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熱帯魚はSサイズとLサイズどちらが良い?サイズ別メリット・デメリット

熱帯魚は同じ種類でもサイズ別に販売されていますが、実際にどのサイズを選べば良いか悩まれる方も多いのではないでしょうか。

販売店によりサイズ表記が分かれる場合もありますが、大抵は一番小さいサイズをSSやSと書き、一番大きいサイズをLやXLなどと書くことが多いでしょう。

これは、専門店が適当表記しているわけではなく、仕入れ先である問屋がストックリストにサイズ表記しサイズ別に金額も分かれています。

では、例えばネオンテトラ購入する際は、一体どのサイズを選ぶのが良いのか、またはサイズ別のメリット、デメリットが気になる方も多いかとおもいます。

ここでは、ネオンテトラなどの小型熱帯魚を主とした、サイズ別に選ぶポイントをいくつかご紹介していきます。

熱帯魚のサイズはどう選ぶのが良いか

代表的な熱帯魚で例えると、ネオンテトラのSサイズとジャンボと呼ばれたりもするLLサイズでは値段も見栄えも大きく異なります。

どちらにもメリット、デメリットがあるため、筆者の経験を基に一般的な選び方を解説していきます。

熱帯魚Sサイズ

ここで言うSサイズとは、熱帯魚のサイズで最小サイズを表します。

厳密に言えばSSSサイズやSSサイズ、SMサイズといくつか存在し、商品名に限って言えば約1cmなど具体的な大きさが表記されている場合もありますが、ここではSサイズに統一して解説していきます。

Sサイズ選ぶメリットは大きく2つあります。

  1. 安価
  2. 長生き

それぞれ解説していきます。

安価

多くの熱帯魚は海外から輸入されますが、サイズが小さいことで1つの袋により多くパッキングして輸入できるため輸送費が安いということが挙げられます。

また、サイズが小さいことで大きい個体より輸送に強いケースが多く到着時の死魚が少ない、結果として安価で販売しやすいということとなります。

ちなみに、ニモで有名な海水魚のカクレクマノミも同様で、筆者の経験上、海外から輸入されるカクレクマノミを今まで数多く見てきましたが、小さい個体は大きい個体よりはるかに着状態が良いのを見てきました。

ただ、カクレクマノミについては1匹1匹を袋に詰めた状態で輸入されることが多いため、複数を一度の袋に入れる熱帯魚とは少々事情は変わりますが、大きい個体ほど水質を悪化させやすい、または水質悪化に弱いという事は共通しているかとおもいます。

長生きする

これは非常に単純な理由で、小さい個体は大きい個体より成長していない若魚のため、寿命が長いと言えます。

できるだけ長く飼育を楽しみたいと悩んでいる方には、Sサイズ選ぶことをおすすめします。

Sサイズのデメリットを2つお伝えしていきます。

目立ちにくい

水槽サイズが30センチ以下の水槽であれば問題ありませんが、60センチ以上となると1~2センチ程度の最小サイズネオンテトラを5匹程度泳がせてもあまり目立たないことがあります。

60センチ以上のサイズで泳がせる場合は、最低でも10匹以上の群れで泳がすことをおすすします。

混泳に注意

水槽の世界では、後から追加する熱帯魚が、先住の熱帯魚のいじめられたり追いかけられたりすることがあります。

そのなかでも、とくに小さい熱帯魚ほどいじめられやすいため、できるだけ水槽設置初期にいれてあげると良いでしょう。

なお、エンゼルフィッシュと混泳にはネオンテトラのSサイズは難しいため、どうしても混泳させた場合には、ネオンテトラがMサイズ以上となった後から入れてあげると、混泳成功確率は上がります。

熱帯魚M(SM)サイズ

Mサイズは金額もサイズも非常にバランスの取れたサイズです。

(熱帯魚) ネオンテトラ (SMサイズ) 【10匹セット】 生体

Sサイズより金額は上がりますが、ある程度成長しているため販売店も調整管理がしやすく、状態の良いケースが多いことが特徴です。

また、Sサイズと比較しサイズも1周り程度大きく見ごたえが出てくるサイズなので、導入当初から主張させたい場合にはMサイズがおすすめです。

熱帯魚のLサイズ

(熱帯魚)ネオンテトラ Lサイズ(10匹) 北海道・九州航空便要保温

ネオンテトラのサイズのなかで最も大きいサイズとなります。

販売店によりLサイズ、LLサイズ、XXLサイズ、ジャンボと表記やサイズも異なりますが、ここでは分かりやすいように一番大きいサイズをLサイズとします。

Lサイズの特徴は何と言って圧巻の大きさです。

水槽に泳がせればすぐにその存在感を感じることができます。

とくに、カージナルテトラのジャンボと呼ばれる最も大きいサイズは、発色も美しく息を飲む美しさであり存在感を演出することができるためおすすめです。

水槽レイアウトコンテストで群れる魚を泳がせたい、大型水槽に群れで泳がせたいなどといった場合には、Lサイズを選んで泳がせると満足できるでしょう。

ただし、成長しきっている親魚なことが多いためどうしても老化が早いことを理解して導入を検討するようにしましょう。

まとめ: 熱帯魚のSサイズとLサイズはどちらが良い? 熱帯魚のサイズにおけるメリット、デメリットを解説

熱帯魚を購入する場合サイズ別メリット、デメリットを解説しました。

筆者がおすすめなのは、安定安心のMサイズです。

飼育管理しやすいため、熱帯魚飼育に自身の無い方にもおすすめです。

ただ、水槽サイズが30センチ以下と小型水槽の場合はSサイズおすすめです。

熱帯魚のサイズを選ぶポイントは、Mサイズを基本とし、水槽サイズ別や目的別、そして混泳する順番と魚種に注意しながら失敗しない選定をしてあげましょう。

それではすてきなアクアライフをお過ごしください!