丸くて、涼しげな見た目が人気の金魚鉢。
その可愛らしい見た目から、金魚を飼育するときに、あえて水槽ではなく金魚鉢を選ぶ方も多くいます。
最近では、種類も豊富になってきており、インテリア性の高いデザインのものから、大手の100円ショップのものまで、用途や予算、見た目など自分に合った金魚鉢を選べるようになってきました。
しかし、金魚鉢で金魚を飼育するときに水槽とは違った注意点があることを知っている方は意外と少ないかもしれません。
そこで今回は、金魚鉢で金魚を飼育するときに注意したい注意点と、おすすめの金魚鉢7選をご紹介します。
ここに注意!金魚鉢の注意点(メリット・デメリット)
金魚鉢で金魚を飼育するのは、水槽で飼育するのとは少々勝手が違います。
金魚鉢には金魚鉢ならではの注意点があるのです。
ここでは、金魚鉢で金魚を飼育する注意点をメリット、デメリットに分けてご説明していきます。
金魚鉢のメリット
水槽よりもおしゃれに見える
四角い水槽はどこか味気なく見えてしまい、お部屋雰囲気を損ねてしまうこともありますよね。
金魚鉢は、丸くてかわいらしいフォルムのものが多く、素材やデザインも豊富なので、お部屋に合ったお好みのものを見つけることができます。
小さくて場所を取らない
水槽を設置するにはかなり大きな空間が必要ですし、専用の水槽台が必要となることも多いです。
その点金魚鉢は、小さいものが多く、大きいものでも机やテーブル、棚の上など部屋にすでにある物の上に置くことができます。
また、軽いのでちょっと場所を変えたいときや、お掃除のときの移動も楽々です。
メンテナンスが楽
大きい水槽では、水換えや掃除に1日がかりということも多いですが、金魚鉢は小さいので簡単にメンテナンスができます。
また、水の量も水槽に比べてかなり少なくすむので、維持費も安くすむでしょう。
金魚鉢のデメリット
フィルターや照明などの機器の設置が困難
小さい金魚鉢では、大がかりなフィルターやエアーポンプ、照明などは設置できません。
そのため、水質に神経質な生体を飼育したり、育成に照明が必要な水草水槽として活用したりするには不向きです。
どうしてもフィルターやエアーが必要な場合は、金魚鉢にも使えるような投げ込み式のろ過材がありますので、そちらを使用するとよいでしょう。
こまめな水換えが必要
水の量が少なく、またフィルターも設置できない金魚鉢では、水質が悪化しやすく水換えをこまめに行わなければなりません。
水の量が少ないのはメリットにもなりますが、水質が悪化しやすいという面ではデメリットです。
水質が悪化すると金魚が白点病などの病気にかかってしまうこともありますので、水質には気を配りましょう。
たくさんの金魚を飼育できない
小さな金魚鉢では一度に飼える生体の数も限られます。
たくさんの金魚を飼うことはできず、一度に飼育できる匹数はせいぜい1~2匹です。
金魚を健康に長く飼育するためにも、過密飼育にならないよう気を付けましょう。
過密飼育についてはこちらの記事をご確認ください。
金魚鉢で金魚を飼育しよう!おすすめの金魚鉢7選
金魚鉢には、素材やデザインに様々な種類があり、探してみると迷ってしまうほどです。
そこで、ここではおすすめの金魚鉢7選をご紹介します。
シンプルなガラスの金魚鉢:太鼓鉢
シンプルなデザインをお探しの方には、ドラム金魚鉢がおすすめです。
透明なガラス製なので、どんなお部屋にもマッチし、また金魚や水草の色を引き立てます。
昔ながらのガラス製金魚鉢:ニッソー 金魚鉢(大)
昔ながらのフリルのついた金魚鉢です。
金魚鉢といったらこの形ですよね!
伝統の形なだけあり、金魚がよく映えます。
壁掛けタイプのアクリル製金魚鉢
珍しい壁掛けタイプの金魚鉢です。
壁に掛けて使用するので置き場所はいらず、お部屋のアクセントには最適です。
上記商品のような、卓上水槽としても使用できる金魚鉢もあります。
陶器の金魚鉢:信楽焼 すいれん鉢
ビオトープやお庭など、外に置いて使用するときには、睡蓮鉢と呼ばれる陶器の器がおすすめです。
陶器なので、ガラス製の金魚鉢とは異なり上から覗き込むように鑑賞します。
和風の風情を楽しみたい方にはぜひ!
睡蓮鉢については、こちらの記事もご覧ください。
陶器フレームの金魚鉢:信楽焼 水槽丸型ミニ(白色)
陶器とガラスを組み合わせた、オシャレな金魚鉢です。
和風のお部屋にはもちろん、くせのないシンプルな色合いなので洋風のお部屋にもよく合います。
四角形、茶色など様々な種類があるので、インテリア性の高い金魚鉢をお探しの方におすすめです。
機能性の高い金魚鉢:テトラ ウォーターフォール アクアリウム
テトラ ウォーターフォールアクアリウムは、LEDライトと水中モーター付きのフィルターが一体となった、機能的な金魚鉢です。
金魚鉢のデメリットであった水槽周りの機器問題が解消されているので、安心して金魚を飼育できます。
ただし、フィルターや照明には電源が必要となりますので、置き場所には少し注意が必要です。
インテリア性の高い金魚鉢:Umbra アクアリウム フィッシュホテル
珍しい四角い形の金魚鉢です。
複数用意して重ねるように設置すると、まるでお魚のホテルのような、スタイリッシュなインテリアとなります。
金魚鉢と水草について
金魚鉢で金魚を飼うときには、できれば水草を合わせて入れることをおすすめします。
水草は金魚の大好物なので、小腹を満たすおやつがわりとしても活躍しますし、金魚鉢内のレイアウトとしても、水草はいいアクセントになります。
また、そのほかにも水草は、光合成により水中内に酸素を生み出したり、水をきれいにする大切な役割を果たします。
大がかりなエアーポンプやフィルターが設置できない金魚鉢では、水草が果たす役割はとても大きいものとなりますので、ぜひ取り入れていただきたいです。
ちなみに、金魚鉢にいれる水草には、俗に金魚藻と呼ばれるカボンバ、マツモ、アナカリスなどの丈夫な水草がおすすめです。
まとめ:金魚を金魚鉢で飼育するときの注意点とおすすめの金魚鉢7選
金魚鉢で飼育する金魚には水槽とはまた違う風情がありますよね。
最近では、昔ながらの丸い金魚鉢以外にもおしゃれでスタイリッシュな金魚鉢が増えてきています。
金魚だけでなく、メダカやベタ、エビ等を、金魚鉢で飼育してもよいインテリアになりますよ!
その場合でもご紹介した注意点は同じすので、ぜひ参考にしてみてください。
金魚鉢についてはこちらの記事もどうぞ。
トロピカライターの長嶋です。
金魚すくいで連れて帰った、和金の『よしえ(名前)』を飼育してました。
可愛らしい魚とワニが大好きです。
生物を飼う楽しさを伝えていけたらな、と思います!