夏のイメージが忘れられず、涼しくなってきたこの時期に水槽を始めたくなる人もいるのでは無いでしょうか。
インテリア、川遊びで採って来たお魚を飼育、お家に涼しくできるような癒しの空間を…等
色々な目的で飼育をしたくなりますね。
最近はホームセンター等にも水草のレイアウトが置かれてこのような考え方が出てくると思います。
「やってみたい‼︎」「でも難しそう…」
このように思うかたもでしょうか?
今回はレイアウトの基本的な基礎について教えて行きたいと思います。
ココは押さえたい、アクアリウムのレイアウトのコツ 3つ
アクアリウムを始めるにあたり、もっともセンスが問われるのが水草や石、小物などでレイアウト。眺めていて飽きないような水草レイアウトにしたいものですよね。
見ていてあまり面白くない水槽ではせっかくの苦労も台無しになってしまいます。。そこで、水槽が美しく見えるレイアウトの基本をまとめてみました。
アクアリウムをはじめて立ち上げる方は、水槽をセッティングする前にぜひ読んて下さいね。
美しく見せるためのレイアウトのポイントを紹介します。
コツ1.背の低い水草を前に、高いものをうしろに
背の高い水草を手前に配置にすると、圧迫感が出てしまいます。
しかも、成長後に水槽全体を見えにくくしてしまいます。(全て有茎草にして植えた時には前景から後景まで有茎草まみれになります…)
そのため、手前には背の低いもの、奥に行くにつれて背の高い水草を配置していくとメリハリが出ます。
コツ2.種類の違うものを隣どうしに
アクアリウムのレイアウトの基本色や雰囲気の似た水草を近くに配置すると、変化に乏しいボンヤリした印象になります。
雰囲気の違うものを並べて、メリハリをつけましょう。
コツ3、活着を活用する
石や流木に根を張る、いわゆる活着(着生)する水草を使うがポイント。
流木や石に縛って使います。その場合、レイアウトの変更のときに活着を壊さなければなりません。
そこで、小石に巻きつけるのが方法もあります。素材をあまり崩さずに、レイアウトの変更がしやすくなります。
水草レイアウトの基本、遠近法 2つ
レイアウトの基本1.高さによる遠近法
水槽の底は平べったいので石、流木も同じ高さのものをそのまま並べると奥が隠れてしまって見えなくなります。
そのため石組や流木でも、水草でも奥にいくほど背を高くします。
例えるなら、雛人形の雛壇のようにするんです。卒業の時に撮影する集合写真のような意識をするよよいかもしれませんね。
レイアウトの基本2.石や流木、水草による遠近法の出し方
レイアウトでは、ソイル、砂利などを敷いて後ろを厚くすることが推奨されているのはこの為です。
しかし、普通に奥を厚く敷いただけだと、日数が経過すればお魚やエビ達によってせっかく後ろを高くしたのに平べったくなってしまうことがほとんどです。
実際に水草レイアウトに限りませんがプロが制作するレイアウトは石を使ってソイルをせき止めたりと色んな工夫をされている方が多いです。
この方法によって砂利やソイルが平らになってしまうことを防ぐことが出来ます。
水草レイアウト水槽を立ち上げて数日経過した場合ですが水草も根を張りますのでコレもソイルや砂利が平らになってくるのも防いでくれます。
まとめ:アクアリウムレイアウトの基本⁇ しっかり抑えれは綺麗な水槽に
レイアウトが完成したらお気に入りのお魚を入れるもよし、お好きなお魚を一匹のみの魚を飼育するのも良いでしょう。
その後にも水槽のメンテナンスが待っておりますがこちらも基本を押さえていればセットしたレイアウトを崩さずにお魚飼育を楽しめるでしょう。
見やすいレイアウトで 見応えのある癒しの空間を作りましょう。
生き物が好きで動物関係の専門学校へ入学。
アクアリウムの飼育サークルへ入部し、アクアリウムの魅力に取りつかれる。
以降、自分の好きなものを仕事にしたいという想いからアクアリウム業界に勤めています。
自宅でも淡水魚や海水魚、サンゴなど様々な魚を飼育管理しています。実家では大型犬を4頭、出店で持って帰ったミドリガメを15年以上、家族の一員として迎え入れています。