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ちょうちんパールとは!飼育の基礎から上手に育てるポイント、混泳まで!

ちょうちんパールとは!飼育の基礎から上手に育てるポイント、混泳まで!

ちょうちんパールという金魚をご存知ですか? ちょうちんパールはピンポンパールの仲間です。

ちょうちんパールの飼育方法は、ピンポンパールとほぼ同じですが、尻尾の形が違うので、ピンポンパールよりは育てやすい金魚です。

ちょうちんパールを上手に育てるポイントは、エサの量を少なめにし、水換えをしっかりおこなうことです。

ちょうちんパールと他の魚と混泳させる場合には、温和な小さな魚やエビや貝といった種類の生き物がおススメですが、泳ぎが得意なため、混泳できる魚の種類に幅があります。

今回は、ちょうちんパールの飼育方法の基礎や、混泳、上手に育てるポイントなどを詳しくご紹介させていただきます。

ちょうちんパールとは!飼育の基礎から上手に育てるポイント、混泳まで!

ちょうちんパール

ちょうちんパールは、ピンポンパールと比較すると流通数が少ないことで知られていますが、尻尾の形がフナ型のため、ピンポンパールよりは泳ぐのが得意というメリットを持っている金魚です。

ちょうちんパールと他の魚を混泳させるときは、攻撃してこない温和な種類の魚やエビを選ぶ必要があります。

ちょうちんパールは、変わった尻尾の形をしているピンポンパールというような捉えられ方をされることが多い金魚で、飼育の基礎的な部分は、ピンポンパールと同じです。

ちょうちんパールとピンポンパールの違いとは

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ピンポンパールの場合、尻尾の形は、写真のような、三つ尾、もしくは四つ尾です。

ちょうちんパールは、尻尾の形がフナ型なので、ピンポンパールに比べると泳ぐのがうまく、飼育の難易度は、泳ぎの苦手なピンポンパールよりは下がります。

ちょうちんパールの基礎的な飼育方法と上手に育てる方法

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消化のよい沈下性のエサをすこしずつ与える

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ちょうちんパールは、その丸っこい体型から転覆病になりやすいので、消化のよい沈下性のエサを少量ずつ与えるようにします。

水に浮くエサは、水面に浮かんだエサを食べる際に、ちょうちんパールが空気を飲み込んでしまい、転覆病にかかることがあります。

また、消化の悪いエサも、ちょうちんパールのお腹にガスがたまりやすくなり、転覆病の原因になりやすいです。

ピンポンパールとの混泳と水温管理の注意点

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☆現在流通しているちょうちんパールは、国産のものが主流で、流通数もピンポンパールよりは多くありません。ちょうちんパールとよく似ているピンポンパール混泳させる場合には、国産同士の混泳がおススメです。

ピンポンパールには国産外国産の2種類が販売されており、育った水温に差があります。

特にピンポンパールの産地であることが多い、東南アジアは温暖な気候が特徴なので、飼育時には水槽用のヒーターを設置し、水温を高めに設定する必要がありますが、国産のちょうちんパールとの混泳には向いていません。

国産のちょうちんパールとピンポンパールは、室内飼育の場合はヒーターなしでも飼育できますし、混泳が可能です。

ピンポンパールの産地別、水温管理の目安

国産ピンポンパール:15~25度
外国産ピンポンパール:25~30度

中国産のピンポンパールは、気候が日本とよく似ているため、同じ外国産でも、中国産は15~25度の水温で飼育可能です。

ちょうちんパールを購入する際も、産地の確認をおこなうようにしましょう。

水槽の水換えを1週間に1回はおこなう

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ちょうちんパールの水槽の水換えは、1週間に1回を目安におこない、水質が悪化しないように気を配る必要があります。

ちょうちんパールは水圧の変化に弱いため、新しい水はゆっくりと時間をかけていれるようにしてください。

元の水槽と、新しい水の温度は一定にして水換えをおこないます。

1.新鮮な水で飼育する

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ちょうちんパールに限らず、金魚は水を汚しやすく、水槽サイズが小さいほど水質が悪化しやすい傾向があります。水槽の水換えを定期的におこなって、新鮮な水で飼育していれば、病気や水換え時のショックを防ぐことができます。

水換えの頻度は、1週間/1回を目安におこない、底砂の掃除もおこないましょう。

換水量は、水槽の1/2~1/3を目安にしてくださいね。

2.水合わせの際は、水温をあわせる

水槽に交換用の新しい水を入れる際は、水槽の水温と、新しい水の温度をあわせるようにして、水温差によるショック症状を緩和します。

3.新しい水はゆっくりと入れる

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ちょうちんパールやピンポンパール、琉金などの体が丸みを帯びている金魚は、特に水圧の変化には弱いため、新しい水はゆっくりと入れるようにしましょう。

弱水流で飼育する

ちょうちんパールは、ピンポンパールよりは泳ぎが得意な金魚ですが、体型が丸く、強い水流向けの金魚でないため、水流を調整できるろ過器や水中モーターを使用して、弱水流で飼育しましょう。

ちょうちんパールの混泳について

ピンポン/ちょうちんパール1407_pp/cp001

ちょうちんパールの混泳に向いている魚は、国産の同じ水温で飼いやすい、体型が似ている金魚や、エビや貝などです。

  1. ピンポンパール
  2. パールスケール
  3. 出目金
  4. ヤマトヌマエビ
  5. 石巻貝

金魚と一緒に混泳させる際には、ちょうちんパールが突かれたり追い回されたりしにくい、温和な性格の魚を選ぶとうまく混泳させやすいです。

まとめ・ちょうちんパールの飼育の基礎と上手に育てるポイント、混泳について

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ちょうちんパールは、フナ型の尻尾をもつ、ピンポンパールによく似た金魚です。

泳ぎの苦手なピンポンパールに比べて、飼育しやすいちょうちんパールですが、流通数は今のところ少なめです。

ちょうちんパールと他の生き物を混泳させる場合は、エビや貝、体型の似ている金魚などがおススメです。

飼育の際は、弱水流消化の良いエサを少量ずつ与えながら、1週間に1回程度の水換えをおこなって、上手に飼育してあげてくださいね。

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