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初めての熱帯魚/飼いやすい熱帯魚の種類

熱帯魚をはじめて買おうと考えている方、アクアリウム初心者の方は、まず「どんな熱帯魚を飼えば良いの?」と悩みますよね。

インターネットや雑誌で調べながら、どんな魚を飼うのか考える時間はとても楽しいものですし、最終的には「自分が気に入った魚を買う&飼うのが一番の選択」だと私は思います。

しかし、最初から自分のキャパシティーを超えた魚を購入して失敗しないように、事前の情報収集は大切です。アクアリウムの魅力を十分に知る前に嫌気がさして、「熱帯魚は自分には合わなかった」と感じるのは、とてももったいないことですから。

そういう訳で、今回の記事では「初めて熱帯魚を飼う人でも飼育しやすい、おすすめの熱帯魚」について考えていきたいと思います。

はじめに/初めてでも飼いやすい熱帯魚の特徴

(熱帯魚)ネオンテトラ(10匹) 本州・四国限定[生体]

早速ですが、初心者でも飼いやすい熱帯魚の特徴とは、どんなものだと思いますか? そして、逆に飼いにくい熱帯魚の特徴とはどんなものだと思いますか?

前者は、ネオンテトラやグッピーなどをイメージしてみて下さい。後者は、アロワナやピラニアなどの飼育するのが大変そうな熱帯魚をイメージしてみて下さい。

それぞれ、イメージができたでしょうか?

ここで、初めてでも飼いやすい熱帯魚の条件を箇条書きにしてみると

・温和
・大きすぎない&小さすぎない
・水質にうるさくない
・値段が高くない

といった特徴があげられます。逆に、おすすめしない熱帯魚の特徴

・気が荒い
・肉食性
・大型になる
・水草を食べてしまう
・気性が激しい(縄張り意識が強い)
・値段が高い

といったところでしょうか。

事実、熱帯魚がケンカをしたり、共喰いをしたりする様子はあまり見たくありませんよね? せっかく熱帯魚に癒しを求めているのに、殺伐とした水槽では観賞するのが嫌になってしまいます。

そんな失敗をしないためにも、おすすめの熱帯魚を順番に紹介していきたいと思います!

メダカの仲間/プラティーなど

(熱帯魚)ミックスプラティ(4匹) 本州・四国限定[生体]

ここで紹介するメダカの仲間は、熱帯魚の中でもポピュラーな種類です。

アフリカン・ランプアイ以外の魚は、卵胎生という「稚魚を産むタイプの魚」なので、繁殖の入門用にも向いています。繁殖させてみたい場合には、成魚を2~3ペアで飼育してみて下さい。

〇プラティー


〇モーリー


〇ソードテール


〇グッピー


〇アフリカン・ランプアイ

カラシンの仲間/カージナルテトラなど

(熱帯魚)カージナルテトラ(ブリード)(10匹) 本州・四国限定[生体]

熱帯魚と言えば、ネオンテトラをイメージする人も多いかと思います。

ここで紹介するカラシンの仲間は、東南アジアで養殖された丈夫な個体も多く、比較的安価で購入することが可能な種類です。性格も温和なので、混泳させても綺麗ですよ♪

〇ネオンテトラ


〇カージナルテトラ


〇ブラックネオンテトラ


〇グローライトテトラ


〇プリステラ


〇ブラックファントムテトラ


〇レッドファントムテトラ


〇ラミーノーズテトラ


〇ペンシルフィッシュ


〇ハチェット

コイの仲間/ゴールデンアカヒレなど

(熱帯魚)ラスボラ・ヘテロモルファ(6匹) 本州・四国限定[生体]

カラシンの仲間に負けないくらい魅力的な種類がコイの仲間にはいます。

コイと聞くと大型になりそうなイメージですが、ここで紹介するのは、せいぜい大きくなっても4センチ以内の魚達です。ちなみに、カラシンの仲間とも混泳できます。

〇ラスボラの仲間

〇チェリーバルブ


〇ゴールデンバルブ


〇アカヒレ


〇ゴールデンアカヒレ

コリドラスの仲間/コリドラス・アエネウスなど

(熱帯魚)コリドラス・トリオ(3匹)(各種1匹) 本州・四国限定[生体]

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水槽の掃除屋さんとよく言われますが、専用の人工飼料を与えないと餓死するくらい大食漢な熱帯魚です。しかし、見た目や動きの可愛さから、混泳水槽に数匹入っていると楽しい魚達になります。

〇コリドラス・アエネウス
〇コリドラス・アエネウス(アルビノ)
〇コリドラス・パレアートゥス

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〇コリドラス・ハブロースス

その他/クーリーローチ、ヤマトヌマエビなど

(エビ・貝)ヤマトヌマエビ(5匹) 本州・四国限定[生体]

ここでは、上で紹介した種類とは別に、おすすめしたい熱帯魚を紹介します。エビや貝の仲間は、水槽のコケ防止にも効果的です。

〇クーリーローチ
〇トランスルーセント・グラスキャット
〇レインボーフィッシュの仲間
〇オトシンクルス・ネグロ
〇ミニ・ブッシープレコ
〇バティス・バティス
〇イシマキガイ
〇ラムズホーン(レッド・ピンク・ブルー)
〇ヤマトヌマエビ
〇ミナミヌマエビ
〇レッドチェリーシュリンプ

余談:(個人的な独断で)初心者にはおススメできない、初心者向けと言われる熱帯魚

(熱帯魚)ベタ・クラウンテール 色指定なし(オス)(1匹) 本州・四国限定[生体]

初心者向けとされている熱帯魚の中にも、「混泳」を考えた時には、正直おすすめできない熱帯魚がいます。気性が激しかったり、縄張り意識が強かったり……見た目は優雅な魚が多いゆえに、混泳を計画している人は注意しておきたい魚達です。

もちろん、魅力的な魚達ですから、熱帯魚の飼育や水槽のレイアウト作成に慣れてきたら、ぜひ飼育にもチャレンジしてみて下さい!

〇エンゼルフィッシュ


優雅な見た目とは反して、気性が荒くよくケンカします。大型個体は小型魚を、吸い込むように食べてしまいますし、しばしば追い掛け回したりもします。水槽のレイアウトなどで緩和することができますが、慣れるまでは手を出さない方が良い魚です。

〇アピストグラマ


エンゼルフィッシュよりも温和ですが、縄張りを作る魚です。

〇ベタの仲間


初心者向けというのは間違いではありませんし、私自身が初めて購入した熱帯魚もベタでした。しかし、気性が荒く、他の魚を突いたり追い掛け回したりしますので、混泳にはあまり向かないです。

小さな水槽で、優雅に単独もしくはハーレムで飼育してあげるのが、一番良い飼育方法だと思います。なお、同種のオス同士は瀕死になるまで闘いますので、絶対に一緒にしてはいけません

〇グラミィの仲間


ベタのようにオス同士が殺しあうことはありませんが、全体的に気性が荒く、他の魚を突いたり追い掛け回したりします。水草の多いレイアウトで飼育することで、ケンカを防ぐことも可能ですが、慣れるまでは手を出さない方が良いと思います。

〇ゼブラダニオ・レオパードダニオ・パールダニオ


性格は温和ですが……動きが機敏すぎて、見ていて落ち着かない魚達です。他の魚の分まで餌を食べてしまうこともあり、持て余しやすい魚になります。

〇スマトラ


小型魚にしては気性が激しいです。水草やヒラヒラしたものを齧る性質があり、エンゼルフィッシュの大敵と言われています。グッピーの尻尾も標的になりやすいので、注意が必要です。

〇ビーシュリンプ・レッドビーシュリンプ


見た目はとても綺麗ですが、夏場の高水温にとても弱いです。稚エビが混泳魚に襲われることも多いため、精神衛生上、初心者は慣れるまでは飼育しない方が良いと個人的には思います。

おわりに/初心者向けの飼いやすい熱帯魚は、中級者や上級者向けでもあります!

趣味の世界では「初心者向け」と聞くと、正直あまり良い印象を受けないという人もいます。「値段が安い分、クォリティーも低いんじゃないの?」とか「初心者向けと言われると、何となく1段低く感じる」などです。

しかし、熱帯魚に関してはその考え方はあてはまりません

初心者向けとして今回紹介した魚達の写真を見て頂けると分かりやすいかと思いますが、そのどれもが綺麗で魅力的な魚達ばかりです。性格も温和なものが多いので、ある程度以上の水槽では混泳も楽しむことができます。

また、今回紹介した熱帯魚は水草との相性も抜群ですから、水草も一緒に楽しんでみて下さい。熱帯魚を飼育しながら、元気な水草を育てつつ、レイアウトにもこだわってみる――アクアリウムの世界は、とても奥が深くて、とても楽しいですよ♪

(↓こちらの記事も参考にしてみて下さい)