アクアリウム初心者さんに丈夫で飼育しやすいとおすすめされるメダカですが、うまく飼育できないときは、次の3つのポイントに注意してみましょう。
- 水槽に水草や浮草を入れる
- 餌を多く与えすぎない
- 水の汚れが少ないときは足し水だけにする
メダカ飼育でろ過フィルターはなくてもよいアイテムですが、入れる場合は投げ込み式フィルターがおすすめです。
今回はメダカ飼育がうまくできないときに注目したい、3つのポイントと、メダカ水槽におすすめなフィルターについてお話していきます。
動画ではじめてのメダカ飼育をチェック!
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メダカがうまく飼育できないときは
メダカは日本でも野性のものがいますし丈夫で繁殖しやすいため、アクアリウム初心者さんにおすすめされやすい魚です。
しかしアクアリウム初心者の場合、簡単といっても水換えのタイミングや餌の量・飼育環境などわからないことが多すぎて、失敗してしまう事も多いですよね。
立ち上げたばかりの水槽だと、水槽内のろ過バクテリアの繁殖が足りなかったり、硝化サイクルがきちんとできていないことがあり、意外に環境を作るのが大変だったりします。
メダカ飼育がうまく行かない場合は、今回ご紹介する3つのポイントをチェックしてみましょう!
メダカ飼育の3つの成功ポイント!
メダカ飼育の3つのポイントですが、どれも基本的なポイントではあるものの、アクアリウム初心者さんだと見落としてしまいがち。
自分の飼育環境で改善すべきことがないか、チェックしてみましょう!
メダカの基本的な飼育方法については、こちらの記事で詳しく解説していますよ!
ポイント1:水草や浮き草を入れる
メダカは人目にさらされているだけでも、ストレスを感じてしまいます。水草や浮草を水槽にプラスするだけで、姿を隠すことができる場所ができるので、メダカのストレスを軽減することができますよ。
それだけでなく、メダカの卵の産卵床にもなりますし、餌が足りないときにはメダカのおやつにもなるんです!
また水槽内に水草をいれておけば、光合成を行うことで昼間は酸素を作ってくれますよ!
メダカと相性のよい水草は、昔から金魚飼育でもよく使われている「マツモ」「アナカリス」などがあります。浮草なら「ホテイアオイ」がおすすめ!
どれもアクアリウムでは育てやすい種類で、価格もお手頃です。
メダカ水槽におすすめな水草については、こちらの記事で詳しく解説しています!
ポイント2:餌は少なくてOK!
屋外でビオトープ飼育をしている場合や、水槽内に水草や浮草がある場合には、餌は少な目でも大丈夫です。
飼育環境がしっかりと出来ている水槽なら、人間の目では見ることができないプランクトンが発生しています。メダカは人工餌のほかに、水中のプランクトンも餌にしているんですよ。餌が足りないときは、水草の柔らかい葉や新芽を食べることもあります。
ビオトープの場合は、水面近くに寄ってきた虫や、蚊の幼虫であるボウフラを食べることも。そのため環境のできたビオトープの場合は、基本的に餌をあげなくても大丈夫です。
餌を一度にたくさん与えすぎると、どうしても食べ残しが発生してしまいます。その結果水質悪化を早めてしまうことも…。
また餌の与えすぎで消化不良を起こすこともあるんです!
水質悪化やメダカの消化不良などを防ぐためにも餌は少量で、環境ができてる場合は様子をみて足りないときだけあげるようにしましょう!
メダカの餌の種類については、こちらの記事を参考にしてくださいね!
ポイント3:餌を控えて足し水だけで飼育してみよう!
メダカがしっかりと食べきれる少量の餌を与える・屋外飼育でメダカに餌を与えなくても大丈夫な環境なら、水は汚れにくくなります。
水槽内に水草や浮草がある場合は、水質悪化の原因になる硝酸塩を吸収する「浄化能力」が働くため、水が汚れにくいです。頻繁な水換えもメダカにとってストレスになりますし、必要のない水換えを頻繁に行うことで、水質が悪化することもあるんです。
水がそれほど汚れていない場合は、蒸発した分を足し水するだけでOK!
足し水ならメダカもそこまで強いストレスを感じませんし、急な水質・水温の変化を防ぐことができます。
でも水草の浄化能力には限度がありますし、餌の食べ残しがなくてもメダカのフンや枯れた水草などが腐敗することで、水中に有害な物質が発生します。
水換えするか足し水にするかは、しっかりと水槽内の状況を見て判断しましょう!
メダカ飼育でフィルターは必要?
熱帯魚飼育ではつきもののフィルターですが、メダカ飼育はフィルターなしでもできます。
しかし水質維持をしやすくしたい、メンテナンスの回数を減らしたいときはフィルターを使ってもOKです。
ろ過フィルターは投げ込み式を使おう!
メダカ飼育でおすすめなろ過フィルターは「投げ込み式」です。
強い水流を発生させてしまう強力なろ過フィルターだと、メダカが水流で体力を消耗してしまい弱って病気になったりしんでしまうこともあるんですよ。
投げ込み式なら水中に発生する水流が弱く、水中へ酸素補給も可能!
水作フラワーなどの、水槽内に投げ込むタイプのフィルターで十分です。投げ込み式はフィルターの状態が外からでも見えやすいので、汚れ具合がひとめで分かります!
本体内のフィルターの汚れ具合がひどくなったら、きちんと取り換えましょう。
レイアウト重視の水槽飼育なら外部式フィルター!
投げ込み式は本体そのものを水槽内に入れるので、どうしても目立ってしまいます。水槽のレイアウトをしっかりと行う場合は、外部式フィルターがおすすめ。
外部式フィルターなら、投げ込み式ほど目立ちませんし、水草などで隠すことができます。
水草を多用した「ネイチャーアクアリウム」でメダカ飼育を行う場合は、一般的な金魚や熱帯魚と同じ頻度で行えば大丈夫ですよ。
水換えについては、こちらの記事で詳しく解説していますよ!
まとめ:メダカ飼育の成功ポイントは『ほどほどにすること』
メダカは丈夫で繁殖させやすい魚ですが、やはり飼育の基本がしっかりとできていないと、死なせてしまいやすいです。アクアリウム初心者さんや、淡水魚飼育初心者さんの場合、餌の量や水草の有無などのポイントを見逃してしまいがち。
水質悪化や水槽内の汚れは大敵ではありますが、あまりに頻繁に行いすぎると、メダカが強いストレスを感じてしまいますし、やりすぎると水質を安定させるどころか逆に悪化させてしまうことも。
水換えやごみとり、餌の量などメダカ飼育を成功させる一番のポイントは「何ごともほどほどにすること」なのかもしれません。
今回お話したポイントだけでなく、飼育の基本を見直し、よりよい飼育環境を作って、メダカ飼育を楽しんでくださいね。
水槽のプロが所属するサイト運営チームです。
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当てはまる病気なのがありました 助かりました どうもありがとうございました
コメントありがとうございます。
お役に立てたようで何よりです!