大きなヒレが可愛いグッピーは、熱帯魚入門種として人気の高い魚です。
もともと鑑賞性が高い熱帯魚種なので、グッピーだけでも華やかな水槽に仕上がりますが、性格的にも穏やかですし、さまざまな熱帯魚や生き物と一緒に飼うこともできます。
主に水面付近の上層を泳ぐため、例えば、中層や底層を泳ぐ熱帯魚と混泳させれば、賑やかな水槽に仕上がりますよ!
今回は、グッピーと一緒に飼える生き物について、解説していきます。
グッピーと一緒に飼育できる魚とは
飼育水槽の幅や水量に余裕がある場合は、いろいろな熱帯魚たちと一緒に飼えます!
水槽のキャパシティを確認しつつ、飼育生体を増やしていくのもアクアリウムの楽しみですよ。
ネオンテトラなどの小型熱帯魚
グッピーは体長約3~5cmほどの小型魚です。
グッピーが口に入らず捕食しない生き物と一緒に飼うことが、最も大切なお約束といえます。
以下のような小型の熱帯魚と混泳が可能です。
- ネオンテトラ
- ラスボラ・エスペイ
- ゴールデンプリステラ
- ドワーフグラミー
- グローライトテトラ
- レッドテトラ
- レッドファントムテトラ
- アカヒレ
- プラティ
- オトシンクルス など
グッピーはヒレが大きくかじられやすいので、一緒に飼うなら温和な小型魚が向いています!
中型、大型の熱帯魚の場合、グッピーが捕食されてしまうことが多いので控えましょう。
とはいえ、エンゼルフィッシュとも混泳できないことはないです。口に入らない大きさに育った生体ならほぼ平気でしょう。
また、モーリーとは交雑する可能性があるので要注意です!
クーリーローチはそれほど小型ではないですが、温和ですので成功しやすいです。
メダカ
「メダカと熱帯魚が混泳できるの!?」と思うかもしれませんが、出来るんです!
メダカは温和な小型魚ですし、適応できる水温の幅が広く、グッピーに最適な26度程度の水槽でも問題なく飼育できます。
それどころか、温かい環境で活発になり産卵などもします!
とはいえ、多少の注意点はあります。こちらの記事に詳しく記載されているので参照ください。
コリドラス
可愛らしい動きとつぶらな瞳で人気な小型ナマズの代表種です!
底床付近で生活する「底もの(底生魚)」なので、グッピーと行動範囲があまりかぶりません。
そのため、ケンカは起こりませんし、グッピーが食べ残した餌などもコリドラスがキレイにしてくれるので、混泳に向いていると言えるでしょう。
グッピーと一緒に入れられる生き物とは
「魚はグッピーだけでいいかな」と思いつつ、何か増やしたい時には、エビや貝などを混泳させてみましょう!
水槽に生えてくるコケをお掃除してくれる頼もしい生き物たちです。
エビ(ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ)
ヤマトヌマエビやミナミヌマエビは、コケだけでなく餌の食べ残しなども食べるなど、大活躍してくれるエビです!
エビとグッピーはケンカすることがないので、一緒に飼う事ができます!
飼育環境の変化に敏感なビーシュリンプと一緒に飼うのは難しいですが、ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、レッドチェリーシュリンプなら、混泳可能です。
貝(イシマキガイ、ヒメタニシ)
ガラス面や砂の上をノソノソ移動する貝です!地味に見えますが、ゆっくりした動きに癒されることもあります。
水槽壁面のコケを掃除してくれるのでオススメです!
ただし、ヒメタニシは繁殖をするので、気がつくと水槽内が貝だらけ!!というもあるので、購入する時は少なめな匹数にするか、繁殖しないイシマキガイの購入をしておきましょう。
グッピーの正しい飼い方とは?
グッピーは「アクアリウム初心者向きで飼いやすい」と言われていますが、実際は奥深い魚種です。
ここではグッピーの正しい飼い方について考えてみます!
グッピーに最適な水槽の選び方
グッピーなどの小型熱帯魚は、『1匹に対して水1リットルが飼育目安』と言われています。
たくさん飼いたい場合は大きめの45~90センチ、最低でも30センチ水槽がおすすめです。
「グッピーを含めて何匹の魚・生き物を飼育したいか」をイメージして、それに合わせて水槽の大きさを選んでいきましょう。
グッピーの水温
グッピーは熱帯の魚なので、水槽用ヒーターが必須です。
23~27度程度がちょうどいいとされています。
20度を下回る、30度以上になると一気に体力を消耗してしまい、弱ってしまいます!
グッピーは小型魚なので体力はそれほど多くないです。
水槽用ヒーターで保温しても、水温計で常に確認しましょう。
水槽に入れるアイテム
水槽に砂や水草、アイテムなどを入れるとより華やかになります。
また、基本的に魚は隠れ場所があると安心しますので、水草などは積極的に入れてあげましょう。
しかし、泳げるスペースが減りますので入れすぎは禁物です!
アクアリウム初心者の場合、水草を育成するのはなんとなくハードルを感じがちですが、簡単に育てられるものもあるので是非チャレンジしてみましょう!
レイアウトアイテムは100均でも揃えることができるので、簡単に水槽を華やかにできますよ。
水槽の水の換え方
水槽の水は週に1回、3分の1から2分の1を目安に換えていきます!
グッピーだけでなく水槽飼育では水換えは生命線です!水質が悪化したまま放置すると、弱ってしまったり、病気になってしまうので注意しましょう。
新しくいれる水は、水温を水槽の水と同じに温めたものを作ります。
具体的には、給湯器などのお湯と水道水を混ぜて、水槽の水温と同じに調整し、カルキ抜き剤で中和しましょう。
餌の与え方
餌はグッピー用や、小型熱帯魚用の餌を購入してあげましょう。
グッピーは比較的なんでも良く食べるので、それほど慎重になる必要はありません。
目安として1日1回、もしくは2回あげましょう。1回のあげる量はグッピーが食べ切れる量です。残してしまうと水質悪化の原因ともなりますし、食べ過ぎると肥満気味になってしまうので気をつけましょう!
グッピーの混泳の注意点
混泳しやすい魚ですが、それでも注意点や、混泳が難しい事もあるので、気を付けてチェックしておきましょう!
グッピーには外国産と国産がいる
グッピーには大きく分けると外国産と国産がいます。
それぞれの美しさは変わりませんが、国産のグッピーの方が、日本の水質により馴染んでいて丈夫なのでおすすめです。
外国産と国産は一緒の水槽で飼育することはおすすめしません。
育ってきた環境が違うので、耐性のある菌にも違いがあります!
気性の荒い魚に要注意
グッピーは温和な魚なので、気の強い魚にいじめられることがあります。
魚同士の相性が悪く、グッピーを追いかけまわしてしまい、ヒレがボロボロになることも。
混泳をする時は、事前に魚種同士の相性を確認し、一気に新しい魚を沢山入れるのではなく、様子を見ながら増やしていきましょう。
繁殖力が強い!
グッピーは繁殖力が強く、ペアで入れて、相性がいいとすぐに子供を産んでしまい、水槽内がいっぱいになることも!
そんな時はこちらを参照して、対処しましょう!
まとめ:グッピーと一緒に飼える魚や生物は何がいる?混泳について解説します
グッピーは色々なカラーがいてとっても可愛いです!
それでもその綺麗な状態を維持するには、グッピーの特性を理解したり、お掃除や水換えなど日々の管理が大切です!
また、一緒に他の生き物・魚を飼育する場合は相性を事前に確認しましょう。
混泳に成功すると、賑やかで楽しいアクアリウムが完成しますよ。ぜひ、挑戦してみてください!
トロピカプレゼンテーターのぶっちーです(。-`ω-)
この記事が、皆様の素敵なアクアリウムライフの手助けになれば幸いです。
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