アクアテラリウム水槽に霧発生装置(ミスト)を入れよう! 使い方を解説

今人気のアクアテラリウムをご存知ですか?

アクアテラリウムは一つの水槽の中に、水中と陸上を同時に表現できるとしてとても注目されています。

今回は、アクアテラリウムをぐっと魅力的にしてくれる「霧発生装置」の使い方について解説します!

非常に神秘的でムードのあるアクアテラリウムにしてくれる「霧発生装置」を導入してみませんか?

アクアテラリウムの「霧(ミスト)発生装置」とは

アクアテラリウムは、手前が低く奥が高い水槽を使って、手前側は水中の様子を楽しみ奥には植物を配して陸上の様子を展開できるのが特徴です。

どんなテーマで作り上げるかは様々な方向性がありますが「本物の森のような世界を作り出したい」と考える方もいらっしゃいます。

その時に、とても良いムードをかもしだしてくれるのが、この「霧(ミスト)発生装置」です。

上の動画でお分かりいただけると思いますが、非常に幻想的でミステリアスなムードに仕上がっていますね!

霧(ミスト)発生装置の特性を知ろう

霧発生装置を上手に使うために、まずは装置の特性を知っておきましょう。

とてもコンパクトです

以下のような商品がそれに当たります。

AGPtek®超音波霧発生装置(水槽、築山、池など用) ミストメーカー ブラック

この装置を水槽内に設置します。超音波で水槽の水を霧状に変えて発生させてくれます。本体サイズは直径5cmほどなので、非常にコンパクトで目立たないように設置できそうですね。

色はブラックが多いです。岩や流木を使ってレイアウトする方が多いと思うので、目立たずレイアウトできそうですね。

ミニサイズのものもありますので、ご自分のアクアテラリウムに合いそうなカラーを選ぶことをオススメします。

AGPTEKミニ 超音波霧発生装置 霧発生装置(製霧機) 熱帯魚・アクアリウム・水槽・築山・池・ハロウィンなどに適用

中心の丸い部分に超音波を発生させる部分があり、ここを水中に沈めると水を霧(ミスト)状にして上に噴出してくれます。ですから、装置そのものを水面から3cm以上沈める必要があります。

電源が必要です

超音波を発生させて霧(ミスト)を作り出すため、電気コードがついており、霧(ミスト)発生装置用に一つ電源が必要になります。

「もうコンセントがいっぱい!」という場合は電気容量を確認してタップを新調すると良いでしょう。ブレーカーを落とさないように注意してくださいね!

サンワサプライ 電源タップ 10個口(2P) 1m 雷ガード 一括集中スイッチ 裏面マグネット ホコリ防止シャッター スイングプラグ TAP-SP217-1

霧は上ではなく下に流れる

「ミスト」というと白い霧を吹きあげる「加湿器」を連想するかたも多いかもしれませんが、ミスト発生器は水滴が大きく、上に吹き上がるのではなく下へ流れるように設計されています。それにより、幻想的な世界を作り出すことが可能です。

また、滝を霧が下りていくように設置することもできますので、霧は下へ流れるという特性をうまく利用してレイアウトしてください。

室内の湿度が上がる

水槽内で霧(ミスト)を発生させるわけですから、当然室内の湿度が上がります。

乾燥している季節なら加湿器代わりに良いかもしれませんが、「あまり室内の湿度を上げたくない」という場合は換気を頻繁に行うなどしたほうが良いでしょう。

植物にもメリットが

アクアテラリウムにはコケやシダなど高湿度で調子が良くなる植物を配置する方も多いですね。そういった「高湿度を好む植物」と霧発生装置はとても相性が良いです!

これまでは霧吹きで湿度を与えていた、というケースではその手間を省くことができます。ただし急に霧吹きを止めるのではなく、植物の様子をよく観察しながらにしましょう。アクアテラリウムの構造によっては霧が案外早く水槽外へ出てしまうこともあるからです。

タイマーを使うと〇

霧発生装置は電源につないでいる間、絶え間なく霧を発生させます。

24時間ずっと霧が…という状態にすると水槽内の水がぐんぐん減少するということになりかねません。そうなると手入れが大変ですし、室内の湿度も上がりすぎてしまいカビ等の原因になることもあります。

ですからタイマーを準備し、在宅中だけ作動させる、1時間おきに作動させるなどの使い方がオススメです。今は安価なデジタルタイマーも多いので、一つ用意しておくと何かと便利に使えるのではないでしょうか。

リーベックス(Revex) コンセント タイマー スイッチ式 簡単デジタルタイマー PT70DW

上手に霧(ミスト)発生装置を設置するには

さて、では霧発生装置を効果的に設置するにはどういった点に注意したらよいでしょうか。

まずは「発生した霧は上ではなく、下へ流れていく」ことを思い出してください。

霧発生装置はできるだけ水槽の上の方へ設置してください。そうすると霧の美しい流れを満喫することができます。

下の方へ設置してしまうと、霧がただぼわ~っと水面を漂う様子しか楽しめない上に、霧が停滞してそれが水滴になってしまいます。水槽の壁面に水滴がくっついていると「ここに壁面があります」と示しているようなもので、あまり美しくはありませんね。

ですから装置をできるだけ上の方へ設置しましょう。

注意点としては「霧発生装置を作動させると水分が蒸発し、水面が下がりやすくなる」ということです。霧発生装置は超音波発生部分が水面より下にある状態のときに霧を作り出すため、水に完全に沈んだ状態でなければなりません。

毎日装置の状態をチェックし、水が減っていたら足し水をするようにしましょう。

霧発生装置が水中に無い状態で作動させると熱を発生させる場合がありますので要注意です。

装置が見えないように岩や流木で隠すとは思うのですが、水面との位置関係が確認できるようにしておくことが大切です。

まとめ:霧(ミスト)発生装置を上手に使って幻想的なアクアテラリウムを!

アクアテラリウムを神秘的にしてくれる霧(ミスト)発生装置の設置方法を解説しました。これ1つでアクアテラリウムの雰囲気がガラッと変わりますので気分換えにももってこいですね!

ぜひ一度挑戦してみてください!

 

4件のコメント

  1. イモリーズ より:

    やはりそうですよね…

    別のアクアテラ作ったときに工夫して設置してみようかと思います!

    ありがとうございました。

    1. 中島 より:

      ご参考になれば幸いです。アクアテラ頑張ってください!

  2. イモリーズ より:

    作動時、装置に指を一定の距離に近付けると超音波?かなにかの影響で指に痛みが走るので生体(イモリ)にとって悪いと思い設置していません…

    大丈夫なものなのでしょうか?

    それとも生体が入らないよう特別な容器など作った方がいいのでしょうか?

    1. 中島 より:

      ミスト装置は、超音波の振動でミストを発生させますから、敏感な生体を飼育されている場合は注意が必要です。発生装置をプラスチックの柵で囲うなどすると良いですが、イモリは皮膚も柔らかいので、あまりおすすめはできないかと思います。

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