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魚のヒレに穴があく!ピンホールとは?その原因と対処方法について

ベタやグッピーなど、ヒレの大きな熱帯魚を飼育しているときに、ヒレに穴が開くことがあります。水槽内のレイアウトに流木や石を使用している場合、「熱帯魚がひっかけたのかな?」「混泳している熱帯魚にかじられたのかな?」と思って終わることも多いでしょう。

実際にヒレを岩や流木にひっかけたり、他の熱帯魚にかじられてできることが多いのですが、もしかしたらそれ「ピンホール」という、ヒレに穴が開く病気かもしれません!

今回はこの「ピンホール」の、原因と対策、治療法についてお話します。

魚のヒレに穴が開く「ピンホール」とは?

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ピンホールとは、ベタやグッピーなど、ヒレの大きな熱帯魚がかかりやすい症状の1つです。

初期症状はヒレのごく一部の色や艶が悪くなる程度。もしくは、いきなりヒレを針で刺したような小さな穴が開くことがあります。穴はとても小さなものなので、初期段階で気づきにくい病気です。

小さな穴は早ければその日のうちに塞がってしまうことが多いようです。しかし悪化してしまうと傘の骨のように条の部分のみ残ってしまうことがあります。

「穴が開く」という点では体に穴が開いてしまう「穴あき病」と同一視されがちですが、ピンホールはヒレにだけ穴が開く症状のこと。

完治しなくても、死に至る病気ではありませんが、ピンホールの症状が重くなっていくと、その後尾ぐされ病に移行する可能性が高い傾向にあります。

ピンホールになる原因は何?

ピンホールになる原因ですが、実はまだよくわかっていないのが現状です。

一般的には

  • 水質悪化
  • 塩素負け
  • 急激な水質変化(pHショックなど)
  • ビタミン不足
  • ストレス
  • 体調不良

などといわれています。

尾ぐされ病はエロモナス菌に感染することが原因のため、症状が重いと穴の開いた場所からエロモナス菌に感染し、尾ぐされ病に移行すると考えられます。

ピンホールになったときの対処法

原因不明なピンホールですが、放置していたら治っていた、ということもあります。

しかし、治るだろうと放置して進行してしまったら元も子もありません。

熱帯魚の様子を見ながら、次の対処法を取るようにしましょう。

ストレス原因を取り除く

ストレスが原因の場合は、まず水槽を静かな場所、熱帯魚が落ち着けるようあまり人通りのない場所に飼育容器を置く、隠れ場所を作るなどして、ストレスを軽減してあげましょう。

絶食し、水温を上げる

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水温を上げることで病原菌を撃退することを考えましょう。熱帯魚の病気の治療の基本でもある、水温上げと、絶食を行ってみます。1週間程度なら絶食しても大丈夫です。

水温はヒーターで28~30度前後がよいのですが、いきなり上げるのではなく、時間をかけてゆっくりと、熱帯魚の様子を見ながら上げていきます。ヒーターを使ってしっかりと水温管理をしましょう。

水質悪化が原因の場合は水換えを行う

水槽内の水質が悪化していることが原因なら、水替えを行います。このときの水替え量は全体の4分の1程度にしましょう。

水替えの方法などについてはこちらの記事を参考にしてください。

塩浴を行う

水替えなどの対処を行っても、ピンホールが塞がらない、治るどころか広がっているといった場合には、病気のときに行うのと同じように、塩分0.5~1.0%の塩浴を行い様子を見ます。

塩浴のやり方についてはこちらの記事を参考にしてください。

熱帯魚の体調や免疫改善を行う

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市販されている『テトラバイタル』といった熱帯魚用のビタミン剤を使用して、熱帯魚の体調や免疫を改善してみる方法もあります。

ビタミン不足でピンホールになっている場合には、他に生餌でビタミンを摂る方法が効果が高いようです。

薬浴を行う

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ピンホールから尾ぐされ病の移行を防ぐために、病原菌が原因の場合を考えて薬浴を行うのもありでしょう。ベタのように小さな水槽や容器で飼育している場合には、水温が高いと通常よりも水の傷みが速いため、3日に1度、半分くらいは水替えをし薬を入れなおす必要があります。

ベタの場合は、市販の薬に対して弱い個体が多いため、基本的には薬浴はせず、塩浴や飼育環境改善で様子を見ます。

ピンホールの予防はどうする?

発症原因のわかっていないピンホールですが、多くはストレスや水質悪化・水質の急激な変化など、熱帯魚飼育の基本的な部分がきちんとできていないために起こる症状のようです。

そのため、熱帯魚にストレスを与えない環境や、水質管理・水替えなどを行っていれば出る症状ではないといえますね。

ビタミン不足は定期的なビタミン補給を!

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ビタミン不足に関しては、目で見て判断するのはとても難しいことです。カルキ抜きなどに入っているビタミンはごく少量なので、期待できません。

そのためビタミン不足にならないようにするには、定期的に熱帯魚専用のビタミン剤を使用するか、冷凍アカムシやイトミミズなどといった生餌を与えて補給してあげましょう。

魚のヒレに穴があく!ピンホールとはまとめ

今回はヒレの大きな熱帯魚のかかりやすい「ピンホール」という症状について解説しました。

ピンホールは発症原因は特定されていませんが、飼育環境が熱帯魚にあっていない、ビタミン不足などから起こる症状と考えられています。

自分の飼育している熱帯魚にあった環境を用意して、熱帯魚にストレスを与えない、定期的に生餌などでビタミンを補給する、これが最善の対策でしょう。

お気に入りの熱帯魚にいつまでも元気で、綺麗でいてもらうために、普段から飼育環境や熱帯魚の状態をきちんとチェックして、楽しいアクアライフを送りましょう!