【設置から完成まで!】60センチ水槽でネイチャーアクアリウムを完成させました

ネイチャーアクアリウム水槽は、アクアデザインアマノが提唱している本格水草育成レイアウト水槽のことです。

ネイチャーアクアリウムとは、美しい水草が育ち管理されたレイアウト水槽を指します。

水草を美しく育てるためには、二酸化炭素を添加し強い光を当てることで水草の光合成を促進させ、さらに専用のソイルと呼ばれる土を使い水草を美しい状態で維持管理をしなければなりません。

しかし、はじめてネイチャーアクアリウムにチャレンジする方には少々ハードルが高いものです。

そこで、最も人気のある60センチ水槽を使いネイチャーアクアリウム水槽を作ってみましたのでご覧ください。

60センチでネイチャーアクアリウム: 資材準備

水槽

エーハイム グラス水槽 EJ-60 60

60センチ水槽の中でも一番需要の多い水槽サイズである、横幅600mm×奥行300mm×高さ400mmのオールガラス水槽を選びました。

なお、水槽内の水草を引き立たせるため、水槽背面と右側面のみ黒いカッティングシートを貼りました。

水槽台

ニッソー 水槽台 組立スチールキャビネット 600 NCS-030 (ライトグレー) M サイズ

水槽台は、水槽専用台の中で最も安価であるニッソーの台を選びました。

扉が無くいつでも水槽台内の確認ができるため、メンテナンス性に優れています。

とくに、水槽台にこだわりが無い方にはおすすめです。

外部フィルター

エーハイム クラシックフィルター2213 ろ材付セット

外部フィルターはEHIEIM2213を1台使用しました。

外部フィルターは、壊れにくくメンテナンス性能が高いEHEIMがおすすめです。

照明

寿工芸 LEDスリム600ブラック

ここでは、コトブキのLED照明を2台設置しました。

この照明は、他製品と比較し明るいこと、また、コストパフォーマンスが優れているためおすすめです。

しかも、緑系の水草だけでなく、難しい赤系の水草も発色良く育成管理できます。

二酸化炭素添加装置

スドー CO2レギュレーター RG-S タイプBキット

二酸化炭素は小型二酸化炭素キットを使用しています。

ここまで使ってきて1本あたり3週間前後は持つので小型ボンベで十分です。

発熱の少ない 小型CO2用電磁弁(2CG0219)

また、効率よく二酸化炭素を融解させるため電磁弁を使用し照明タイマーと連動させています。

二酸化炭素を添加する上で電磁弁は付けましょう。

エアレーション

ジェックス 金魚飼育4点セット GF-1

エアレーションは、夜間の酸欠を防ぐためにも大切ですが、ここでは水槽油膜を解消させるための役割に主を置いて設置しました。

油膜があると、照明の光を妨害してしまうため水草の育成に良くありません。

また、油膜はバクテリアの死骸です。しっかりエアレーションを施し解消することで、水が綺麗に見えるため観賞価値が上がります。

底床

ジュン (JUN) プラチナソイル パウダー ブラック 8リットル

底床はプラチナソイルのパウダーを選びました。

ここでは、8リットル×2袋の合計16リットルを使用しました。

ソイルの色は、水草の色が引き立つ黒色としました。

タイマー

ニッソー プログラムタイマー NT-301

タイマーは、照明と二酸化炭素添加に使用するために1台、エアレーションをするために1台の合計2台を使用しました。

量販店でも購入可能なアナログタイマーを使用しましたが、予算に余裕があればニッソーのタイマーを使と1台で済むうえ、デジタルタイマーなのでより正確に設定管理できます。

レイアウトアイテム

Emours 自然流木天然流木 水族館シンクエイブル流木水槽の装飾自然 流木 アクアリウム 内装 水景 アイテム テラリウム 木 枝 水草 石 岩 熱帯魚 淡水魚 メダカ 爬虫類 (大)

レイアウトアイテムは枝流木とADAの龍王石を使用しました。

この組み合わせも、ネイチャーアクアリウムの基本中の基本です。

水草

前景から後景まで育てやすい種 簡単育成水草10種セット ◆緑色と赤色水草が映える◆

有茎草を主として水草を揃えました。

ネイチャーアクアリウムのスタンダードである、有茎草をトリミングして水草密度を濃くするための水草を選定しています。

資材準備が整ったところで、いよいよ実践に移っていきます。

60センチでネイチャーアクアリウム: 実践

ここでは、水草の植栽からトリミングを追って完成に至るまでを主として書いていきます。

そのため、底床の敷き方やろ過器のセッティングなどは、以前紹介した30センチ水槽で作るネイチャーアクアリウム記事をご参照いただければ幸いです。

水草植栽完了

水草植栽完了です。

ここから植栽した水草のトリミングを繰り返しながら完成させていきます。

なお、いままで置いていた30センチ水槽を撤去したため、撤去水槽で管理していたグリーンネオンテトラなどを60センチ水槽に移しました。

水草植栽7日後

早くも後方へ植栽した有茎草の成長を感じることができます。

水の透明度、コケの発生などもなく順調です。

設置からここまで、毎日3分の1から半分程度換水しています。

水草植栽10日後

有茎草の一部が水槽水面付近まで伸びてきました。

水面付近まで伸びてきた水草は、ハサミを使いカットしていきます。

最初のカットはできるだけ低い場所をカットします。そうすると、成長していくに連れ水草のボリュームをアップさせることができます。

水草植栽後15日後

トリミングした水草が順調に新芽を展開しています。

この頃から水換えペースを3日に1回ペースへ落としました。

水草植栽から27日後

2回目の水草カットを実施。

1回目カットした場所より上をカットします。

ここから、水換えペースを1週間に1度に落とし、水草栄養剤である液肥を入れていきます。

水草植栽から37日後

前回トリミングしたほとんどの水草が、水面まで到達しました。

2回目のカット場所より上をカットしていきます。

水草植栽から45日後

60センチネイチャーアクアリウム完成です。

有茎草が美しく生え揃い水草の森ができました。

欲を言えば、水槽手前に植栽したキューバパールグラスがもう少し生え揃うと良いです。

はじめにキューバパールグラスを密に植栽しなかったため、完全に生え揃うにはもう少し時間が必要です。

この段階でキューバパールグラスの絨毯に仕上げたい場合は、はじめから密に植栽しましょう。

まとめ: 60センチ水槽でネイチャーアクアリウムを完成させよう

いかがでしたか。

ネイチャーアクアリウムにふさわしい水草水槽ができたとおもいます。

水槽に泳いでいる魚は、グリーンネオンテトラの他にレッドテトラ、あとはオトシンクルスやヤマトヌマエビなどのメンテナンスフィッシュが泳いでいるだけです。

泳がす魚が少ないほど、魚自身のストレスが少なくなり発色が良くなることが多いです。

ネイチャーアクアリウムは水草に主を置き、魚は脇役に置くと美しい調和を取ることができます。

これから、ネイチャーアクアリウムにチャレンジする方の参考記事になると嬉しいです。