【プロがおすすめ】海水水槽に必ず入れたい、おすすめお掃除生体をご紹介!

初心者には少し難しいと言われている海水水槽ですが、淡水水槽とはまた違った美しさがありますよね。

そんな海水水槽ですが、淡水水槽と同じように、やはりコケが生えます。

こまめに水換えや掃除ができればあまり気になりませんが、なかなか大変ですよね。

しかし、ご安心ください。

海水水槽にも頼りになるコケ取り生体がたくさんいるのです!

今回は、海水水槽の最強のコケ取り生体たちをご紹介いたします。

優秀なコケ取り生体たちに、水槽メンテナンスを助けてもらいましょう!

海水水槽のコケの原因

そもそも、海水水槽のコケの原因は何でしょうか。

一番の原因は、海水水槽の中に溜まる汚れです。

エサの食べ残し、生体の糞、生体の死体などに豊富に含まれる有機物が主な原因です。

それらを栄養分とし、コケは発生するのです。コケの発生メカニズムは淡水水槽と同じですね。

その水槽に溜まる汚れを定期的に取り除くのが水換えというわけです。

さらに、照明の当てすぎもコケの発生を促進させる要因の一つです。

こちらの記事を参考に、正しい照明の点灯時間についても考えてみてください↓

お掃除生体にメンテナンスを手伝ってもらおう

きちんと水換えなどのメンテナンスさえすればコケの心配はないとはいえ、なかなかできないのがアクアリストにつきものの悩みです。

しかし、ちゃんと水換えをしていたとしても、正しい水換えをきちんと行わなければ逆に水槽の調子を崩してしまうこともあります。

こちらの記事で、水槽の水換え方法を詳しく解説しています↓

しかし、お掃除生体の力を借りてメンテナンスの負担を一気に減らすことができます!

淡水水槽にも貝や魚などのお掃除生体がいますが、海水水槽にもまた一風変わったお掃除生体がたくさんいます。

そこで、海水水槽におすすめの最強お掃除生体を、一挙にご紹介いたします!

淡水水槽のお掃除生体はこちらの記事からご覧ください↓

海水水槽におすすめのお掃除生体

貝の仲間

シッタカガイ

(海水魚)貝 シッタカ貝(バテイラ) Sサイズ コケの掃除(6匹) 北海道・九州航空便要保温

海水水槽のお掃除生体のスーパースター、シッタカ貝です!

海水水槽には必ず入っていると言っても過言ではないですね。

シッタカ貝はガラスの壁面やライブロックの表面に発生したコケを舐め取ってくれます。

緑のコケではなく、茶色いコケを積極的に食べてくれます。

シッタカ貝を水槽に入れると、ほんの1,2週間で茶ゴケを一掃してくれます!

我々プロが管理する海水水槽にも必ず入れているくらいです。

さらにシッタカ貝、食べても美味しいとか・・・!

マガキガイ

(海水魚)貝 マガキ貝 Mサイズ(2匹) 北海道・九州航空便要保温

マガキ貝も海水水槽でよく見かけるお掃除生体です!

マガキ貝は、主に砂に生えるコケをキレイに食べ尽くしてくれます。

海水水槽は、レイアウトに白いサンゴ砂を底床に使用することが多いです。

しかし、白い砂は汚れが非常に目立ちます。メンテナンスを少しサボるだけで、一気に茶色くなってしまいます。

砂の汚れは、普通にメンテナンスをしてもなかなかキレイにしにくいですよね。

マガキ貝は、そんな汚れを好んで食べてくれるのです!

魚の仲間

ヤエヤマギンポ

(海水魚)ヤエヤマギンポ Mサイズ(1匹) 北海道・九州航空便要保温

ヤエヤマギンポは日本の南部にも生息する、底生の海水魚です。

藻食性の強い雑食の魚で、ライブロックや水槽壁面に生えた藻を好んで食べます。

大食漢なので、水槽に一匹入れるだけで十分です!

逆に、同種間の縄張り争いを激しくするので、一つの水槽に複数匹入れることはあまりおすすめできません。

成長すると10cmを超える個体もいるため、小〜中型の水槽で飼育するときはなるべく小さい個体を購入しましょう。

また、エサの味を覚えてしまうと藻を食べにくくなる傾向があるため、エサのあげすぎには注意しましょう!

ヒフキアイゴ

ヒフキアイゴは藻食性で、貝やギンポなどが食べにくい、硬い海藻のようなコケをバリバリ食べてくれます。

そのようなコケは手でもなかなか取りにくく、ライブロックに生えてしまった場合はスクレーパーなどでも取りにくいため、非常に厄介です。

こういうコケこそ、お掃除生体の出番とも言えますね!

さらに、鮮やかな黄色い体が目立ち、水槽のアクセントにももってこいです。

性格もおとなしく、非常に飼育しやすい生体ですが、鰭のトゲに毒があるため取扱いには注意が必要です。

ハギ類

(海水魚)バリ産 ナンヨウハギ Sサイズ(1匹) 北海道・九州航空便要保温

ハギの仲間も、ヒフキアイゴと同じように取りにくい硬めの藻を食べてくれます。

コケ取り能力はヒフキアイゴと比べるとやや劣りますが、ハギの仲間はカラフルで鑑賞性の高い種類が多く、おすすめです!

少しお高いですが、目に冴えるようなブルーが特徴のナンヨウハギは映画のキャラクターになった影響もあり、今非常に人気の生体です!

映画のように、カクレクマノミと混泳させることもできます。

エビ・カニの仲間

スカンクシュリンプ

(海水魚)エビ スカンクシュリンプ Mサイズ(1匹) 北海道・九州航空便要保温

赤と白のコントラストが美しいスカンクシュリンプです。

スカンクシュリンプに、コケ取り能力はありません。

しかし、エサの食べ残しや生体の糞、そして他の生体についた寄生虫などを食べてくれるクリーナーシュリンプとして活躍してくれます!

90cm水槽くらいのサイズまでなら1匹入れるだけで十分にその力を発揮してくれます。

水槽内をちょこちょこ動き回り、小さなハサミでエサを口に運ぶ姿はなんとも可愛らしいです。

その美しい姿から鑑賞性も非常に高く、水槽に1匹は必ず入れたい生体ですね!

エメラルドグリーンクラブ

(海水魚)カニ エメラルドグリーンクラブ(1匹) 北海道・九州航空便要保温

カニと言えば肉食のイメージですが、エメラルドグリーンクラブ藻食性の強いカニです。

その小さなハサミでペンチのように硬いコケアオミドロのようなコケをむしり取り、食べてくれます。

小さいうちはコケの硬さに負けて取り切れないこともありますが、成長するにつれてどんどんコケ取り能力が上がります。

最大で4〜5cm程度になります。

藻食とはいえ、やはりカニなので他の生体の死体をたべることもあるようです。

ヤドカリ類

(海水魚)ヤドカリ ヤドカリミックス Mサイズ(3匹) 北海道・九州航空便要保温

ヤドカリ類餌の食べ残し、生体の糞、コケ、生体の死体など、なんでも食べてくれるオールラウンダーです。

特にこのユビワサンゴヤドカリは足の青いリングが可愛らしく、おすすめの生体です。

しかし、ヤドカリ類はオールラウンダーとはいえあまり食欲は強くないため、それほど強力に掃除はしてくれません。

他のお掃除生体のオマケ程度に入れておくと良いでしょう。

また、サンゴの上でもおかまいなくよじ登ってうろつくので、サンゴ水槽との相性はあまり良くないかもしれませんね。

海水水槽に必ず入れたい、おすすめお掃除生体まとめ

たくさんのお掃除生体を一挙ご紹介いたしましたが、いかがでしたか?

淡水のお掃除生体と比べると、海水のお掃除生体はカラフルで鑑賞性が高い種類が多く、お掃除生体であることを忘れてしまいそうです。

今回ご紹介しましたお掃除生体たちはみんな働き者ですが、水槽の汚れを防止する一番の方法はやはりこまめなメンテナンスです。

水換え、コケ取り、底床の掃除・・・どれも大変ですが、愛する熱帯魚たちを守るために、手を抜かずしっかりとメンテナンスしましょう!

【関連記事】