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細め砂と粗め砂はどちらが良い?海水魚飼育におすすめな底砂を解説します

マリンアクアリウム用品のひとつ、「底砂」はさまざまな素材のものがあり、同じ素材でも大きさの異なるものが販売されています。マリンアクアリウムを始める際、全く知識のない人はどのような底砂を選べばよいか迷うことでしょう。

マリンアクアリウムに使用する底砂は、大きく分けると荒いものと細目の2タイプあり、それぞれ飼育する生き物や、海藻の種類、また飼育環境などによって使い分ける必要があります。

今回はマリンアクアリウムをこれから始めようとしている初心者向けに、海水魚飼育の際におすすめな砂について解説していきます

海水魚飼育で使用できる底砂は種類が少ない

ジュン (JUN) プラチナリーフサンド 中目タイプ 5kg

ジュン (JUN) プラチナリーフサンド 中目タイプ 5kg

熱帯魚水槽では底砂なしで飼育することもありますが、海水魚飼育では底砂は必需品です。

しかし熱帯魚飼育ほど底砂に選択肢がなく、一般的に海水魚飼育ではサンゴ砂やライブサンド、アラゴナイトサンドなどを使用します

これらの底砂は同一サイズではなく、同じ底砂でもパウダー状に近く細かい物と、粒が大きな荒いものの2つに分けることができます。

「海水魚飼育でおすすめはどっち?」といわれれば、飼育する生体や環境によって異なってきますので、自分の目指す飼育環境などをしっかりと考えて選ぶようにしましょう。

海水魚飼育に底砂は必須?

底砂はバクテリアが繁殖する場所を作り出すだけでなく、砂にもぐる性質のある生体の休憩場所になります。また見た目的にも、底砂があったほうがより美しく幻想的な水槽を作ることができるので、底砂はできるだけ入れたほうがよいといえるでしょう。

しかし飼育環境や生き物と合わない底砂を選んでしまうと、サンゴが死んでしまいやすくなり水槽リセットなどのデメリットがあるので、底砂選びは海水魚飼育で重要なポイントになります。

細めの砂と荒い砂の特徴

細めの砂と、荒い砂にはそれぞれ異なる特徴があります。ここからはそれぞれの特徴についてみていきましょう。

細めの砂の特徴

きめの細かい細めの砂には、次のような特徴があります。

  • ベラなど砂にもぐったり砂の中にもぐって眠る性質の生体の育成に向いている
  • 細かいパウダー状の砂は見た目が美しく鑑賞目的の水槽に向いている

パウダー状の細かい砂は生体の体に傷をつけにくいため、ベラのような海底にもぐる性質を持った生体の飼育に向いています。

鑑賞目的で底砂を敷く場合も、バクテリアの繁殖狙いの場合でも底砂の厚さは2~3cmくらいで十分です。ただし砂にもぐって寝る魚の場合は、5cm程度、チンアナゴなど普段から砂にもぐる性質のある魚の場合は10cm程度の厚さにしたほうがよいです。

細かくなればなるほど病原菌やゴミなどがたまりやすい!

パウダー状に近くなればなるほど、底砂は見た目が綺麗ですが病原菌やフン・餌の食べ残しといったゴミが溜まりやすくなります

マリンアクアリウム初心者が見た目だけで目の細かい底砂を選んでしまうと、最悪の場合水槽リセット・底砂の入れ替えを行うことになりかねないので注意しましょう。

パウダー状の細かい砂はメンテナンス時に注意

パウダー状の砂は細かすぎるがゆえに、メンテナンス時に砂を巻き上げてしまうことが多いです。このとき砂の中に住み着いている、「白点原虫」までも巻き上げてしまう可能性があります。白点原虫は白点病の原因となる原虫です。海水魚が白点病にかかってしまうリスクが上がってしまいます。

パウダー状の細かい底砂を使用する際は、メンテナンス時の砂の巻き上げに注意しましょう。

細め砂の水槽におすすめなお掃除生体

水槽内のコケや餌の食べ残し除去のために、エビや貝類などの生体を水槽に入れている人は多いです。パウダー状の目の細かな底砂の場合、最もおすすめなのは「ナマコ」ですナマコは普段砂の中で生活していいます。砂を飲み込んで体の中で砂に付着している藻や微生物などを吸収して、綺麗になった砂を排出するという特徴があります。

見た目が気持ち悪いという人もいますが、あまり砂の上に出てくることがないので、目の細かな砂を使用する場合は、1匹入れておくとメンテナンスも楽になります。

細めの底砂は交換するのが大変!

荒い砂の場合は手で取り除きやすいのですが、パウダー状に近くなるほど一粒一粒がとても小さく、綺麗に取り除くのにかなり時間がかかります見た目はとても綺麗ですが導入した際には、水槽のリセットや底砂の入れ替えに手間と時間がかかることを頭に入れて、水槽にセットしましょう。

荒い砂の特徴

目の荒い底砂には、以下のようなメリットがあります

  • チョウチョウウオのような神経質な海水魚を飼育る際に、底砂を敷かないべタンクで飼育するのが嫌、という場合には粗目のサンゴ砂がおすすめ
  • シッタカのようなコケ取り用に投入している貝類がひっくり返っても、底砂を使って自力で元に戻ることができる
  • 荒い砂は比重が高いので、魚などの生体がいじりにくいため、目の細かな砂よりもレイアウトが崩れにくい
  • 細かな底砂と比べると病原菌やごみなどがたまりにくい

目の粗い砂は一粒が大きいので、コケなどが目ってくるようになると、砂利クリーナーなどを使用して清掃する必要があります。また砂にもぐるタイプの生体が底砂に潜ろうとしたときに、体を傷つけてしまいやすいというデメリットもあります。

マリンアクアリウム初心者には粗めの底砂がおすすめ

飼育する生体によって底砂を選ぶ必要性はあるものの、砂にもぐらない生体を飼育するのであれば、マリンアクアリウム初心者には目の粗い底砂がおすすめです。粒が大きくなればなるほど、細かい底砂と比べて病原菌や汚れがたまりにくくメンテナンスを行いやすいので、水槽環境を維持しやすいです

もしもマリンアクアリウム初心者で、パウダータイプの底砂を選ぶというのであれば、ナマコを水槽に入れて底砂のクリーニングを行ってもらうと、水槽内の環境を維持しやすいです。

まとめ:海水魚の飼育環境や飼育する生体で底の大きさを使い分けよう

海水魚飼育で使用する底砂は、細めの砂と粗めの砂2つに大きく分けることができます。それぞのれの特徴をよく把握したうえで、飼育する生体にあった底砂を選ぶようにしましょう。

マリンアクアリウム初心者は最初は細めの砂よりは、やや粗めの砂から飼育を始めたほうが、水槽のメンテナンスや水質管理・病気対策なども行いやすいです。後から水槽リセットや底砂の入れ替えをすることのないよう、よく考えて底砂を選びましょう