【油断大敵】水槽の調子が良い時こそ気を付ける3つのこと

水槽の調子が良い時というのは、じつは危険と隣り合わせです。

その理由は、水槽の調子が良いという慢心、そして調子が良いことで何もすることがなくなり飽きてしまうこともあります。

そうなると、何か水槽へ変化を与えたいという気持ちが生まれてくるため、熱帯魚や水草を追加する、または、水草の状態を良くしよう、熱帯魚の色を揚げてみよう、凝った水槽レイアウトを見てみよう欲が出てくるものです。

しかし、これは危険です。

水槽の崩壊は一瞬で起こるからです。

では、実際にどのような変化を与えると、調子の良い水槽でもダメージが出る可能性があるのか。

ここでは、水槽の調子が良い時でも、調子が崩れる行動について、紹介していきます。

水槽の調子が良いときの注意ポイントを動画で解説!

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水槽の調子が良くても気を付けておきたいポイント3つを音声付きで解説します。

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水槽の調子が良い時とは

一般的に水槽の調子が良い時というのは、水を汚す量と、水を綺麗にする量のバランスが取れている時です。

熱帯魚の排泄物、餌の残りなどにより水質が悪化するところを、バクテリアの力で限りなく無害に近づけることで、水槽内の熱帯魚は元気に過ごすことができます。

バクテリアが元気に活動し、ろ過がしっかり活動している時というのは、多くの場合コケも生えにくく水質も安定します。

しかし、その状況に慢心してろ過能力に負担をかける行動を起こすと、水を綺麗にする力より、水を汚す力が増えてバランスが崩れる可能性があるのです。

ここでは、筆者が経験したその代表的なトラブル例をご紹介いたします。

 

 

熱帯魚を追加する

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水槽の状態が安定し、何もトラブルが無いと飽きてきてついつい新しい熱帯魚を迎える方が多いとおもいます。

もしくは、飽きてなくても、水槽が綺麗に保たれているから新しく熱帯魚を追加しても問題無いと考える方も多いはずです。

もちろん、このような考え方はアクアリウムを楽しんでいれば誰もが考えることですし、実際に調子の悪い水槽に新魚を導入するよりよっぽど良い手段です。

しかし、どんな状況であれ新しく熱帯魚を迎えるということは、水を汚す量が増えるということは理解しておきましょう。

例えば、ろ過フィルターを最近洗浄していないのであれば、洗浄してから新魚を迎える。

新魚を迎えて数日はいつでも換水対応などのメンテナンスができる状況にしておくなど、新魚を導入した後のケアが必要かもしれないと事前準備しておくことをおすすめします。

 

 

水草の追加

水草を追加する際も、じつは注意が必要です。

とくに、ネイチャーアクアリウム水槽を管理している場合、新しく導入する水草が有茎草やグロッソスティグマなどの生長の早い前景草の場合は、水槽内の肥料吸収量が増えます。

問題なく美しい状態でキープできていたにも関わらず、新しい水草にも栄養を取られるため、栄養が不足する可能性があります。

だからといって、単純に液肥を増やせば良いというわけではなく、元々の水草と新しい水草の生長具合、色合い、水草に付着するコケの量などを見ながら液肥量をコントロールしていく必要があります。

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水草を追加しただけで大げさなと思われるかもしれませんが、水草が水中の栄養を吸収することは間違いない事実です。

水槽内は閉鎖的な環境ですから、限りある栄養から水草は吸収していくため今までと同じ液肥量では不足するのです。

もし、不足しなければ、それは水草のなかに生長できていない種類がいることになるので、このことを踏まえて、水草の導入を検討いただくことをおすすめします。

 

 

水槽メンテナンスの油断

水槽の調子が安定しているからと、ルーティーンで行っていた、コケ取りや水換え、フィルター清掃といった通常の水槽メンテナンス期間を伸ばしてしまうことがあるかもしれません。

そうなると、少しずつ水槽環境が悪化していき、気付いたときには水質が一気に熱帯魚が生きにくくなる所まで落ちていることがあります。

水槽管理のなかで、著しく環境が崩れた状態というのは、プロでも復旧させるのは一苦労です。

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水槽の調子が安定していても、日々のルーティン作業は欠かさずに行うようにしましょう!

 

水槽運用の仕組みをおさらいしてみよう

困ったときは基本に立ち返るのがベストです。

トロピカでは『アクアリウムのはじめ方』をまとめています。硝化バクテリアの働きや、各設備・器具の重要性などのおさらいになります。

これから水槽を始める初心者も読んでいただくと理解が深まりますよ。

まとめ:【油断大敵】水槽の調子が良い時こそ気を付ける3つのこと

いかがでしたか。

水槽の調子が良いからと油断していた方も、ハッと気づいたこともあったのではないでしょうか。

そんな筆者も、じつは油断した挙句に水槽の状況がみるみる悪化して、リセットを余儀なくされた事案がありました。

水槽の状況が安定しているからと慢心せずに、日々の水槽管理作業は怠らないように注意していきましょう。

そして、最後となりますがこれは筆者の経験から学んだことです。

水槽の状況が良い時こそさらにメンテナンスに力を入れることをおすすめします。

水槽管理は、常に先手先手で攻めていくことが大切です。

水槽状況が悪化してから行動をすると、後手後手の対応となりなかなか水槽管理者自身が理想とする水槽環境を作ることができません。

常に先手を取ることでリスクを最小限にし、水槽の状況をより良くさせることができます。

命ある生き物を飼育する以上、縁あって自分のところにやってきた生き物に対しより良い環境を作ろうと意識をし、アクアリウムライフを楽しんでいただけると嬉しいです。

 

 

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