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子供がいる家の水槽安全対策!転倒防止や手の突っ込みなどを解決しよう!

アクアリウムは家族みんなで楽しめる趣味なので、家族団らんの中心に水槽があることも珍しくはありません。「生き物の世話の仕方を学べる」という理由で、お子さんと一緒に熱帯魚を飼育している方もいるのではないでしょうか。生き物好きな子共は積極的に水槽掃除や餌やりを手伝ってくれます。

ただ、水槽は“危険が潜むもの”ということも忘れてはいけません。とても重く、角ばっている水槽は思わぬところで怪我につながってしまうことも。

今回はお子さんがいるご家庭でも安全にアクアリウムが楽しめるよう、水槽の安全対策についてご紹介します。

子供も安心!水槽安全対策!

お子さんと一緒にアクアリウムを楽しむ場合、水槽の安全対策は必須と言えます。遊ぶことに熱中してしまうと思わぬ拍子に水槽にぶつかってしまったり、興味のあまり大切な機材を触ってしまったりなどする可能性もあります。そのため、子供と魚の安全を守るためにも水槽周辺の安全対策はとても大切です。

水槽台の角はコーナーガードをしよう!

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小さな子供がいる家庭では水槽台の角にコーナーガードを付けましょう。

水槽台にぶつかると、角で怪我してしまうだけでなく、水槽の転倒につながってしまうこともあります。

重量のある水槽が倒れると非常に危険なので、両面テープで簡単に付けられるコーナーガードは、手間もかからずとてもおすすめです。

衝撃を吸収する柔らかい素材で覆うことによって、ぶつかったときの衝撃を緩和することができるため、付けるだけで安全度が増します。

水槽が倒れない工夫!

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水槽が倒れない工夫として耐震ストッパーを取り付ける方法も効果的です。

水槽は底砂や水を合わせると100kgを超えることも珍しくありません。万が一、転倒してしまうと大怪我につながってしまうので、しっかり対策しましょう。

また、水槽台は「落とし込み加工」があるものを選ぶと地震時の心配を減らすことができます。

天板に枠が付いており、水槽の底面を覆う形となるため、地震の揺れや子供がぶつかった衝撃によって水槽がズレることがありません。耐震ストッパーと合わせれば安定性は抜群です。

耐震ストッパーの取り付けは東京アクアガーデンで水槽を設置する際にもよく行う方法です。また、オーダーメイドの水槽台作成も行っておりますので、気軽にご相談ください。

水槽台の扉はしっかりロック!

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水槽台の中にはフィルターなど大切な機材をしまうので、しっかりロックしておきましょう。

大型の水槽台であれば子供が潜り込むスペースがあり、とても危険です。また、フィルターは種類によってはコック一つで水の流れを変えられるため、最悪の場合、故障や水漏れを引き起こしてしまう場合も。鍵は簡易のものでもかまいません。施錠は怠らないようにしましょう。

水槽台の施錠は東京アクアガーデンで保育園や幼稚園などに水槽を設置する際にも行う方法です。

※こちらの事例では水槽台に錠前を付けています。

水槽用クーラーは絶対に収納しよう!

水槽用クーラーは水槽台に収納することをおすすめします。精密な機械であるだけでなく、魚の命に係わる大切な装置です。誤って電源を切られたり、設定温度を変えられてしまったりなどすると、夏場などはひとたまりもありません。

水槽用クーラーの故障だけでなく、魚の全滅、水漏れ、漏電といった事態も考えられるので、触れないよう水槽台の中に収納するのがベストです。

水槽の材質はアクリルの方が良い?

子供がいる場合、水槽の材質はアクリルのほうが良い場合があります。それは、衝撃が加わった際の割れ方がガラスよりも飛び散らないためです。また、ガラスに比べ軽量なので、転倒した場合のリスクも軽減できます。

ただ、ガラス水槽であっても厚めの板厚のものを選ぶことで、そういった危険を減らすことが可能です。子供のいる家庭に水槽を導入する際は検討してみてください。

子供が水槽に手を入れてしまったら

子供が興味のあまり、つい水槽に手を入れてしまう光景を目にしますが、これは良くありません。水槽の上にはフタや上部フィルター、ライトを置いている場合もあるため、これらが落ちてくる危険があります。また、水槽の水には多くの菌類が潜んでいるので、それらが体内に侵入すると体調不良につながってしまう可能性も否定できません。

ここでは、子供が誤って水槽に手を入れてしまった場合の対処と予防法をご紹介します。

絶対に石鹸で手を洗おう!

もし、子供が水槽に手を入れてしまったら石鹸でよく手を洗いましょう。水槽内にはいろいろな菌類が棲んでいるため、まだ抵抗力の弱い子供では不安がたくさんあります。代表的なものはエロモナス菌です。

淡水であれば珍しくはない菌ですが、食中毒の原因菌でもあります。水槽に直接手を入れなくても、水替えの際にこぼれた水にも要注意。雑巾などで拭き取り乾燥させましょう。

子供が開けにくいフタにする方法

子供が開けにくいフタにするのも得策です。きり欠け面積の少ないタイプであれば、子供が持ち上げにくいのでおすすめ。また、キャノピー(天蓋)を設置する方法もあります。キャノピー自体に高さを持たせれば子供の手も届かないため、とても効果的です。

さらに、ライトのコード類が隠れることから、引っ張ったり、引っ掛かったりなどして落ちる危険も少なく、見た目もスマートに収まります。肉食魚の場合であれば、ボルト留め加工を行うことも一つの手です。

これらは市販ではなかなか手に入りませんが、オーダーメイドで入手する方法があります。

東京アクアガーデンではオンラインショップでそういったオーダーメイドを承っております。よろしければ、こちらも合わせてご覧ください。

まとめ:子供がいる家の水槽安全対策!転倒防止や手の突っ込みなどを解決しよう!

アクアリウムの水槽は小さい子供にとって興味の対象であり、一歩間違えれば危険なものにもなりかねません。しかし、安全対策さえしっかりしていれば、「命の大切さ」を教えられる素晴らしい空間にもなります。それは子供の成長にもつながるはずです。魚の成長を眺めながら子供の成長を感じつつ、家族みんなでアクアリウムを楽しんでください。