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アクアリウムに造花を入れよう!注意点の解説とレイアウト事例をご紹介!

水槽レイアウトに彩りを加えたいけれども、水草は育成環境などの観点から入れたくない、あるいは敷居が高いとお思いの方はいませんか。そのような方たちにおすすめなのが造花です。

造花であれば現状の水槽環境を変更することなく、水槽レイアウトに彩りを加えてより華やかにすることが可能です。

しかし、造花は人工物であるがゆえに、適したものを選択してレイアウトを工夫しないと、生体にダメージを与えたり悪目立ちする恐れがあります。

ここでは、アクアリウムに造花を入れる際の注意点や、実際に造花を使用したレイアウト事例などをご紹介します。

造花でアクアリウムをより華やかに!

プラスチック製の水槽の造花草植物インテリアオーナメント2個

プラスチック製の水槽の造花草植物インテリアオーナメント2個

水槽レイアウトに物足りなさを感じている方は、造花を入れてみてはいかがでしょうか。言うまでもありませんが、造花とは人工的に造られた生花のことで、適切な物を上手に利用すれば手軽にアクアリウムの鑑賞性を向上させられます

さて、水槽内に彩りを付与するためのものとしては水草が挙げられ、中でもブセファランドラ類は水中でも花をつける水草として有名です。しかし、水草は当然ながら適切な環境を維持できなければ、花を咲かせる前に溶けたり枯れてしまいます

また、水草は種類によっては高級なものも存在しており、先に挙げたブセファランドラ類も一株5000円以上の値が付くこともある高級水草に該当します。

その点、造花であれば従来の水槽環境を変化させることなく、レイアウトに取り入れることが可能なうえに、適切にメンテナンスを行えば半永久的に使用できるので、コストパフォーマンスに優れています。

アクアリウムに造花を入れる時の注意点

水槽に造花を入れることは鑑賞性の向上につながりますが、どんなものでも良いかと言うとそうではありません。

適切な物を選定しないと、飼育している生体に悪影響を及ぼしたり、イメージ通りにレイアウトできないなどの弊害を招く恐れがあります。ここでは、アクアリウムに造花を入れる際の注意点をご紹介します。

入れる造花について

Uotyle 水族館飾り 水槽 プラント 造花のクローバーの植物 人工水草 癒し水景

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  • 化学物質や塗料の溶出
  • 硬いと生体を傷つける
  • 軽いものだと浮き上がる
  • 劣化などで破損した欠片を生体が誤飲する
  • 汚れが付きやすい
  • 鉄材が使用されている物は錆びる

まず、商品によっては水中での使用を想定していないので、水槽に入れると接着剤や塗料などの化学物質が溶出する恐れがあります。

次に、あまりに硬い物は熱帯魚のヒレなどを傷つけてしまうことがあるので、材質についても注意が必要です。また、軽い物だと浮力が上回って浮いてしまい、イメージ通りにレイアウトできない可能性もあります。

さらに、劣化したり生体がぶつかるなどして破損した場合、生体がその破片を誤飲しないように注意してください。そして、水中での使用を想定していないものは、材質や構造的に汚れが付きやすい傾向にあります。

それから、芯に針金などの鉄材が使用されている物は、長期間使用していると錆びてしまい、破損したり水に色が付いて鑑賞性が低下するので使用は避けた方が良いでしょう。

以上の注意点は、特に造花を長期間レイアウトの一部として使用する場合に顕著で、短期間の使用ならば問題ないことも多いです。

しかし、あまりに安い商品だとごく短期間の使用でも塗料などが溶出することがあるので気を付けてください。そのため、水槽レイアウトに造花を入れる場合は、アクアリウム用に製造された造花の使用をおすすめします。

レイアウト時について

造花は天然の植物とは違い人工物なので、全体的に直線的なフォルムが目立ってしまいます。特に茎の部分は直線的で、そのまま配置すると水槽内で悪目立ちする恐れがあります。

また、水槽内に入れられる造花は樹脂製なので、花が自然な形で垂れ下がって見えるように曲げるなど、家庭で加工することが困難です。さらに、浮力が生じて思ったように配置できないこともあり、通常の水草やライブロックよりも、自然に見せることに気を使うレイアウト用品と言えます。

これらの問題点を解決し、より自然な情景を実現するためには、石や流木など天然のレイアウト用品を交えて、不自然な直線を隠すことがコツです。生け花のように不要な部分を切除すれば、不自然な直線部分を除去できるとともに、浮力も小さくなってレイアウトしやすくなるので効果的です。

大型水槽では十分なスペースがあるので、造花の不自然な部分を隠しやすいのですが、小型水槽ではそれが難しい場合もあります。それでも、上手くレイアウトできれば鑑賞性の向上に大きく寄与してくれるので、ぜひ色々と工夫して配置してみてください。

造花を使ったレイアウト事例

ここでは、当サイトの運営会社である東京アクアガーデンが手掛けた、造花を用いた水槽レイアウト事例をご紹介します。ご自身で上手くレイアウトできる自信がない方は、レンタル水槽を利用してプロの手法を参考にしてはいかがでしょうか。

渋谷区 オフィス

渋谷区のオフィスに設置した円柱水槽でのレイアウト事例です。春を感じさせるために造花は桜を使用しています。熱帯魚の種類は「パロットファイヤー」で、同種の鮮やかな赤色と桜の淡いピンク色のコントラストが美しい水槽に仕上がっています。

六本木 飲食店

六本木の飲食店に設置した水槽でのレイアウト事例です。店内の雰囲気と調和するように、造花を用いてシンプルでいて存在感のある水槽レイアウトを実現しています。

渋谷区 飲食店

渋谷区の飲食店に設置した水槽レイアウト事例です。この事例では、花ではなく楓の枝葉が用いられていますが、前述したように石と組み合わせて、不自然になりがちな末端の部分を上手く隠してあります。

新宿区 飲食店

新宿区の飲食店に設置した水槽レイアウト事例です。当事例では飲食店の雰囲気に合うように、まるで一枚の絵画であるかのようなレイアウトがなされています。

まとめ・アクアリウムに造花を入れる時の注意点とレイアウト事例について

造花は人工物であるがゆえに、水槽環境を変えることなくレイアウトに幅を持たせられる便利なアイテムになり得ます。しかし、水中での使用を想定していない物は、接着剤や塗料などの有機物が溶出して、水質を悪化させる可能性が高いので注意してください。

また、実際の植物と比較すると直線的で、上手くレイアウトしないと水槽内で悪目立ちしてしまうことも欠点です。それでも、上手にレイアウトできれば、世話に追われることなく鑑賞を向上させることが可能です。

ぜひ、色々と工夫を凝らして造花を上手く水槽レイアウトに組み入れてみてください。