アクアリウムの地震対策できていますか?
いつ起こるか分からない地震。
地震と水槽って、とっても相性が悪いんです。
水が入っている箱ですから揺れたら溢れるし、最悪は割れそうな気がしますよね。
アクアリウムを趣味とする人は、地震が起こるとこんなことが心配ではありませんか?
- 水槽が割れる
- 魚が死んでしまう
- 水があふれる
でも、実際は何も対策をしていない人の方が多いのではないでしょうか?
そもそも、何を対策してよいのかもわからない方も多いでしょう。
多少は仕方ないかもしれませんが、被害を最小限にする方法はあります。
それもお金をあまりかけないで。
その方法を今回は書いていこうと思います。
↓アクアリウムと地震についてはコチラの記事が人気です↓
こんなケースがありました。
筆者はアクアリウム業界に、もう12年も携わっています。
一番ひどかった地震は、やはり東日本大震災です。それ以外も震度5クラスは何度か経験しました。
意外といっては何ですが、水槽って結構強いんです。東日本大震災でもほとんど割れませんでした。
あの時、水槽に何が起こったのか、私が実際に見た中でこんなケースがありました。
記憶に残っているものを書いていきます。
レアケースもあったので、またの機会に書きますよ。
1.水槽が内側から割れました・・・
内側からっていうのがポイントです。海水魚の水槽だったのですが、水槽内の岩組(ライブロック)が揺れによって崩壊して(山が崩れるように)、ゴロゴロ転がったライブロックが水槽の内側にヒットしてそこから割れました。まあ、その後は悲惨な光景でしたけど。
2.水槽台が崩れました・・・
ステンレスを組み上げるタイプの水槽台を使用していました。
そのつなぎ目部分が揺れによって過剰な力がかかり、水槽台が傾くとともに水槽が滑り落ちました。こちらも思い出したくないですね~。
3.水があふれました・・・
特にガラス水槽は、水があふれます。
ガラス水槽で熱帯魚を飼っている方は分かると思いますが、大体ステンレスフックの上にガラス蓋が乗っています。
水の圧力は結構強いので、地震の揺れで水が蓋を持ち上げて、そのまま左右に水があふれます。
水があふれるケースは、あふれる量の多い少ないはありますが、結構あります。
震度5程度でも、水槽によっては1/5程度水槽の水が無くなるくらいあふれることがあります。
こんな地震対策が有効です!!
さて、結論ですが以下のような地震対策は有効なのでぜひ真似してください。
1.水槽内のレイアウトを工夫する。
ケース1で書きましたが、内側からレイアウト物が転がって水槽にヒットするケースがありますので、特に岩組が必要なレイアウトは気を付けましょう。
2.水槽台と水槽を接着する。
揺れによって、水槽と水槽台がバラバラに動くと危険です。何が危険かというとケース2で書きましたが、最悪の場合水槽が滑り落ちたりします。
バラバラに動くよりは一体に動いた方がまだ危険は少ないので両面テープのようなもので水槽台に水槽をくっつけるとよいでしょう。
3.思い切ってガラス水槽からアクリル水槽に切り替える
これは水あふれの対策です。少しコストが掛かりますが、これから起こりうる地震の事を思うと、投資額としては許容範囲かもしれませんね。
東日本大震災のケースでも水があふれたのは、圧倒的にガラス水槽でした。
アクリル水槽は、その構造上ほとんどの水槽にフランジと呼ばれる補強が上部についています。これが水槽が揺れて水が持ち上がったときに、まずフランジに当たるので一旦折り返して水が落ちる方向に力が働きます。
万能ではありませんが、ガラス水槽よりは水があふれることが少ないのです。
まずは、簡単にできる地震対策から始めましょう
上に上げたように、水槽の地震対策は簡単にできる方法も結構あります。
皆様も、こちらを参考にいつ起こるか分からない地震にそなえましょう!
耐震マットもおすすめです↓
その他にもまだまだ地震対策はありますので、次回以降書いていきます。
それにしても、地震は起こらないでほしいですよね~
地震について他記事もあります!
知る人ぞ知る、東京アクガーデンのトップ代表CEO。
魚の知識は少ないけれど、熱帯魚業界は熱く語ります。
20キロ痩せたことが一番の自慢、ダイエットも仕事も同じだー!!