アクアリウムは金持ちの趣味なのか?
お金がないとアクアリウムはできない?!
というわけで、皆様こんにちは。トロピカライターの山田です。
年末年始、何かとお金のかかる時期に差し掛かってまいりました。
そんな時に飛び込んできたのが「アクアリウムは金持ちの趣味なのか?」という
興味深いテーマです。
確かに、アクアリウムって、お金持ちじゃないとできない趣味だと思われがちですよね…。
アクアリウムを始めるには、初期投資とも言える、アクアリウムの道具や生体の購入、
水草の費用などがかかります。そして、水槽を維持していくにはヒーターやフィルターを
動かすための電気代などもかかりますよね?
そしてなんだか、こんな豪華なおうちに住んでいる人が
アクアリウムをやっていそうなイメージがありますよね…?
水槽代や管理費もばかにならなそうだし、やっぱり、
アクアリウムは金持ちの趣味なのか…?!
と、思いきや、実はそうとも言い切れないんです!
実は、アクアリウムって、案外リーズナブルな趣味なんですよ!
(確かに、お金のかかる面はありますけれどね!)
アクアリウムがお金持ちの趣味だと思われやすい理由 3つ
☆昭和の高度経済成長期~バブル期にかけて、自宅に熱帯魚水槽を置くことは、
ある種のステータスでもありました…。
1.大きい水槽は高額というイメージがある
☆確かに、水槽が大きくなるとお値段が張るイメージがありますが、
家庭用で大き目の水槽サイズ(60cm)でも、通常タイプのものが約2980円と、
お得な値段設定のものが多く流通しています。
たいていの通常タイプの水槽であれば、2000円~4000円程度で60cmサイズの水槽を
購入することが出来ます。
その他、投げ込み式フィルターやエアーポンプ、水槽用のヒーターを一緒に購入した
としても、一万円前後くらいで済みます。
また、水槽サイズが30㎝クラスの物でしたら、一式セットで3000円を切る商品も
たくさんあります。下手をすると、照明までついてこのお値段!
というような場合もあり、初期設備投資にはそれほどお金のかからない趣味なのです。
水槽にお金をかけるなら、オーダーメイド水槽がおススメな理由
☆オーダーメイド水槽の場合は、通常タイプの水槽よりもお値段が張る場合もありますが、
自分だけの、スペースに合った水槽を作れる!というのは、魅力的なことです。
逆に「お金をかける楽しみ」という面も兼ね備えているのがアクアリウムです。
2.維持費にお金がかかりそうなイメージがある
☆水槽の維持費で特に気になるのは、
水槽用のヒーターやエアーポンプの電気代かと思います。
一般的に普及しているサイズの45㎝クラスの水槽で1か月の電気代をみていきましょう。
・45㎝水槽(水量40L)で100wのヒーターを、1日/12時間使用した場合
100(ワット)×12(時間)×30(日数)×27(円/1kWh)=972(円)
・静音設計で知られるエアーポンプ(45~60L水槽タイプ)を、1日/24時間使用した場合
2.8(ワット)×24(時間)×30(日数)×27(円/1kWh)=約54(円)
☆ここに、水草育成用の照明費用が入ってくると、維持費が変動することになりますが、
単純計算で、水槽用のヒーターとエアーポンプのみの使用であれば、
1か月に約1000円程度の維持費となります。上記のことから、意外とアクアリウムは、
維持費が安く済むんです。
ただし、これは、水槽が1個の場合です。
複数の水槽を置く場合は、エアレーションは分岐でひとつで済みますが、
ヒーターの電気代はそれぞれ掛かるということを忘れないくださいね。
また、ろ材の交換費用も、それぞれの水槽で掛かることになります。
3.目が飛び出る程、高額な生体を飼っているイメージがある
お財布には厳しいけれど好きな人にはたまらない生体の流通等
☆特にバブル期の日本では、アロワナなどの大型で高級な熱帯魚がアクアリウム界での
ブームでした。アロワナは、安いもので2000円くらいから購入できますが、
最高クラスのアロワナともなれば、100万円を軽く超す生体もいます!
なによりも、アロワナの餌や、水槽の水温維持にかかる電気代などの維持費は、
他のアクアリウム水槽の中でも群を抜いて、高額なものになりやすいです。
アロワナ自体、餌は生餌を好みますし、水温は32℃をキープしなくてはいけません。
また、水槽のサイズも自ずと大きいタイプのものが必要になってきます。
これでは、お金のかかる趣味と思われても仕方ありませんね!
海水魚の場合
https://www.instagram.com/p/Bc6PHysltrL/?taken-by=tokyo_aquagarden
その他にも、「アクアリウムはお金持ちの趣味」と思われそうな水槽といえば、
「海水魚」の水槽でしょう!
実際、海水魚水槽のメンテナンスは難しく、
水槽内レイアウトに使用する珊瑚や底砂、水に使用する人工海水の費用もばかになりません。
何よりも、生体の流通が少なく、店舗で購入できたとしても、
高額になりがちなのが海水魚水槽の特徴です。
しかしながら、自身ですべて海水魚水槽を立ち上げて、管理するよりも
安く済む方法があります。それは、水槽のレンタルやリースを行っている会社に、
水槽の維持管理を委託する方法です。
東京アクアガーデンでは、海水魚から淡水魚までと幅広い種類の水槽レンタルやリースを
手掛けています。
ご興味のある方は是非、HPをご覧になってくださいね!
https://t-aquagarden.com/index.html
アクアリウム お金のかかるランキング 1位~3位
- 海水魚
- 熱帯魚(淡水魚)
- 金魚やメダカなどの淡水魚
☆ヒーターを使用しないで済む金魚やメダカ水槽の場合は、維持費が少なくて済みます。
逆に、ヒーターを使用して水温を保つ必要のある熱帯魚や、
人工海水を交換しなくてはいけない海水魚などは順に維持管理費があがっていきます。
アクアリウムが他の趣味よりリーズナブルな点 3つ
1.アクアリウムは犬や猫を飼うよりも維持費が安く済む
犬や猫などのペットとアクアリウムの維持費については、
よく比較されるところなのでご存知の方も多いかとは思いますが、
犬や猫を飼う場合、餌の食費や光熱費に加え、「医療費」などの管理費用が発生してきます。
また、犬を飼う場合はトリマー代などが掛かる場合もあり、
比較的、管理費用がかさんだりしやすいものです。
アクアリウムは、この辺の管理費を抑えて長く続けることが出来る上に、
水槽の魚を散歩させたりする必要がなく、
餌代も人工飼料タイプでしたら200円くらいからとお安くそろえることが出来、
餌も相当期間長持ちします。
ちなみに、水草のトリマーは飼い主さん自身で出来ますし、
なんといっても鋏さえあれば、水草のトリマー料金は無料で出来ます!
逆に言ってしまえば、アクアリウムは初期費用や維持費がそんなにかからないため、
「猫や犬を飼っている家庭」でも、手軽に始められる趣味だと言えます。
2.高級魚でなければ、手軽な価格で生体を購入できる
アクアリウムの魅力と言えば、生体が100円くらいからでも購入できるところですよね!
熱帯魚でいえば、ネオンテトラは10匹で200円なんて場合もあります。
安く購入したとはいえ、生体の寿命は2~10年以上と幅ひろく、
飼い主さんと長い付き合いになること間違いなしです!
☆アクアリウムの管理に慣れてくると、次第に高額の生体にも手を出したくなったり、
他の生体も飼ってみたくなったりする飼い主さんもいらっしゃると思います。
そういう面では、時間の経過と共に、お金がかかる趣味、とも言えますね。
3.アクアリウムの道具をそろえると長持ちする
水槽の寿命は約10年以内と言われています。また、エアーポンプは、
ダイアグラム調整の静音タイプで5~10年もちます。
そして、ヒーターの寿命は約1年と短めに設定されていますが、1年単位で1500 円~2500円
程度の出費と考えるとコスパもよいです。
ろ過器も、フィルターを定期的に交換する必要がありますが、
本体はやはり10年以上持つものが多いのが特徴です。
水槽立ち上げ用一式セットで約1万円だったとしても、
10年ちかくもつ道具が多いことはお分かりいただけましたでしょうか?
アクアリウムの機材に関しては、一度揃えてしまうと、
それほどお金はかからず維持できる部類の趣味です。
ただし、水槽を増やしたりする場合は、更に初期投資が必要になります。
アクアリウムは金持ちの趣味なのか?
まとめ
アクアリウムはお金持ちの趣味なのではなく、お金をかけることが可能な趣味です!
シャンパングラスを片手にカッチーン(乾杯!)、背後には水族館も真っ青な巨大水槽が…!
そして見下ろす先には煌めく都会の夜景…!
そんなゴージャスな生活をしていなくとも、アクアリウムは手軽に始められる趣味です。
しいていうなれば、アクアリウムは「お金をいくらでもかけることのできる趣味」だと
言えます。やりこんでいくうちに、だんだんと趣味が高じてきて、
高い機材(もしくは生体)を購入したくなったりすることはどの趣味にもあることですよね。
☆逆に、お金をかけずにアクアリウムをしたいと思えば、
その通りにもできる趣味でもあります。
(↓↓↓)100均で道具をそろえることも可能です!
アクアリウムはお金持ちの趣味だとは言い切れない、奥の深い趣味です。
しっかりやりこもうとすれば相当額のお金がかかりますし、逆にお金をかけたくない場合は
安く済ませることも可能な趣味と言えるでしょう。
是非、お金持ちの方も、一般家庭の方も、自分なりのお金のかけ方で、
アクアリウムを楽しんでいってくださいね!
水槽のプロが所属するサイト運営チームです。
淡水魚・海水魚・水槽設備やレイアウトのことまで、アクアリウムに関する情報を発信していきます!