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溶岩石を水槽に入れよう!水質へのメリットを解説・レイアウト事例も

水槽のレイアウトに使用する石はショップで購入することができますが、様々な種類があります。そして石の種類によって長期間水中に置くことで、水質に与える効果が変わってくるのをご存知でしょうか?

今回は水槽レイアウトに使用することの多い、溶岩石」にスポットを当ててみたいと思います。

溶岩石とはどんな石なのか、水槽に入れることで水質にメリットがあるのかなどを解説しつつ、実際に溶岩石を使った水槽のレイアウト事例もご紹介していきます。

溶岩石とはどんな石?

国産浅間溶岩石M(4ヶ) 約10~15cm

溶岩石は英語で「Lava stone(ラバストーン)」と呼ばれています。パワーストーンとしても流通しているので英語名なら知っているという人もいます。溶岩石は軽石と同じ溶岩が固まってできた石で、特徴として穴が沢山空いていてざれついていてところどころとがっていることです。

溶岩石はさまざまな使い方をされている!

溶岩石はアクアリウムだけでなくガーデニングで庭石などに使用されることも多い石です。

最近ではヨガを行うときに床に溶岩石を敷くと、身体を温めたり、新陳代謝がよくなったり、デトックス効果がある、ホルモンバランスをよい状態に保つといった効果があると人気のようです。

また福岡では「溶岩石のプレートを使ったホルモン焼き」が有名になっていて、関西方面では「溶岩石で焼いたステーキ」を出すお店も存在します。

このように溶岩石はアクアリウムだけでなく、身近なところでいろいろな使われ方をしているのです。

ゲームの世界でも溶岩石は存在しており、有名なモンスターハンターシリーズの「MHW(モンハンワールド)」や「MHX(モンハンクロス)」でアイテムとして登場しています。

一般のホームセンターで販売されているものも、アクアショップで販売しているものも同じもので、比較的流通量が多く入手しやすい傾向にあり、淡水・海水どちらでも使用することができます。

溶岩石の採掘場所は?

赤溶岩石 3リットル 溶岩 小石

溶岩石は溶岩が固まってできた石なので、過去に噴火した山のある場所に行けば採取することができます。採取される場所によって色が変わることもあり、主に採取場所として知られているのは次のような場所です。

  • 阿蘇山(熊本)
  • 浅間山
  • 富士山

観光地として有名な場所が多いため、何げなくその辺に転がっている溶岩石を持ち帰ってしまう人がいますが、これはNGです。

富士山や阿蘇山など自然公園に定められているような場所や、観光地では石や土、生き物の採取が「自然公園法」という法律で禁止されていることがあるんです。実際に2009年には青木ヶ原の樹海から溶岩石を採取した容疑で逮捕者も出ています。

どうしても自然公園内にある溶岩石が欲しいのであれば、県や国などの許可を得る必要があるので、アクアショップやホームセンター、園芸店など石を取り扱っているお店から購入することをおすすめします。

溶岩石を水槽に入れると水質にどんなメリットがある?

溶岩石は凸凹が多く表面がざらついているとご紹介しましたが、アクアリウムでは石の凸凹はとても重要な役割を果たします。溶岩石を水槽に入れることで水質に現れるメリットは、次のようなものがあります。

  • ろ過バクテリアや微生物がが凸凹に繁殖しやすい
  • バクテリアや微生物が溶岩石に定着しやすくなるので、水質が安定しやすい

水槽内の水質悪化を防ぎ、水質を安定させるために必要なろ過バクテリアや、微生物が定着しやすくなるので水質浄化作用が起こり環境を維持しやすくなるんです。

ソイルと異なり長期間使用していても形状が崩れることもなく、汚れがひどくなったときは水洗いすることで永久的に効果が持続します

細かく砕いてしまえば、底材として使用することも可能です。

溶岩石でphは変化するのか?

溶岩石を水槽に入れたときの水質の変化は産地によリ若干の差があります。しかし他の石だと長期間使用することでアルカリ性にかたよってしまうことがありますが、溶岩岩はphにはほとんど影響が出ない石です

しかし前処理をせずにいきなり水槽に入れてしまったり、水槽立ち上げ直後の場合や、水槽内の水質が悪化していた時はphが急に変化して中性よりになってしまうことがあります。このときメダカなど飼育している生き物がphショックを起こして弱ってしまったり、最悪の場合死んでしまうこともあるんです。

またphだけでなく、水の硬度も若干上昇する傾向にあるので、軟水を好む生き物や水草の場合は前処理を行って水質の急激な変化を防いだ方がよいでしょう。

phショックを避けるには?

溶岩石を入れたときのphショックを避けるには、流木のようにあく抜きをしましょう。水槽に入れる前に、水を入れたバケツに溶岩石を数日~数週間放置しておきます。

このときあく抜きした水を、水槽の水換えの時に少しずつ入れて水質合わせの要領で、生き物や水草の様子を見てみるのもよいでしょう。

また元々水槽内の環境が悪く水質が悪化している状態で溶岩石を入れると、水質浄化作用で急激にphが変化することも考えられます。急激な水質の変化を防ぐには普段から水槽内の環境をチェックし、水質を維持しておく必要があると言えます。

こんなデメリットがあることも押さえておこう!

溶岩石を水槽に入れるときのデメリットですが、石自体が凸凹が多くざらついており、石の形状によってはとがっている部分があります。

そのため、ごくまれに熱帯魚が溶岩石にぶつかってしまってケガをすることがあるんです。

地震や物音、人影で驚いて逃げたときや、水槽内でいじめられて逃げ回っている時などにぶつかりやすいので、水槽レイアウトには気を配りましょう。

また細かく砕いて底砂にするときは、コリドラスやクーリーローチなど底層を泳ぐ魚の体に傷がつかないよう気を付ける必要があります。

溶岩石を使った水槽レイアウト事例

それではここからは、実際に溶岩石を使用した水槽のレイアウト事例をいくつかご紹介していきましょう。

大型水槽で溶岩石を使い岩山を作ることで、湖の底のようなレイアウトを作り出すことができます。

こちらはシクリッドとグラミィが泳ぐ水槽です。

溶岩石だけでなく、流木と水草を組み合わせることですっきりとしたレイアウトを作っています。

こいらも岩山を作りつつ、溶岩石同士の形状を組み合わせて、小さなトンネルを作ることで隠れ場所を作ています。シクリッドが自然の中にいるかのような動きを見せてくれます。

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淡水魚水槽では、こちらの商品のように水草を穴に埋め込んだり、ウィローモスなどを活着させて使用することもあります。こうすることで河川や湖の中のような自然な雰囲気の水槽レイアウトを作りやすいです。

溶岩石を水槽に入れよう!水質へのメリットを解説・レイアウト事例もまとめ

今回は溶岩石についてや、溶岩石を水槽に入れることで起きる水質の変化やメリットを解説しつつ、実際に溶岩石を使用した水槽レイアウトをご紹介しました。

他の石と比べると多少硬度が上がるものの、水質の変化はほとんどないと言ってよい石です。バクテリアが繁殖しやすくなるので、水質浄化効果作用で生き物を飼育する環境を作りやすくなります。

可能なら水槽立ち上げ時から入れておけば、水槽内の環境を最初からよい状態で維持しやすくなるので、これから水槽を立ち上げようと思っている人にはおすすめの石と言えるでしょう。水質維持ができにくいという人も、溶岩石を取り入れて水槽内の環境改善に取り組んでみることをおすすめします。