暑い夏を乗り切るのにアクアリウムがあるのはとても嬉しいものです。
水の中を自由にスイスイと泳ぐ魚を見ると本当に癒されますね!
今回は、「この夏に飼うならメダカ、金魚のどちらがおすすめか」について解説します。どちらにもいい点がありますので、それぞれの楽しみ方についてお話ししていきます。
この夏おすすめの生き物!
この夏にピッタリのおすすめ生き物はやはり、メダカです!
メダカがおすすめな理由を下で解説します。
飼育難易度はメダカが圧倒的に簡単
メダカをおすすめする第一の理由は、「メダカはすべてにおいて、金魚よりも簡単」だからです。
簡単?どういうことでしょうか。
まず、金魚は水を汚しやすいことで有名な魚です。たくさん食べ、たくさんフンをする魚だからです。水が汚れる=病気にかかりやすくなりやすい、とも言えますので、餌やりや水槽メンテナンスのコツがつかめていない場合、やや飼育難易度が高いと言えるでしょう。
また、金魚は思っているよりも成長が早く、ぐんぐん大きくなります。飼い始めは5cm程度だった、可愛い!という金魚でも種類によっては15cmを超えます。となると、水槽のサイズも大きなものを用意してあげなければなりません。
金魚を飼い始めるきっかけに「夏祭りの金魚すくい」があるのですが、2020年はコロナウイルスの影響でお祭りの中止が相次いでいます。ですから金魚をすくってきちゃった!という機会も減りますから、いっそ飼育が簡単なメダカをおすすめしています。
ベタもおすすめ
夏に飼育を始める魚といえば、ベタもおすすめです。
夏にとても流通量が増える魚なので、ショップに行くとたくさんの種類の中から選ぶことができますし、入荷して間もないベタのほうが元気があるのでおすすめです。
ベタは比較的小さな容器で飼育することもできますので、初心者の方にはうってつけの魚です。
色やヒレの形も豊富で、「うちだけの子」という個性を感じながら可愛がることができますよ。
ベタの飼育に興味がわいた方は、下のリンクを参考になさってください!
夏!メダカの楽しみ方
ではこちらの項では「夏ならではのメダカの楽しみ方」をご紹介します。
ボトル飼育や照明で涼を楽しむ
メダカはとても小さくて丈夫なので、ボトルで飼育することが可能です。
気に入った綺麗なボトルを用意して、その中でメダカを飼育するのはとても楽しいですよ。一番の楽しみは「ボトルは小さいので身近なところに移動することができる」という点ですね。
テレビを観る時にそばのサイドテーブルに置いたり、寝る時には寝室につれていくという楽しみ方ができます。すぐ近くにボトルを置いて、メダカの泳ぎ回る様子を見るのはとても癒され、愛情を感じる飼育方法です。ただ、振動や大きな音には気を付けてあげてくださいね!
ボトルでメダカを飼ってみたい!となったら、下のリンクをご覧になってみてくださいね。
また、ボトルを移動することで照明器具を工夫して涼を楽しむ、という方法もあります。
メダカには青メダカやラメメダカ、幹之メダカなど、キラキラする鱗、光沢を楽しめる種類がたくさんいます。そういったメダカにブルーのライトをあてると、涼し気でとても美しいですね。
写真を撮ってみる
小さめのボトルに入ったメダカはとても可愛らしいものです。
一般的な水槽に入ったメダカに比べて特別感がありますし、やはり写真映えもします。ライティングを工夫したり、ボトル内の水草の配置に凝ったり、ビー玉を入れてみたり。ボトルに入れたメダカならではの楽しみのアイディア、方向性は豊富にあります。
可愛い自慢のメダカを撮影して、SNSにアップしてみるのはいかがでしょうか。
夏の金魚の楽しみ方
とはいえ、色鮮やかで体が丸い金魚はやはり特別な可愛らしさがありますね。
夏ならではの金魚の楽しみ方をご紹介していきます。
水草を増やしてみる
金魚は雑食な上、食欲が旺盛なので、水草を水槽にいれるとすぐに食べてしまいます。食べるためにぐいっと引っ張るのですぐに水草が抜けてしまうということもあり、普段金魚を飼育する水槽にはあまり水草は入れません。
ですが夏の雰囲気を楽しむ間、と考えて金魚藻(マツモ・アナカリス・カボンバ)を多めにレイアウトしてみるのはいかがでしょうか。
鮮やかな赤い金魚と、涼し気な葉をもつ金魚藻のコントラストは非常に美しく、目を引きます。
ただ、マツモとアナカリスは根付くことがなく金魚にすぐかじられてしまいます。また、カボンバは水質に敏感なので生育難易度はやや高めですから、ボロボロになったらすぐに交換すればいい!というイメージで導入しましょう。
金魚藻は水草の中では群を抜いて低価格なので、夏を楽しむ小道具と割り切っても良いのではないでしょうか。
睡蓮鉢・金魚鉢へ短期間うつしてみる
金魚を睡蓮鉢に入れて、軒先で飼育するのも風流で夏を感じさせてくれますね。
また、夏と言えば金魚=金魚鉢!と連想されるように、日本の夏の魚として金魚は定番です。
ただし、金魚鉢は一般に水があまりたくさん入らず、金魚にとってストレスの多い環境となりやすいので、金魚鉢に入れるのは一週間まで、としてください。金魚鉢での長期飼育は厳しいです。
金魚鉢はできるだけ大きなものを選び、水換えは毎日行いましょう。どうしても酸素が不足すること、汚れがたまりやすいことが理由です。
まとめ:メダカ?金魚?この夏飼うならどっちがおすすめ?それぞれ楽しみ方を解説!
この夏に飼育するのにおすすめの魚についてご紹介しました。
飼育環境、予算、好みなどいろいろな要因から「これだ」という魚をお選びいただき、涼を楽しめるアクアリウムを楽しんでいただけたら幸いです。
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