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熱帯魚の子育て方法とは!?子育てする熱帯魚をご紹介します

魚は一般に、卵を産みます。その卵は親が面倒をみることなく、勝手に稚魚がふ化するのが普通ですが、魚の中には「子育て」をする種類がいるんです。面白いですね。

でも魚がどうやって子育てをするのでしょうか…?

こちらのページでは、子育てをする熱帯魚についてご紹介します。

子育てをする種類、その方法についてなど、詳しい情報が満載です。興味を持った人はぜひお読みください!

熱帯魚の子育ての方法はどんなものがある?

魚が子育て?

えっ?!って思いますよね。

そう、普通の魚類は子育てをしません。ではどんな方法で魚は繁殖するのでしょう。

一般的な魚類は、メスが産み付けた卵にオスが精子をふりかけて受精させます。そのあとはほったらかし。ほかの生物に多くの卵が食べられて死んでしまいます。でも中には生き残る卵もいるんですね。そういった生き残った卵から、赤ちゃん魚が勝手にふ化(卵から赤ちゃんがでてくること)します。

そのあとも、親と交流することなく、赤ちゃん魚たちはたくましく自力で育っていくのです。

ですが、中には親が赤ちゃん魚の面倒をみる…いわゆる「子育て」する種類の魚たちがいるのです。まずはその子育て方法を見てみましょう。

口の中で育てる

アロワナの産卵!卵は全て口の中へ

種類はアロワナ、アフリカンシクリッド、チョコレートグラミーが有名です。マウスブリーディングと呼ばれる子育て方法です。

この種類の魚たちは産卵して受精したあと、卵を口の中に含みます。子育てを担当するのはメスと決まっているわけではなく、オスが担当する種類もいますし、パパとママで交代制の種類もいます。例えばアフリカンシクリッドはメスが担当します。

口の中に入れておけば、どこにいくにも連れていけるので安全性が増しますね。卵は親魚の口の中でふ化し、しばらくは口の中で成長します。

大きくなると口の中から外へ出るようにはなりますが、危険があるとサッと親魚の口の中に戻るという状況です。心温まる情景ですね。

ただ、間違えて親が食べてしまうことも無いわけではないので、適度なサイズになったら別の水槽に入れてあげるほうが良いでしょう。

泡巣を作る

ベタのオスは泡を作り泡巣で子育てします。

ベタ繁殖記録-お見合い・混泳・産卵・孵化-

ベタのオスは水面近くに口から泡を出して泡のかたまり(巣)を作ります。するとメスがその泡に産卵し、赤ちゃんの育つゆりかごの役目をします。

ベタの場合は、子育てはもっぱらパパの仕事。イクメンパパなんですね。メスはむしろ赤ちゃんを食べようとしてオスに追い払われるということもあるようです。

ベタのオスを飼育していると、メスがいなくても泡巣を作ります。本能でしょうか。メスがいない場合は泡巣を作っても卵は産まれないので、壊してしまっても問題はありません。ちょっとかわいそうですが…。

ヒレで新鮮な水を送る

エンゼルフィッシュの子育て

エンゼルフィッシュは葉の表面など、平らな場所に卵を産み付けます。いい場所がないと流木や水槽の壁面にも産卵します。そして卵から赤ちゃんが生まれるまで、ヒレで新鮮な水を送ってやります。

子育てに慣れているペアは無精卵を取り除くこともします。賢いですね。

無事に赤ちゃんが生まれたあとは、赤ちゃんが勝手に泳いでいかないように口に含んで葉に戻したりと、せっせと夫婦で子育てをするんですよ。

体表からミルクのようなものを出す

ディスカスの体着

ディスカスは、赤ちゃんがふ化した後に体表から「ディスカスミルク」と呼ばれる栄養を含んだ粘液を分泌します。赤ちゃんはそれを吸収して大きくなります。ミルクという名称ですが、白いものが出るわけではありません。

上の動画でも赤ちゃんが親の体表面に群がっている様子がわかりますね。この様子を「体着」と呼びます。

赤ちゃんが自力で餌を食べられるようなサイズになれば、別の餌を与えてOKのしるしです。

番外編:お腹の中で赤ちゃんをかえす

【チャーム】グッピー出産の瞬間!! 卵胎生 ブルーグラスの繁殖Bleeding 稚魚産仔シーン

グッピーは、お腹の中で卵をかえします。よって「出産」します。

オスのヒレがとがった形をしており、ゴノポディウムという生殖器官になっています。これをメスに差し入れてメスの胎内で受精を行います。

メスは一度に2~3匹ほどの赤ちゃんを出産します。大切にお腹の中で育てる生物(主に哺乳類)は一度の出産数が少なめなことが多いですが、グッピーも同じですね。

卵を産みっぱなしで面倒をみないタイプの魚は、卵のうちから他の生物に食べられてしまう可能性がとても高いため、産む卵の数がとても多いです。タラコやスジコを見てもそれがわかっていただけるでしょう。

有名なのはマンボウで、一度に3億もの卵を産み、成魚になれるのはそのうちの2~3匹とも言われています…とはいえ、本当に3億産むかどうかを確認した人はいないようで、3億と言われるようになったきっかけは「マンボウの卵巣内に3億個以上の未成熟の卵が含まれていることを発見した」という論文が発表されたこととされています。

まとめ:魚も子育てをする

ベタやエンゼルフィッシュ、グッピーなど身近な熱帯魚も子育てをするということをお伝えしました。興味をもっていただけたでしょうか。

グッピーは特に繁殖の面白さでも有名な熱帯魚です。これを機に飼育をスタートしてみてください!