動画「メダカと一緒に飼える魚や生き物~おすすめ5選と飼育の注意点」の見どころと紹介商品

「メダカと一緒に飼える魚や生き物~おすすめ5選」の見どころは?

トロピカや、トロピカを運営する東京アクアガーデンのホームページには、水槽レンタルサービスだけではなく飼育に関するお問い合わせも来ます。
飼育について問い合わせしたい方はこちらをチェック!

そしてよくあるのが「メダカと一緒に飼える生き物はいる?」というもの。
メダカ飼育はコロナ渦に起きたブームから、今でも続々と愛好家を増やしている魅力がいっぱいの観賞魚ですが、飼育に慣れてくると『他の魚や生き物も育ててみたいな~』と思う方が多いようです。

そんな皆様の疑問を解決できるのが、今回ご紹介する「メダカと一緒に飼える魚や生き物は何がいる?おすすめ生体5選と飼育の注意点!」という動画です!

忙しい方、通信制限がかかって動画はちょっと……という方のために、見どころとおすすめ生体を解説します。

混泳ポイント

まず初めに、メダカと他の魚や生き物を混泳させるうえでの重要なポイントです。

メダカと混泳させられる生き物はたくさんいますが、逆に他の生き物と同じ水槽で暮らすのが苦手なメダカというのもいます。

メダカは品種改良が盛んにおこなわれている観賞魚で、その数は数えきれないほど。今この時にも新しい品種のメダカが生まれています。
そして、品種改良したメダカ同士を掛け合わせたものの中には、泳ぎが下手なメダカや、いろんな意味で弱いメダカがいます。
混泳させるうえで、エサを食べる前に他の生き物に食べつくされてしまう、いじめられてしまうといったトラブルは避けなければいけません。

そのため、品種改良メダカの中でも原種に近いメダカの方が、混泳に向いているといえます。

メダカの品種については『メダカの飼い方 水槽設置から繁殖まで一生使えるメダカの教科書』というページや、メダカの種類について解説した記事で詳しく紹介しているので、そちらもご覧ください。

さらに、メダカと他の生体を混泳させると、繁殖が難しくなるという問題もあります。
混泳させる生体を気を付けて選んでも、多種がそばにいる緊張から卵をうまくなる傾向があり、そしてもし卵が産んでも、メダカの卵は小さいので多種にエサと勘違いされて食べられてしまうことがあります。

メダカと混泳できる生き物1:ドジョウ

食べるドジョウではなく、アクアリウムで飼育できる種類のドジョウがアクアリウムショップで販売されています。
少し地味なイメージがありますが、ひょうきんな顔がチャーミング。模様があるドジョウや、カラフルなドジョウもいます。

砂の上や砂の中など、水槽の下の方で生きる水生生物なので、メダカとは泳ぐ場所が違うので、都会のマンションでのご近所づきあいのように、程よい距離間で同居できます。
遊泳域が違うのでいじめなどのトラブルも起きにくいですが、ホトケドジョウのような一部のドジョウは肉食性で気性も荒めなので、そういったドジョウは避けるのが無難でしょう。

メダカと混泳できる生き物2:ネオンテトラなどの小型熱帯魚

淡水魚水槽でお馴染みのネオンテトラや、カーディナルテトラ、ラスボラ・エスペイなどの小型の熱帯魚もおすすめです。
体型や大きさ、泳ぐスピード、エサを食べるスピードなどが同じなので、ちょっと見た目が違うお友達といった感じで問題なく混泳できます。

ただし、注意しなければいけないのは、メダカと違って熱帯魚は飼育するために水槽用ヒーターが必要ということです。
メダカは日本の気温に適応しており、水温も15~28度と健康に生きられる水温の幅が広いですが、熱帯魚は25~28度に水を温めなければいけません。
水槽の大きさに合わせたヒーターを設置しましょう。

そして、魚によってはメダカと同じ大きさでも相性が悪い場合もあります。また同じ種類の魚でも個体差がありますので、いっぺんに沢山混泳させるのではなく、最初は数匹だけで様子を見ていきましょうね。

メダカと混泳できる生き物3:コリドラス

お掃除生体として人気のコリドラスは、メダカ以外にも様々な魚・生き物と混泳できます。
ナマズの仲間の熱帯魚で、ドジョウと同じように低層域を泳ぎ、熱帯魚と同じように水槽用ヒーターが必要です。

底砂にたまったメダカのフンやエサの食べ残しを食べてくれるので、水をきれいな状態に保つことが出来ます。
そしてコリドラスもいろんな種類がいるので、お気に入りのコリちゃんを探してみてください。

メダカと混泳できる生き物4:ヤマトヌマエビなどのエビ

この動画でもっとも視聴率がいい生体は、小型の淡水エビです!

特におすすめなのが、ヤマトヌマエビとミナミヌマエビです。

この2種のエビは、メダカと適正水温がほぼ同じなので、他に熱帯魚を入れないなら水槽用ヒーターは必須ではありません。
その上で遊泳域が違いますし、コリドラスのようにお掃除もしてくれます。

ただ、ビーシュリンプ系のエビはあまり向いていません。
カラフルで素敵ですが、水質に敏感で管理が大変な上に、ちょっとお高いので失敗した時のダメージの大きさから、おすすめできないエビです。
もしチャレンジするなら、メダカ水槽というよりはビーシュリンプ水槽として、ビーシュリンプに合わせて管理してあげましょう。

メダカと混泳できる生き物5:貝類

最後はです。
イシマキガイ、ラムズホーン、ヒメタニシ、カバクチカノコガイなど、淡水水槽で飼育できる貝はメダカとの混泳にぴったりです。
水槽の壁面に張り付いてこびりついた汚れやコケを食べてくれる、お掃除生体でもあります。

しかし、ラムズホーンやヒメタニシなど一部の貝は繁殖力が強いので、2匹以上水槽に入れると気づけば水槽の中が貝だらけになっていた、ということも…。
一匹だけいれるとしてもお掃除生体としての活躍はあまり期待ができないところなんですが、カバクチカノコガイなら高いお掃除能力を持っているので、一匹だけでも大丈夫です。

カバクチカノコガイを一匹入れるか、繁殖してしまうことを飲み込んで他の貝を入れるかはお好みでどうぞ。

メダカと混泳できない生き物は?

ここまではメダカと混泳できる生き物を紹介してきました。
逆に、メダカと混泳できない生き物もいますのでご紹介します。

  • 肉食魚:アロワナ、スネークヘッドなど。メダカが食べられてしまうため
  • 金魚:金魚は大食漢の雑食性で、メダカが食べられる可能性があるため
  • ザリガニ:夜行性で、夜寝ているメダカが食べられてしまうため

基本的にどの生き物も『メダカを食べちゃう』という、弱肉強食的な理由でNGです。
金魚とメダカが混泳NGというのは以外だと思う方もいると思いますが、これは金魚の大きさや個体差などにもよりますので、絶対に無理という訳ではありません。
隠れ家になるような水草やレイアウトアイテムを置いて何とか混泳している人もいます。
ただ、水草だけだと金魚に掘り返される可能性があるので、完全な対策はないともいえます。

メダカと他の生き物を混泳させると、アクアリストとしては楽しいでしょうが、それが怖い生き物ならメダカにとっては恐怖生活の始まりです。
メダカに、そして混泳させる生き物にとって無理のない水槽づくりを心がけましょう!