飼いやすい熱帯魚の特徴【淡水魚編】

アクアリウムでお魚を飼育してみたい。

だけど実際にお魚を飼育するのはやっぱりちょっと難しそう、、。

そんな方のために、今回初めての方でも飼いやすい熱帯魚の特徴について、

お魚を選ぶときのコツと合わせてご紹介します!

 

飼いやすい熱帯魚の特徴

様々な点から、飼いやすいされる熱帯魚は多数おりますが、

大きな特徴として挙げられるのは以下です。

 

  • 人口飼料に餌付いている熱帯魚
  • 日本の水質に馴染んでいる熱帯魚

 

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

飼いやすい熱帯魚:人口飼料に餌付いている

人口餌に餌付いている熱帯魚とは、つまり、養殖されている熱帯魚です。

観賞用の熱帯魚として養殖されているお魚は、すでに人工飼料に慣れているため

ご自宅で飼育する際に与える飼料にすぐに餌付いてくれるのです。

 

熱帯魚ショップなどで販売されている一般的な小型魚のネオンテトラ、ラスボラ、グラミーなどは養殖されている場合が多く、飼料を与えやすいという点からも飼いやすいお魚だといえるでしょう。

 

以下それぞれのお魚の特徴をご紹介します。

 

飼いやすい熱帯魚:ネオンテトラ

 

 

体色が鮮やかで、群れで泳ぐ習性があるため、淡水水槽の中での見栄えも良く、人気のお魚です!

比較的安価で購入できる点(1匹:10円~100円程度)や、体が丈夫で、水質の変化や環境への順応力が高いことからも飼いやすい熱帯魚といえます。

ネオンテトラは繁殖させるのが難しいのですが、やたらに繁殖して水槽内が混乱してしまわないという点では安心して群れでの飼育が可能です。

 

飼いやすい熱帯魚:ラスボラ・エスペイ

 

 

こちらも見栄えが良く、丈夫で飼いやすい熱帯魚として人気です。

ラスボラ科とは鯉の種類のため、日本の水質との適合性が高いと言われています。

水質については後述しますが、ラスボラ・エスペイは弱酸性の水で飼育すると体色のオレンジがより一層鮮やかになるため、飼いやすさとともに飼育の楽しさもたらせてくれます!

価格も1匹150円~程度と手ごろであり、群泳の習性から、水槽を鮮やかに見せる熱帯魚として高い人気の淡水魚です。

 

飼いやすい熱帯魚:グラミー

 

 

写真は、長いひげが可愛らしいドワーフ・グラミーのオスです。

鮮やかな色彩を持ち、ゆったりとした動きで存在感を発揮する人気者です。

飼いやすさをとっても他に引けをとらず、丈夫で温厚なため、安心して飼育できます。

混泳にも向いていますが、繁殖期にはオスがやや攻撃的になるので、隠れられるような水草レイアウトを用意してあげると良いかもしれません。

 

飼いやすいお魚の種類についてもっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

 

 

飼いやすい熱帯魚:混泳させることで餌付きを促せます

 

飼料に餌付きやすいという特徴の上記のお魚たちは、比較的穏やかな性格でもあり、他の熱帯魚との混泳にも向いています。

これらのお魚を餌付きにくいために飼うのが難しいとされるお魚と混泳させることで、餌付きを促し、不食を防ぐ作用ももたらすことがあります。

特に、群泳を好むネオンテトラやラスボラ・エスペイを群れで導入すると、エサをパクパク食べる皆につられて、食べてみようという気になるお魚もいるようです。

なかなか人工飼料を食べてくれないお魚に困っていたら、試してみるのもいいかもしれません!

 

 

その他、エサについての情報は以下の記事をチェックしてみてください!

 

また、エサを食べない時の対処法はこちらをご覧ください。

 

飼いやすい熱帯魚:日本の水質に馴染んでいる

 

日本の環境で飼いやすい熱帯魚は、やはり日本の水質に馴染んでいるお魚です。

そのため飼いやすい熱帯魚を選ぶためには、日本の水質を知り、適合性を調べることが有効です。

 

水質を知るには、水質を示すPH(ピーエイチ/ペーハー)という値を基準にすることができます。

まず、PHについてご説明します。

 

水質に適した熱帯魚は飼いやすい:水質を表すPHってなに?

 

水質について調べると目にする”PH”。

一見するとなんだかややこしい科学用語のようでとっつきにくいのですが、

いつかの学校の理科の実験で、リトマス試験紙にレモン汁を染み込ませて色の変化を見た、そんな経験のある方も多いかと思います。

実はあの実験で調べていたのが”PH”です。

PHとは水・水溶液の性質【酸性・アルカリ性の程度】を表しているのです。

 

 

水質に適した熱帯魚は飼いやすい:日本の水質は中性

PHでは酸性でもアルカリ性でもない中性を7とし、数字が低くなるほどに酸性、7より高い値をアルカリ性として捉えます。

日本の水質はPH7.0とされているのでまさに中性です。

熱帯魚の購入を検討し、調べていると、そのお魚が好む水質を記載しているのを見かけることがあると思います。

その際に、PH7、もしくは言葉で弱酸性~中性など記述されていたら、日本の水質と適合すると考えられるため、トラブルなく飼育できる可能性の高い、飼いやすい熱帯魚と判断できるでしょう。

 

 

飼いやすい熱帯魚と共に楽しいアクアリウムライフを

今回ご紹介した飼いやすい熱帯魚の特徴

  • 人工飼料に餌付いている
  • 日本の水質になじんでいる

これらを気にしながら、お魚を調べてみると、思った以上にたくさんの選択肢が発見できます!また、ペットショップなどで購入する場合にはお店の人に聞いてみると餌付きについてなど詳細な情報が得られるかもしれません。お試しください!

 

2件のコメント

  1. 匿名 より:

    うちが通ってた学校はリトマス紙にレモン汁じゃなくて薄めた塩酸や薄めた水酸化ナトリウムなどをつけてました

    1. 中島 より:

      年代や学校や地域によって、つけるものが違うのがおもしろいです。
      それでもリトマス紙はなぜか記憶に残るアイテムですよね。

※返信にお時間をいただいております。
弊社公式サイトのお悩み相談フォームですと早めに返信できますので、よろしければそちらもご利用ください。

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