ペットショップやアクアショップでドジョウを見かけたことはありませんか?
ユーモラスな顔立ちで、育てやすいことで人気のドジョウについて今回は解説します。実はドジョウはとても種類が多く、個体差も大きい魚です。自分だけの1匹を探せる種類でもありますし、温和で混泳しやすくもあります。
興味がある方にはぜひ、ドジョウの可愛さを知ってもらえたらと思います!
人気のおすすめドジョウ7種
水槽の底面でニョロニョロと動き回るドジョウはユーモラスで、独特の愛嬌があります。
そんなドジョウのうち、人気の種類にはどんなものがいるのでしょうか。具体的にご紹介します。
ホトケドジョウ
成長すると6cmほどになる、やや体色のうすめのドジョウです。
底面で生活するドジョウの中では珍しく、発達した浮袋を持つため、水面近く~水槽の中域で泳ぎ回る姿を目にすることもできます。
高めの水温が苦手なので、夏はクーラーを用意してあげると長生きしてくれますよ。
マドジョウ
一般的に「ドジョウ」と呼ばれるものはこのマドジョウを指します。用水路などでみられる自然のドジョウもこのマドジョウです。
成長すると20cmほどになります。
育った環境で体色に違いが生じ、黒が強い個体、青っぽい個体、斑点のある個体などさまざまです。
ヒドジョウ
マドジョウと同じ種類ですが、突然変異により体色が緋色、すなわち赤っぽいことからヒドジョウと名付けられています。
なかなか色鮮やかで目立ちますから、水槽のワンポイントにいかがでしょうか。
シマドジョウ
しま模様があるというよりは、斑点がしまのようにずらりと並んだ模様があります。自然界では本州と四国に分布しています。
生まれつき大型(といっても13cm程度です)になるタイプと、小型(6cmほど)にしかならないタイプがいます。
シマドジョウはドジョウのなかでは比較的高温でも耐えることができますが、30℃を大きく上回るようなことがないようにしましょう。シマドジョウは酸欠に弱いので、エアレーションをしっかり行ってください。
スジシマドジョウ
シマドジョウは斑点がしまのように連なった模様ですが、こちらのスジシマドジョウはハッキリとラインのような模様が見てとれます。ですがこれも個体差があり、スジがハッキリしていない個体もいます。
スジシマドジョウは小型、中型、大型の3種が知られていますが、自然界では数が減ってきています。
アジメドジョウ
ゴマドジョウとも呼ばれることもある、斑点もようが特徴的です。他のドジョウとくらべてほっそりしています。
口が厚く吸盤のようになっており、石に吸い付いて生息します。急流でも流されず、石についた藻を食べています。
クーリーローチ
クーリーローチはドジョウの仲間ですが、自然界ではタイ、マレーシア、インドネシアに生息しています。
ドジョウにくらべて、ハッキリとした色合いが人気のポイントで、性質も丈夫で育てやすいので初心者の方にもオススメできます。
模様に個体差があるので、お気に入りの一匹を探すのも楽しそうですね。
ドジョウは混泳に向いている!
ドジョウは他の生体との混泳に向いています。
それはドジョウが温和な性格なことと、水槽の低い所~底面を縄張りとすることが理由です。
他の生体との縄張り争いや、餌の取り合いでのケンカをすることがほぼないので、安心して混泳を楽しむことができます。
日本産のドジョウは高温の水が苦手なので熱帯魚との混泳は難しい場合もありますが、クーリーローチであれば東南アジア原産なので、熱帯魚水槽に適した水温、環境で育てることができます。ユーモラスなワンポイントとなること、間違いなしですよ。
ただし、クラウンローチは気性が荒く、攻撃性が強いため注意が必要です。
なお、ペットショップで販売されているドジョウも多数いますが、飼いきれなくなったからといって自然の河川などに放流することは絶対にやめてください。ペットショップで販売されているものは、野生のものとは別ですし、自然のドジョウの生息域がめちゃめちゃになり、遺伝子汚染も起こりかねません。
ドジョウに限ったことではありませんが、生体を購入する際には最後まで必ず飼育しきれるかどうかを考えましょう。ドジョウのような日本の自然界で生息しているものでも、です。
まとめ:人気のおすすめドジョウ7選!混泳しやすく可愛いドジョウをまとめました
底でニョロニョロする姿や、砂を掘る仕草、ちょこんと出ているヒゲが可愛らしいドジョウについて解説しました。
ありきたりの熱帯魚はもうたくさん飼育しているし…という方にもおすすめです。一度ドジョウにチャレンジしてみませんか?案外ハマってしまうかもしれません。
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