから赤茶色へと変化します。成長スピードはそれほど速くなく、草丈的にも中景のワンポイントにするのがオススメ。
秋色水草の赤みを強くする方法
今回ご紹介した秋色水草の発色をよりよくするための育成ポイントは、赤系の水草の育成と同じです。ソイル・水草用の水槽用照明、そしてCO2と肥料を上手く使うことで葉を赤く色づかせることができます。
また成長して増えた葉や新芽は、適度にトリミングして葉の密度を保つことで、水流の停滞を防ぎ水草が傷むのを防ぎやすくなります。
ふさふさとした葉が温かみのあるイメージを作り出すレイアウトを作りたいのであれば、液肥・固形肥料なども積極的に使って、しっかりと丈夫な水草に育てあげましょう。
水草でも水流が苦手な品種があります。例えば、オレンジミリオフィラムやロタラ・ワリッキーなどは、繊細な見た目どおり強い水流だと葉を痛めてしまいます。そのため穏やかな水流で育てること、水槽内でも穏やかな場所に植え付けることがポイントです。
水草の葉の色を赤くするポイントについては、こちらの記事で詳しく解説しています!
まとめ:赤い水草でアクアリウムに秋を演出!おすすめの秋色水草7選をご紹介!
秋をイメージする水槽レイアウトにピッタリな、秋色水草をご紹介しましたが、好みのものはありましたか?
赤やオレンジ系は色を保つためにCO2添加が必要だったり、光量の調整が難しく、アクアリウム初心者さんには少し敷居が高いかもしれません。
赤やオレンジ系でも、アクアリウム初心者向け・水草育成初心者向けのものもあるので、はじめはそういった育成が簡単なものを育てて、追肥やトリミングのタイミングなどを掴んでいけば失敗しにくいですよ。
素敵な秋色レイアウト水槽を作ってくださいね!
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