みなさんはアクアテラリウムをご存知ですか?
普通のアクアリウムとは一味違う、水上にもコケや植物の風景が存在するアクアリウムをアクアテラリウムと呼びます。
アクアリウムに比べると維持することの難易度はやや上がりますが、少しずつチャレンジする人も増えてきています。
アクアリウムと違って、レイアウト変更時に水の中に手を入れることがないため気軽に行えることは魅力の1つと言えるでしょう。
そこで今回はそんなアクアテラリウムのレイアウト変更時に使えるコケを紹介します!
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アクアテラリウムとは?
アクアテラリウムとは水槽の中にコケや植物を植栽して、まるで自然の一部を切り取ったような風景を作ったものを指します。
流木にコケを植えたり、石を積み上げて上から水を流すことにより小さな滝を作り出したりと、自然に近い生態系を再現できることもアクアテラリウムの魅力です。
本格的なテラリウムでは霧を発生させる装置やライティングで気候まで再現し、より自然に近い環境を作り上げるものもあります。
アクアテラリウムで使う5種類のコケを紹介!
それではアクアテラリウムのレイアウト変更に使えるコケを紹介します。
アクアテラリウムで使えるコケその1 ウィローモス
アクアテラリウムで最もよく使用されるコケで、水上化させてアクアテラリウムに使用します。
水が滴るような湿り気の多い場所に植えて使用します。
一般的には水中用で販売されているので、細かく刻んで活着させたい場所に乗せます。
活着力が非常に強いため、約一か月ほどで水上化します。
水中では地味な見た目ですが、水上化するとフサフサとした綺麗な葉をつけます。
アクアテラリウムで使えるコケその2 ホウオウゴケ
渓流や山間の水中や、水辺の岩影などに群生しています。
このコケも水中でも育つためアクアリウムショップ等でも販売してます。
水中では並んだ派の茂みが非常に美しく、水上では大き目の葉が育ちます。
アクアテラリウムで使えるコケその3 シノブゴケ
葉が細かく伸びて、非常に美しいコケです。
アクアテラリウムでは使用できる環境がおおいのでとても使いやすいコケです。
比較的乾燥には強い種類ですが、乾燥しすぎると葉が縮んで色が茶色になってしまいます。
多めに水分を与えていれば、緑色の美しい葉を展開します。
アクアテラリウムで使えるコケその4 シッポゴケ
葉がフサフサした動物のシッポのような見た目をしておりレイアウトに使用するとボリュームが出て茂みのような雰囲気を作り出すことが出来ます。
比較的乾燥に弱く、乾燥すると葉が茶色になってしまうのでこまめに霧吹きをかけてあげましょう。
アクアテラリウムで使えるコケその5 スナゴケ
乾燥に強く、葉が小ぶりでかわいいコケです。
乾燥しすぎると葉が閉じてしまいますが、霧吹きをしてあげると綺麗な葉が開きます。
アクアテラリウムの中で乾燥しやすい場所に植えてあげると緑が全体的に広がるので、バランスの良いレイアウトになります。
コケの状態を維持する3つのポイント
コケは植物の中でもかなり枯れにくいので初心者でも簡単に育てることが可能です。
枯れにくい理由は、乾燥してしまった際に「休眠状態」と言って動物でいう冬眠のような状態になるからです。
この状態になると直射日光などの高温にも耐えることができ、水をかけるともとの状態に戻ります。
枯らさないのは簡単ですが綺麗に維持することに少しコツがいるので紹介します。
コケを綺麗に維持するポイントその1 水やり
一日一回は必ず霧吹きで水分を与えましょう。
目で見て乾燥してきたなと思ったらすぐ霧吹きをしてあげることもポイントです。
霧吹きには、水分補給の他に、コケの上に付いたゴミを落とす役割もあります。
コケを綺麗に維持するポイントその2 温度・湿度
霧吹きを毎日かけてあげる前提なら、湿度はあまり気にしなくても大丈夫です。
ただ、温度が30℃を超えてくるとコケが枯れだしてしまうので夏場には注意しましょう。
コケを綺麗に維持するポイントその3 光量
コケも植物なので当然成長には光が必要です。
ただし多くの光量は必要ないので自然光や部屋の照明だけでも良いでしょう。
自然光を利用する場合は直射日光が当たらないように気を付けましょう。
まとめ
今回はアクアテラリウムで使用できるコケの種類と維持のポイントを紹介しましたがいかがだったでしょうか?
日本だけでもコケは2500種類ほど存在し、今回紹介していない種類の中にも美しいコケはたくさんあるので、是非自分の好みに合ったコケも探してみてはどうでしょうか?
それではよりよいアクアリウムライフを!!
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