トロピカ-初心者向けアクアリウム、熱帯魚水槽、金魚、メンテナンスの情報メディア

フォローする

魚に快適な環境とは?泳ぎやすくストレスをつくらないレイアウトを考える

魚が病気になったり、元気が無かったりする原因の一つにストレスが考えられます。
人間もストレスがかかると体調を崩してしまうことがありますよね。それは魚も同じです。

特に水槽という限られたスペースで飼育されている魚は、野性でいるときよりもストレスが掛かりやすく、魚のストレスに気づいてあげられないと最悪死んでしまうこともあるのです。

魚に長生きしてもらうためにもストレスフリーの環境を目指しましょう!

というわけで今回は、魚が快適に暮らせる環境についてです。
泳ぎやすく、ストレスのかからないレイアウトについて考えていきましょう!

環境が原因?魚のストレスの原因は?

飼育されている魚が感じるストレスには様々な原因がありますが、ここでは、飼育環境由来と考えられるストレスの原因について考えていきましょう。

水槽が狭い

魚の大きさや数に対して水槽が小さすぎるとき、魚はストレスを感じる可能性があります。

十分に泳げなかったり、ほかの魚とぶつかりそうなぐらいひしめき合っていたりするような環境では、魚も落ち着けませんし、魚同士の小競り合いが起こってしまうこともあります。

大きい水槽は、人間からしてみると水槽の中が寂しく見えてしまったり、起き場所に困ってしまったりすることもあり、コンパクトにまとめたくなりますよね。
しかし、魚にしてみれば大きい水槽に越したことはありません。大きすぎることが問題になることもないでしょう。

魚のストレス軽減という観点から考えると、水槽は余裕のある大きさを選んだほうが良いです。

水槽が騒がしい場所に設置されている

出入り口の近くや、人の良く通る場所、騒がしい場所などに水槽を置いていないでしょうか?
騒音や振動、人の行き来する影などは魚にとって大きなストレスになります。

水槽は静かな場所に置き、必要以上に水槽の前を横切らないようにするなどして、魚が安心して過ごせる環境を整えてあげましょう。

隠れる場所がない

種類にもよりますが、魚の多くは物陰に隠れることを好みます。

またいざという時に隠れられるスペースがあると、魚は安心して水槽の中を泳ぐことができるでしょう。

水草やオブジェを入れない、スッキリとした水槽レイアウトは確かにオシャレではありますが、魚の種類によっては落ち着ける隠れ家を奪ってしまうことになります。

レイアウトは飼育している魚の特性をよく考えて行いましょう。

十分に泳げるスペースがない

隠れるための水草やオブジェは必要ですが、多く入れ過ぎてしまっても魚のストレスの原因になります。

というのも、ものが多すぎる水槽の中では魚が思う存分に泳ぐことができないからです。

隠れることで安心感を得られる魚ですが、泳ぐこともストレスを感じさせないためには大切な要素です。

水草のたくさん植えられた水槽レイアウトを行う時には、魚が泳ぐスペースを確保できるよう十分に配慮すること、オブジェや流木などは必要以上に入れないことなどに注意しましょう。

相性の悪い魚同士を混泳している

魚にも習性や性格があり、相性の悪い魚というのが存在します。

相性の悪い魚を同じ水槽内に入れるのは、大きなストレスになるだけでなく、喧嘩を誘発し魚をボロボロにしてしまうことになりかねません。
人間に置き換えてみても、気の合わない人と同じ屋根の下で同居するのは嫌ですしストレスになりますよね。それは魚も同じです。

複数の種類の魚を水槽に入れるときには、相性をよく確認するようにしましょう。

快適な環境を整えよう!泳ぎやすくストレスを作らないレイアウト

水槽のレイアウトは、人間が見たときに美しく見えるようレイアウトしがちですが、見た目だけでなく魚が快適に暮らせるかということも頭に置いてレイアウトを組むことが大切です。

魚にとって良い環境になるようなレイアウトについて具体的に考えてみましょう。

遊泳スペースを作る

レイアウトを組む時にまず考えなければならないのが、魚の遊泳スペースを確保するということです。

例えば、水草を密生させた60センチ水槽に、10cmサイズのグラミーやテトラを泳がすと水槽が窮屈になってしまい、魚にとっては大きなストレスになってしまいます。

この場合は、水草の量を減らし遊泳スペースを広げるか、水槽に入れる魚を小型のものに変更する必要があります。

海水魚水槽でも同じです。こちらは90センチ水槽で考えてみましょう。
90センチ水槽にライブロックをいくつも使ったボリュームのあるレイアウトを組みます。サンゴも入れているとしましょう。
そこに、20~30cmサイズの大型ヤッコやハギ類などを入れるとなると、泳ぐスペースがなくなってしまい、飼育するのは厳しくなります。

ライブロックやサンゴを減らし遊泳スペースを確保するか、魚をもう少し小さなものに変えることで、ストレスのない水槽を作ることができるのです。

水槽レイアウトを組むときどうしても水槽が寂しく見えてしまい、色々入れてボリュームを出したくなってしまいますよね。
しかし、例に挙げた通りやり過ぎたレイアウトは魚の遊泳スペースを奪うことにつながります。

魚や水槽の大きさに合わせた適度なレイアウトを組むよう心がけましょう。

隠れ家を作る

遊泳スペースを広げるという意味では、水草やオブジェなどをすべて無くしてしまうのも一つの手と考えられます。

しかし、魚によっては何もないことでストレスを感じる個体もいます。
先にご説明した通り、魚の中には隠れられる場所があることで安心する種類の魚がいるからです。

特に、水草水槽に似合うような群れで泳ぐ小型魚は、水草や流木など隠れ家を必要とすることが多いです。

魚の習性に合わせて、適度に水草やオブジェを入れるとよいでしょう。

まとめ:魚に快適な環境とは?泳ぎやすくストレスをつくらないレイアウトを考える

水槽のレイアウトを組む時、どうしても見栄えを優先してしまうことが多いのではないでしょうか。
しかし、人間が納得のいくレイアウトでも、そこが魚にとって最適の環境になっているとは限りません。

魚がストレスなく過ごせる快適な環境を整えてあげることで、魚は病気になりずらくなり、長生きにもつながります。
レイアウトを組む時には、飼育する魚の習性なども考慮し、魚のことを第一に考えたレイアウトを組むとよいですね。