熱帯魚に植物質系の餌を与えてみよう! 健康に必要な理由とおすすめ商品

突然ですが、熱帯魚用の餌のなかには植物質に偏った餌があることをご存知でしょうか。

飼育している熱帯魚のために誰しも餌を購入するとおもいますが、お魚を太らす動物性の餌ばかりに意識するのではなく、植物性の餌にも意識を向けて両方をバランス良く与えることが健康に育てる上でとても大切です。

主軸は動物質の餌にし、補助食として植物系の餌を与えることで、飼育している魚たちをより綺麗に美しく育てることができるのも大きな魅力です。

ここでは、植物質の餌における特徴とおすすめ商品をご紹介していきます。

 

植物質で構成された餌の特徴

植物質を主として構成された餌の特徴ですが、深緑色~黒色のような色合いのものが多く、畳のような草の香りがするところに特徴があります。

では、植物質で構成された餌を与えることで、どのようなメリット・デメリットがあるかを解説していきます。

 

 

植物質の餌を与えるメリット

植物質の餌を与えるメリットは大きく下記2つあると考えています。

  • 色揚げ
  • 消化吸収を助ける

それぞれ解説していきます。

植物質の餌で色揚げ

植物質の餌の成分には、クロレラやスピルリナと呼ばれる成分が含まれています。

じつは、この成分が熱帯魚の色揚げに効果が有ると言われており、クロレラが黄色味を強くする、スピルリナが赤色を強くするとされています。

実際に金魚にクロレラを与えて、黄色の発色が強くなったという飼育者がトロピカ内にもいることから、クロレラで色が揚がることは立証されました。

 

消化吸収を助ける

わたしは植物質の餌が消化吸収を助けるということを実感しています。

海水魚で経験した事例なのですが、自然界では海藻を主食としているナンヨウハギが数年飼育していたところ突然弱り、1ヶ月経過した頃には餌を食べることもままならず痩せ細り、横たわってしまいました。

その時に、キョーリンから発売されている海藻70という餌を試しに与えてみたところ、なんと急激に回復をし、今では丸々太り元気に泳いでいます。

海藻70を与えるまでは動物性の餌しか給餌していませんでしたが、植物質の餌を与えることの重要性を教えてくれた出来事でした。

このことから、消化吸収や便秘を改善し栄養バランスを整えるためには、植物質の餌を与えることは必須だと考えています。

では続いて、デメリットも解説いたします。

 

 

植物質の餌を与えるデメリット

デメリットは、植物質の餌だけですと太りにくいという点です。

やはり動物性の餌を中心とし、サブで植物質の餌を与えることが良い給餌方法と言えるでしょう。

しかし、それ以外にはすぐに思いつくデメリットが無いので、やはり植物質の餌を与えることはおすすめです。

それではここから、わたしがおすすめする植物質の餌をご紹介していきたいとおもいます。

 

 

おすすめの植物質の餌

わたしがおすすめする植物質主体で構成されている餌をいくつかご紹介いたします。

 

ひかりプレミアム 海藻70

ヒカリ (Hikari) ひかりプレミアム海藻 70 S サイズ

先ほども紹介しましたが、1番おすすめな植物質の餌です。

海水魚を飼育している方で、ハギ類を飼育しているなら必ず与えるべきです。

海水魚は弱ってしまうと復活させることが非常に難しいため、予防のつもりではじめからブレンドして与えることをおすすめします。

 

オメガワン マイクロペレット スーパーベジ

ナプコリミテッド オメガワン マイクロペレット スーパーベジ(緩慢沈下) 50g

熱帯魚から海水魚の餌として、大変優れているオメガワンシリーズ。

そのオメガワンが販売している植物質の餌が、こちらのスーパーベジです。

餌の粒サイズも良い意味でばらつきがあり、沈下性の餌のデメリットである沈む速さも計算し、ゆっくりと沈むように作られていますので、なかなか餌を食べれない臆病な魚たちにも餌を届けやすい商品となっています。

なお、類似商品でフレーク状の物も人気があります。

 

ひかりクレスト プレコ

ヒカリ (Hikari) ひかりクレスト プレコ 底棲草食魚用 78g

プレコを飼育している人は必ず与えるべきではないかというくらい優れている餌が、こちらのひかりクレストプレコです。

植物質を主食とするプレコに合わせて、植物原料を主として構成しており、スピルリナ・クロレラを配合し色揚げにも期待できます。

また、嗜好性も高くプレコがすぐに寄ってきて食べやすく作られていることも特徴です。

 

テトラ ベジタブル スティック

テトラ (Tetra) ベジタブルスティック 240g

大型魚や肉食魚を飼育している方におすすめなのが、こちらのベジタブルスティック。

どうしても、大型魚になればなるほど動物性の餌を中心に給餌しがちですが、しっかり植物質の餌も与えなければ消化不良や栄養バランスの偏りで調子を崩してしまいます。

植物質の餌は毎日与えても悪い影響はほとんど無いため、ぜひ毎日給餌することをおすすめします。

 

テトラミン 4in1 メニュー

テトラ (Tetra) テトラミン メニュー 95g

最後にこちらの商品を紹介いたします。

複数の餌を購入することが億劫な方にとっておすすめなのが、こちらの商品となります。

1ケースに4種類の餌が入っており、そのなかに植物質を主として構成された野菜強化フレークが含まれています。

スピルリナを構成しており、色揚げにも期待しつつ消化吸収を助けることができる商品です。

こちらについては、4種類をバランスよく給餌することで安心してアクアリウムを楽しむことができますので、栄養バランスなど深く考えずに楽しみたい方にとって最適な餌だとおもいます。

 

 

まとめ:熱帯魚に植物質系の餌を与えてみよう! 健康に必要な理由とおすすめ商品

いかがでしたか。

植物質の餌について、特徴からおすすめ商品まで紹介いたしました。

ここで、解説した内容を参考にしていただき、是非今後のアクアリウム管理に生かしていただけると嬉しいです。

動物性の餌と植物性の餌をブレンドし、飼育している魚たちの健康を保ちつつ最大限の美しさを引き出し長生きさせましょう!!

 

 

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