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水槽の底砂は再利用できる?底砂の種類ごとに解説・再利用方法を教えます

皆さんは水槽を使い終わったときに、底砂はどうしていますか?

アクアリウム初心者さんなら、底砂は使い切りのものばかりだと思っているかもしれませんが、実は再利用可能なものがあるんです。

  • 大磯砂
  • 五色砂利
  • サンゴ砂
  • 田砂
  • ガーネットサンド

これらの底砂は再利用が可能ですが、ソイルとゼオライトはその特質から再利用する場合には、注意が必要となります。

底砂を再利用すときは、水道水で良く洗って天日干しをしてしっかり汚れを落とし天日で乾燥させつつ殺菌も行なう必要があるんです。

今回は水槽の底砂の再利用方法や、再利用できる底砂と再利用できない底砂についてお話ししていきます。

底砂を再利用する基本の2ステップ

まず最初に底砂を再利用する基本的なステップについてお話ししましょう。誰でも出来る簡単な内容で、このステップをしっかり行えば古い水槽で使用していた底砂を、新しい水槽で再利用することができ、水槽にかかる費用を少しだけ浮かせることもできますよ。

洗った砂利を天日干しするので、晴れている日に作業を行いましょう

ステップ1:水道水で良く洗う

水槽から取り出した底砂は、汚れや雑菌などをしっかりと落とすために、水道水でしっかり洗います。このときはバケツなど大きな容器に入れたほうが洗いやすいです。使用する水はカルキ抜きする必要はなく、水道から出た水をそのまま使用して、しっかりと汚れを落としましょう。

底砂の洗い方については、こちらのページを参考にしてくださいね。

ステップ2:天日干しする

綺麗に洗った砂利は乾燥と殺菌のために天日干しをしするのですが、日当たりの良い場所で、ビニールシートなどの上に洗った底砂を薄く広げ、約1日かけてしっかり乾燥させます。

天日干しをする理由は乾燥させるだけでなく、底砂についている雑菌や病原菌を殺す殺菌の目的もあるんですよ

サンゴ砂のような細かい底砂の場合、水槽内に設置していたときに嫌気層ができていて、病原菌などが繁殖している可能性が高いです。見た目が綺麗に洗えているように見えても、病原菌がまだ潜んでいる可能性もあるので、天日干しで一粒一粒しっかりと乾燥・殺菌を行なうことで次の水槽で使うときの病気などの持ち込みを防ぎやすくなりますよ。

底砂の大きさを揃えたいのであれば、乾燥させる前か乾燥後に、ザルなどをつかってふるいにかけておきましょう

再利用できる水槽の底砂

再利用できる底砂は、意外に種類が多いんですよ。ここからは再利用できる底砂とそれぞれの特徴についてみていきましょう

大磯砂

No.11 Classic(大磯砂) スモール 3リットル(30cm水槽用)(約5kg)

商品名は砂という表記になっていますが、実際はとても硬い砂利なので、洗うことで半永久的に再利用することが可能で、大きさは小ぶりなものから大きなものまで種類があるため、使用する水槽の大きさにあったサイズのものを選んでくださいね。

バクテリアが表面に棲みつきやすいのですが、水質がアルカリ性に傾きやすい・総硬度を上昇させやすいという特徴があるので、酸性の軟水での飼育が向いている生き物や水草水槽には向いていません。

五色砂利

No.30 Five Color(五色砂) スモール 9リットル(60cm水槽用)

五色砂利は複数の色の異なる石をミックスした砂利で、色によって割れやすさが異なりますが、個人的には白い色のものが一番割れやすいと感じます。 

メダカや金魚飼育で使用している方が多い砂利で、こちらも洗うことで半永久的に使用可能です。しかし洗うときに石を割ってしまわないよう、力加減に注意しましょう。

サンゴ砂

ジュン (JUN) プラチナリーフサンド 超極細タイプ 5kg

サンゴ砂は自然のサンゴが死んで、その死骸が海の波に洗われていくことで、砂状になったものです。サイズも微細なものからサンゴの形状がはっきりと分かる大きなものとさまざまな種類があります。大きなサイズはろ過で使用されることが多く、底砂に使用するのは目の細かなサイズがほとんど。

固い砂なので洗うことで使いまわしが可能ですが、Sサイズ以下の微細なサイズになってくると、水槽内で使用しているときに嫌気層ができやすく、病原菌が繁殖しやすい環境になるため、洗った後しっかりと天日干しして殺菌する必要があります。

田砂

エイエフジャパン 田砂 3kg

メダカ飼育で使用している方の多い田砂は、アクアリウムではメジャーな底砂です。田砂自体が明るい色合いなので、底砂に使用することで水槽が明るくなりますよ。

粒が細かいのでコリドラスなどの底層の魚飼育にもおすすめな底砂ですが、粘土質を含んでいるので水分を吸収すると固まりやすいという特徴があるため、洗うときには力が必要な点は注意です。

水分を吸収すると固まりやすいため、水槽内で使用すると嫌気層ができやすいので、こちらも洗った後はしっかりと天日干しする必要があります。

ガーネットサンド

No.25 Garnet(ガーネット) 3リットル(30cm水槽用) お一人様4点限り

ガーネットサンドは大型魚や古代魚飼育でよく使われる底砂で、宝石としても知られている天然のガーネットを細かく砕いたものです。

とても細かな粒ですが、一粒がとても硬く角がとがっているものもあり、素手で洗うと怪我をする可能性があるので軍手などを利用して洗いましょう。

再利用できない・注意が必要な底砂

底砂は全て再利用できるわけではありません。ここからは再利用できない底砂や、注意が必要な底砂をご紹介していきます。

ソイル

ジェックス ピュアソイル ブラック 2kg

メダカや熱帯魚飼育や水草飼育でおなじみのソイルですが、土を焼いて固めたもので手で簡単につぶれてしまうという特徴があります。

基本的に1年程度での交換が目安なソイルですが、再利用することができるんですよ。ただし潰れていないもの」という条件があり、再利用を考えているのであれば普段のメンテナンスのときにちょっとしたポイントがあります

ソイルの再利用については、こちらの記事で詳しく解説していますよ。

ゼオライト

ジェックス 癒し水景 魚にやさしい天然砂 2.5kg

アクアリウムではろ材として使用されることの多いゼオライトは、底砂用のものも販売されていて、アンモニアなどの成分を吸着するという特質があるものの、吸着できる量は限度があります。

洗って再利用することは可能なのですが……。

再利用する際に同じ効果を得るためには塩水で10回以上洗うことで、そこそこ吸着力は回復しますが、水槽に入れるにはしっかりと塩分を抜かなければならず、手間がかかるので交換するのが望ましいですね。

ゼオライトについてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。

まとめ:水槽の底砂は再利用できる?再利用方法と底砂の特徴を種類ごとに解説します

今回は底砂の再利用方法と、再利用できる底砂・再利用するときに注意が必要な底砂についてご紹介しました

大磯砂などの再利用可能な底砂は、しっかりとカルキ抜きしていない水道水で洗い、1日天日干しして乾燥・殺菌することで再利用が可能です。

使用している水槽のサイズを変えたり、空いてしまった水槽を別の生物の飼育で使用するときに、底砂を買い替えるのはまたお金がかかってしまいます。

底砂はそこまで高額なものではありませんが、ゴミとして処分するのも手間になります。再利用できるタイプのものを次の水槽で利用することでゴミを減らし、少しだけですが費用も浮かせることができますよ。