金魚の飼い方 これなら失敗しない 5つのポイント! ~金魚素人育成記7~

金魚は日本人にとって、身近な魚です!

しかし、実際飼ってみるとすぐに死んでしまう…なんてこともちらほらと聞きます。

病気になったり、ご飯を食べたと思ったら浮いていたなど…金魚を終生飼うなんて無理!と感じてしまう方もいます。

金魚は本来、観賞魚としては無類のポテンシャルを持っています!

フナをルーツに持つ金魚たちは、バイタリティにあふれた魚なのです。

金魚本来の元気いっぱいの姿を知れば、もっと好きになります!

金魚を長生きさせる為に、飼い方で失敗しない5つのポイントをまとめてみました。

 ポイント:1 水量を確保する

『金魚の飼育には60cm水槽が最適』と、言われるように、金魚を元気に育てるには、ある程度の水量が必要となってきます。金魚はフンをたくさんするので、水が汚れやすいからです。金魚のサイズ1cmに対して1L程度の水が望ましいです。

最初は、つい小さめの水槽を選びがちですが、金魚が泳ぎまわる余裕を考えるとそれなりのサイズの水槽が必要になります。金魚鉢(平均水量:2~3L)ではもちろん足りません!

また、金魚は成長する魚です。いつのまにやら水槽が金魚に対して小さくなってしまったなんてことも。体が大きくなる=必要水量が多くなるので、水質も悪化しやすくなります。

余裕あるサイズの水槽のご用意をオススメいたします!

また、エアレーション(ぶくぶく)も活発な金魚たちには必須ですので、用意してあげましょう。

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連れてきたばかりの場合や、新しい水槽にいれる場合は、水あわせ(徐々に水質に慣らしていく作業)も、忘れずに!

 ポイント:2 水温に気を付ける

バイタリティあふれる金魚にも弱点があります。

それは、急激な温度変化に弱いことです!

水換えの際についつい温度など気にせず入れてしまいがちですが、温度を水槽の水と合わせて入れてやることで、病気を防ぐことができます!

あまりに温度差が激しいと、ショック症状や病気を患うことも。

基本的に2℃の水温上昇なら大丈夫ですが、温度降下に弱く、2℃下がった場合は大変危険です!冬場などは特に気を付けたいです。

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 ポイント:3 エサをやりすぎない・エサの消費期限をまもる

金魚は常にご飯を探しています!

その姿がたまらなく可愛らしいのですが、それゆえ『エサをあげすぎて病気になってしまった』なんてこともよくあります。

病気というのは、腸満というもので、いわゆる食べ過ぎの状態です。最初は太ったように思えますが、実は排泄困難な状態です。

そのままエサをあげ続けると、お腹が破裂してしまいます!

逆に、消化不良(下痢)になってしまうこともあり、症状が進み、内臓疾患にまで至るケースも。また、転覆病を引き起こす場合もあります。

消費期限の切れたエサは酸化し、消化不良を起こす原因になります。

消費期限(6ヶ月~1年ほど)をまもりましょう。

また、新しい水槽に入れたての金魚には、3日間のエサ切り(断食)をおススメします。
新しい環境に戸惑って、消化不良を起こしがちだからです。
水換え直後も、エサは控えましょう。最低1~2時間後にあげたほうが良いです。

金魚はエサをあげるだけ食べてしまいます。

あげすぎないように、きちっと管理することが重要です。

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 ポイント:4 縄張りをつくらせない

金魚にも縄張りは存在します。

例えば、お気に入りの物陰などですが、ずっと1匹で金魚を飼っていた場合、その水槽全体がその子の縄張りです。

1匹で飼う分には問題ないのですが、縄張りに別の個体が入ってしまったら、金魚は攻撃を仕掛けます。攻撃をするほうも、攻撃されたほうもストレスは相当なものです。

金魚はストレスがたまると病気になりがちです。

尾ぐされ病などは、すぐに発症してしまいます!複数匹飼う時は、なるべく同時に飼い始めるか、体格差はないかなど、注意しましょう。

どうしても仲が悪かった場合は、セパレーターをするなどの対策が必要です。

 ポイント:5 薬浴をしすぎない

金魚はストレスに弱いので病気になってしまうこともよくあります。

体力があるので、適切な処置をすれば治癒できますが、薬の扱いはややこしいと感じてしまいますよね。あれこれ薬を試したり、その都度、水換えしたりしてしまうと金魚の体力はどんどん奪われ、耐えられなくなってしまいます!

病気かな?とおもったらまずは0.5パーセントの塩浴(塩水で泳がせる治療方法)からスタートすると良いです。

ただし、症状が進んでいた場合は別です!早急に適切な薬で薬浴する必要があります。

しかし、金魚は不思議なもので、病気の初期なら水をきれいにしてやると、自分の治癒力で病気から快復することもあります。それほど生命力が強いんです!

金魚の寿命は約10年

以上の5点に気を付ければ、金魚がすぐに死んでしまうことはないと思います。

金魚の体調が悪そうに見えたら、必ず原因はあります。

焦らず一つづつ、解消していけば、金魚は長生きしてくれます。

長生き目指して、今日も適量のエサをあげましょう!

※金魚の病気や塩浴についてはこちらの記事もご参照ください。

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