順調に動いている外部フィルター、いきなり故障して困ったなんて経験ありませんか?
外部フィルターの故障は以下のような3つのものが多いです。
- 外部フィルターの異音
- 外部フィルターの流量低下
- 外部フィルターからの水漏れ
どの現象も外部フィルターを長期間使用することにより、パーツが経年劣化のため破損・剥離してしまったり、異物混入などによる原因で起こります。
今回はエーハイムの外部フィルターを例にお話していきます。
外部フィルターを使用している方は、故障の目安の参考にしてくださいね!
外部フィルターの故障とは
外部フィルターの故障は水漏れが一番わかりやすいですが、時々異常に大きい稼働音がしたり、聞いたこともない音がする、急に流量が低下してしまったなんてことありませんか?
外部フィルターは構造上密閉式になっているため、外部から中の異常を確認できません。
また排水溝に魚の死骸が張り付いていたり、稚魚が吸われてしまったのを放置していると、内部への異物混入になり故障してしまうことも。
水漏れが一番わかりやすいですが、異音や流量が低下してしまうといった現象も、外部フィルターの故障のサインなんです!
これからご紹介する故障のサインが現れはじめたら、本格的に故障してしまう前にパーツの交換を行ったり、外部フィルター本体の買い替えを検討しましょう。
外部フィルターのメンテナンスに関しては、こちらの記事で詳しく解説していますよ!
外部フィルターの故障サイン
今回お話する外部フィルターの故障サインは3つで、「異音」・「流量低下」・「水漏れ」になります。それぞれ何が原因で、どのような状態になるのか、これからお話していきますので、使用している外部フィルターに該当項目がないかチェックしてくださいね。
フィルターの異音
今まで静かだったのに瞬間的に音が大きくなったり、聞き慣れない妙な音がし出したら、故障のサインと思ったほうがよいです。
原因
フィルターの異音の原因は、以下の3つが考えられます。
- 長期間使用しているうちにインペラーが劣化して破損してしまった
- 使用しているうちにスピンドルラバーが劣化してしまったため
- インペラー部分に、ゴミや稚魚などの異物が混入してしまったため
解説
異音の故障原因を知るには、どのタイミングで音がするのかをまずチェックしましょう。
外部フィルターを起動したときに突然大きな音がしたり、「ブブブッ」「ブオーッ」という音がしてしまう場合は、インペラー部分に異物混入している可能性が高いです。
異物といっても意外にも「空気」が異物になっていることがあり、空気が異物になる場合は呼び水の失敗で起こりやすい傾向にあります。
空気だけの場合は、使用していくうちに自然と抜けることもありますが、すぐに抜きたい場合は本体をゆすることで、空気を外に逃がすことができます。
スピンドルラバーが劣化している場合も、インペラーが回転することにより音が出ることがあります。
流量の低下
外部フィルターの流量が瞬間的に低下したり、長期的に低下している・徐々に流量が減っているような場合も、故障のサインのことが多いです。
原因
故障が原因で外部フィルターの流量が落ちるのは、以下のような理由が考えられます。
- インペラーが剥離してしまっている
- スピンドルラバーが劣化し破損している
- インペラーに異物が混入している
- ホースが途中で折れ曲がっている
解説
外部フィルターは使用年数に比例して、徐々に流量が下がってしまう事があります。
流量が下がる原因には、インペラーやホース内の汚れ・水草の破片や稚魚などの異物が溜まっていくことが原因のこともあります。
しかし故障につながる流量の低下では、インペラーが剥離していることもあり、流量が下がることでモーターにかかる負荷が大きくなっていきます。また、スピンドルラバーが劣化している場合もあります。
ホースが折れている場合は、折れを直すことで流量が戻りますが、一度折れてしまった部分からホースの劣化が早まることもあるので、ガッツリ折れているホースは交換したほうがよいです。
フィルターから水漏れ
一番わかりやすい故障がこの「水漏れ」でしょう。
水漏れの場合はパーツが劣化していくことで起こることがほとんどです。
原因
外部フィルターの水漏れ原因は、以下の2つが考えられます。
- 長期間使用することで、パッキンが劣化してしまった
- 使用年数に比例して、ホースの硬質化と劣化が進んでしまったため
解説
劣化することで水漏れ原因になるパッキンやホースは、どちらも弾力性のある素材を使用しています。しかし使用していくうちにだんだんと素材の弾力性がなくなってしまうんです。
パッキンの劣化が進み弾力が落ちると、フィルター内の密閉度が下がってしまって水漏れが起こってしまいます。
ホースが劣化して硬化していくと配管部分で隙間ができてしまい、隙間から水漏れが起きることが多く、酷い場合にはホースが抜け落ちて水漏れしてしまうこともあるんです。
ホースの脱落を防ぐ方法としては、ホースバンドを装着する方法もあります。
ホースクリップは色々なメーカーから出ているので、お好みのものを使用しましょう。
パーツ交換は自分でも可能!心配ならメーカーで交換を!
インペラーやスピンドルは消耗品です。プロじゃないと交換が無理じゃないかと思われている方が多いですが、実は工作が苦手な方でも簡単に交換できるんです。
パーツは大きなアクアショップで販売していることが多く、ネット通販だとcharmさんのようなアクアリウム専門店で取り扱っています。
新品購入で保証書が手元にある場合、カスタマーサポートに連絡して、メーカーで修理してもらうのもよいですね。
まとめ:外部フィルターに起きるトラブル3つ!異音など、故障のサインはこれだ!
外部フィルターの故障は、本体の外側からだと発見しにくいことが多く、音や流量などで判断することがほとんど。劣化が始まって外部フィルターがきちんと動かなくなると、きちんと水をろ過できなくなってしまいます。
水漏れに気づくのが遅れれば、気づいたときには床一面水浸しになっていたり、濡れた床や水槽台の板が水分で傷んでしまいダメになってしまうことも。集合住宅の場合は、階下の部屋への水漏れも心配です。
ろ過環境維持のためにも、外部フィルターは定期的にメンテナンスを行い、異音や水量がおかしい場合はパーツの劣化や異物混入を疑いましょう。
物を大切に使用するのはよいことですが、使用期間が長い場合には思い切って買い替えを検討することをおすすめします。
水槽のプロが所属するサイト運営チームです。
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エーハイムクラシックシリーズはmaidinchinaになってから、耐久性と信頼性が落ちたと感じます。3年前に久々2213を購入して1年経過せずに給排水の根元が、幾らホースをしっかり差し込んでも、ナットを何回閉めてもホースが抜けそうになり大変危険なので使用を辞めました……以前maidinジャマニーの時は一度もこんな事は無く故障や不具合は全く無く値段は高くても、信頼性と耐久性は高く末永く安心して使えましたが、今の中国製のエーハイム外部式は購入は湧かないですね……私ならろ過槽の容量は少し小さめでもドイツ製のエーハイムエココンフォートから選びます。エーハイム買うならドイツ製造のエココンフォート、プロフェッショナル4が安心だと思います。
それにクラシックシリーズはメンテナンスがとても悪いし手間が掛かり過ぎますね……外部式は水草オンリーまたは小魚、エビ等の排泄物と汚れの少ない環境で飼う場合には抜群のろ過能力を発揮しますが、中大型魚の様に大食間かつ水を良く汚す、頻繁にろ材を洗う環境の場合はオーバーフロー二層式が設置出来ない場合は上部式にすべきでしょう。省きますが上部式は生体を飼う水槽には向いているろ過器と言えます。私はろ過器を選ぶなら、水草小魚なら外部式、魚中心なら上部式を選びますね。
外部式はメリットも多いですが、おっしゃる通りにメンテナンスに手間がかかりますし、フンが多い生体には向かないです。
上部式はメンテナンス性も高く、生体中心ならこの上ないろ過装置です。
弊社としましても、飼育生体と環境、お好みで選んでいただくのが最良と考えています。