アクアリウムで補助的な役割を求める際に使うのはもちろん、メインでも使われることの多い水草ですが、ショップで購入するときには根元や茎をしっかりと見てから買わないといけません。またせっかく水草を買うなら以下のような特徴がある健康な水草を購入するのがおすすめです。
- コケが付いていない
- 枯葉が無い
- 水草のあたまがしっかりと開いている
ショップのように自分の目でしっかりと見てから買う場合はいいですが、ネット通販などのように到着するまで品質がわからず、開けたら枯れていた、というケースもまれにありますが、水草は枯れても復活できることもあるんです。
今回は水草を購入するときに見るべきポイントや健康な水草の特徴、枯れたときに復活させる方法などをご紹介します。
水草の購入時に見るべきポイント
水草を熱帯魚やアクアリウム用品と同じようにショップで購入するというアクアリストも多いですが、きちんと見ていなかったために根崩れを起こしていたり、枯れてしまっていたという失敗をしてしまうことも。
こういった失敗を防ぐためにどのようなポイントに注意するといいのかをお話します。
水草と同じように熱帯魚もチェックすべきポイントがあり、こちらのページで紹介しています。
根元が腐っていないか
水草を買うときに葉の部分はきちんとチェックする人は多いですが、根元のチェックを怠ってしまい失敗してしまうケースもあるんです。
そのためちゃんと根元はチェックし、具合が悪そうな水草は葉の変色具合に関わらず避けることがおすすめ。
根元を見る際は色にもしっかりと注目しましょう。黒ずんでいるものや茶色のものは要注意で、茎が柔らかくなっている場合と同様に根崩れを起こしている場合や、その兆候が見られるためこういった水草は購入を避けることが重要です。
茎が茶色く溶けていないか
茎が溶けているような水草を売っているショップは少ないですが、こういった水草を見つけてしまった場合、残念ながら枯れている状態なので売り物としては論外です。
また水草を選ぶ際にもっとも気にしやすい葉に関しても、一部分でも葉が茶色く変色している場合は怪しいので購入を避けたほうがいいです。
健康な水草の特徴
ここまでは水草を選ぶ際、失敗しないために見るべきポイントをご紹介しましたが、減点材料がない場合はどうせなら健康なものを選びたいもの。そこでここからは健康な水草の特徴についてお話します。
コケが付いていない
水草にコケが付いているのはそこまで珍しいことでもなく、コケが付いていたからといって大きな減点になるわけではありませんが、コケが付いていない=水草が良く管理されているといえます。
というのもコケが付いていない水草が売られているショップは良いショップであることが多く、こういった場所の水槽にはコケ取りをしてくれる生体がきちんと投入されているため、水草にコケが付かなくなっているんです。
またコケが付いていない水草だとライトなどの光を十分に受けることができるので、それだけ生育状態も良く健康なことが多いんです。
枯葉が無い
当たり前ですが健康な水草は変色していたり、茶色くなった枯葉があることはありません。
見た目がイキイキとしていますし、何より緑色が鮮やかでキレイなのでぱっと見でも水草が健康だとわかります。
水草のあたまがしっかりと開いている
水草のあたま(葉の先端部分)が閉じている場合、ぱっと見で色がキレイでも弱っている可能性があります。水草が健康な場合は光合成も活発に行われていて、元気いっぱいといった感じに頭もよく開いていることがほとんどなので水草が元気かどうかのバロメータにしやすいですよ。
水草がちゃんと育っているかはこちらのページにあるチェック項目でも確認できます。
良い水草を買うためには
ここまでは水草を買う前にチェックしておくポイントや健康な水草の見分け方について見てきましたが、健康な水草を買うためにはまず最初にお気に入りのショップを見つけるようにしましょう。
ショップにいつ訪れても売られている水草の色が鮮やかでイキイキとしていたり、新芽などがしっかり出ている場合は水草が良く管理されている証拠といえます。
しかし水草が入荷されてから時間が経つにつれて、コケなどが目立つようになるショップは要注意。水草が不健康になってしまっていることもあります。
ショップが他にない・特定の水草が欲しい場合は?
お気に入りのショップがない場合や特定の水草が欲しい場合は諦めきれないという人も少なくありません。そこで狙い目なのが「入荷直後に購入するようにする」です。
どんなショップでも水草を入荷した直後にいきなり状態が悪くなるということはほとんどなく、水草がショップに入荷する日程などの情報をチェックしてショップに行くことで、状態のいい水草を買える確率も上がります。
最初のうちは水草にコケが付いていなくても、時間が経つとコケが生えてしまうという現象はショップだけでなく、自宅などアクアリウム環境ならどこでも起こりえること。
そのためショップから水草を買ってきてアクアリウムに活着させる場合は、ヤマトヌマエビなどのお掃除をしてくれる生体をしっかり入れてあげることが重要です。
水草は枯れても復活できることもある!
せっかく健康な水草を買ってきても、育て方などを間違ってしまい枯れてしまうと悲しいですしショックも大きいですよね。
でも場合によっては枯れた水草も復活できることがあるんです!
水草の枯れた部分をハサミなどでできる限りカットしてあげて、新芽を出させてあげることが重要。このとき新芽が出させることができないくらい、完全に枯れてしまった場合は残念ながら復活は不可能なので注意してください。
有茎草の場合は3~4節を残して植え直してあげると、そこから根を出してくれるので復活させることができます。ロゼット状の水草(アマゾンソードなど)の場合は枯れた根をカットして、きれいな部分だけを残してあげるようにすることで復活させることも可能です。
しかし根が黒ずんでいる場合などはいいですが、根腐れがあまりにも進行してしまった場合はカットしてあげても復活させることは無理なので、そこまで悪化する前に手を打ってあげましょう。
弱まってしまった水草を復活させるポイントはこちらでも紹介しているので参考にしてみてください!
まとめ:こんな水草は買ってはいけない!購入時に見るべきポイントと健康な水草とは
アクアリウムに使う水草を選ぶ場合はできるだけ色がキレイで健康なものを選びたいものですが、葉にばかり注目してしまうと実は根元が腐っていたり、茎が溶けているハズレ品を買ってしまうこともあります。
こういった失敗をしないために水草を買うときには根元や茎もきちんとチェックすることが必要ですし、さらに質のいいものを求める場合はコケが付いていないことや、枯葉がないことなど健康な水草を見つけることが重要です。
ショップなどで水草を購入する場合は今回の記事を参考にして、美しく健康な水草を選び、お気に入りのアクアリウムをさらに映えさせてあげましょう!
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