水換えで飼育水槽のpHが変わってしまう!熱帯魚が快適に過ごせる対策とは

水槽管理をしていると、必ずpHが下がったり上がったりといった水質変化が生まれます。

通常の水槽管理において、pHをそこまで気にする必要は無いかとおもいますが、大きな変化が生まれてしまうことで、水槽管理に悪影響を及ぼす可能性も否めません。

とくに水換え時は注意が必要で、水道から出てくる水は地域差がありpHがアルカリ性に傾いている場所もあります。

水道水は中性だと信じていても、実際に水槽の水が全然酸性寄りにならない、熱帯魚の調子が上がらないと悩み原因を調べると、じつは水道水が原因だったということもあるでしょう。

では、水道水のpHと水槽のpHがあわない場合はそのように調整したら良いのでしょうか。

ここでは、水換え時の調整方法について解説します。

 

水換えでpHが変わる原因

水換えでpHが変わる原因は、水道水から出てくるpHと水槽のpHが大きく異なることです。

水道水のpHは一般的に中性と言われていますが、場所によっては7,5程度と弱アルカリ性に傾いている場合もあります。

このような場合、pHが酸性寄りに傾いている水槽へ気にせず注いでしまうと、水槽内で急激な水質変化が起こり、生体が一気に衰弱してしまうといった可能性が考えられます。

俗に言うpHショックと呼ばれる症状で、新規生体導入の時に最も気を付けなければならないことの1つですので、水換え時に注意が必要ということです。

続いて、水換え時にpHショックを防ぐ対策について、深くお伝えしていきます。

 

 

RO水を使用する

マーフィード ダイレクト ビー

最も間違いないのは、RO水を使用することでしょう。

RO水は軟水に切り替えることができるため、多くの熱帯魚が好む水質にしやすいといった特徴があります。

軟水化することで、多くの熱帯魚や水草にとって育成しやすい環境を作ることができます。

また、RO水は水道水の不純物を除去する働きもあるため、水槽に発生するコケの抑制にも効果的です。

導入費用や機器設定に手間がかかりますが、どうしても完璧な水槽を目指したいといった方にはおすすめです。

pH調整剤を使用する

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とても簡易的な方法でおすすめです。

水槽に注ぐ前に、水槽のpHと水道水の新水のpHを強制的に調整します。

注ぐ予定の新水をバケツに取り、市販のpH調整剤を入れて水槽のpHに近い値へ調整してから注ぎます。

誰でも簡単にできますので、初心者におすすめです。

 

 

水換え専用水槽を用意する

海水魚水槽やサンゴ水槽で持っている人に多いですが、水を貯めておく専用水槽を設けることもおすすめです。

水換えをする数日前に水道から新水を確保しておくことで、水が馴染みpHが落ち着くこともあります。

また、水質調整剤に抵抗があり弱酸性寄りの水質を作りたい方は、新水を水槽に貯水した後、エアレーションをほどこし流木やマジックリーフを入れて調整しても良いでしょう。

マジックリーフを上手に使うことができれば、アマゾン川にいる熱帯魚が好む水質に持っていきやすいと言えます。

ソイルを使い調整しても良いのですが、水を注ぐ際に水が濁らないよう気を付けてくださいね。

 

牡蠣殻を使用する

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かきがらは、水槽から出てくるpHが低く、現在飼育している生体に適していない場合に使用します。

できれば、別水槽に新水を入れ、外部ろ過フィルター内にかきがらを入れたうえで調整してくださいね。

かきがらはpHを上昇させる効果が高いので、非常におすすめです。

 

 

頻繁に水換えをする

特別な道具を使用したくない場合は、頻繁に水を換えると良いでしょう。

大きく水を換えるとpHショック問題が生じるため、1日~3日に1回10パーセント程度水換えをすることで、水槽内のpHを大きく変えることなく、水槽管理をすることができます。

費用がかかることもないので、慣れてしまえばそこまで苦にならないという方もいます。

人力作業に自信があるという方におすすめです。

 

お店から水を購入する

熱帯魚専門店のなかには、RO水などの熱帯魚飼育にとって最高レベルの水を販売しているところもあります。

自宅でRO水を設置、管理するのは嫌だけどRO水を使いたいという方は、お店に相談したりRO水を販売しているところで購入することをおすすめします。

ただし、専用ポリタンクが必要であること、持ち帰るのが大変なので車でお店に行ける人、そして自宅駐車場からすぐに水槽へ運べる人が対象となるでしょう。

RO水は純水ゆえ劣化も早いため、購入したらすぐに使用することをおすすめします。

 

 

まとめ: 水換えでpHが変わってしまう対策とは

いかがでしたか。

水換え時にpHが変わってしまう原因と対策について解説しました。

正直、頭を抱えて悩むほど気にしないで熱帯魚を上手に飼育することはできますが、地域やお住いの水道管の劣化により、水道から出てくる水質に問題があるケースは否めません。

もし、今水槽の調子が悪く、水換えしても改善しない場合は、一度水道から出てくる水質を計測し確認したほうがいいかもしれません。

水槽がなかなかうまく管理できない原因は意外と身近にあるものです。

みなさんの水槽管理が今以上にうまくいくことを応援しています。

 

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