熱帯魚やさまざまな生物に癒されたり、水槽の中で自分オリジナルの世界を作って楽しんだりとさまざまな楽しみ方があるアクアリウム。ですが飼っていた生物が死んでしまったことがきっかけになったり、引っ越しなどの環境の変化、さらには水槽の維持が大変になってしまったなどの原因でアクアリウムをやめてしまう人も少なくありません。
アクアリウムをやめるとなったときに以下のものをどういうふうに処分するのか、しっかり考えないと大きな問題になることもあります。
- 水槽
- 熱帯魚などの生体
- ヒーターやクーラーなどの機材
この記事ではアクアリウムをやめると決めたら、どのように処分するべきなのか、その理由も併せてご紹介します。
アクアリウムを辞めるには
アクアリウムを始めるためにさまざまな準備が必要なのと同じように、アクアリウムを辞めるときには準備しておいたものを処分する必要性があります。具体的にどういったものを処分しなければいけないかを解説していきますね。
水槽はどうする?
アクアリウムをやめるときに処分しなければいけないものの中で、やはり一番サイズが大きくなるのが水槽です。大きく分けて4つの処分方法があるので、それぞれについてお話ししていきます。
オークション(ヤフオクなど)で売る
パソコンを持っている人はもちろん、スマホを使ってヤフオクなどのオークションで水槽を売るのも立派な処分方法です。特に水槽サイズが大きい場合は自分で処分するのにある程度の費用がかかってしまうこともありますし、大きな水槽を求める人も少なくないので売ることも可能です。
売る場合は、梱包はしっかり行いましょう!
フリマアプリ(メルカリなど)で売る
こちらもオークションと大差はありませんが、使わなくなった水槽を相手が買ってくれるので自分で廃棄したりする必要性がなくなります。
しかしこれらの方法を使って売る場合はきちんと見栄えよく写真を撮ったり、送料設定や梱包など、さまざまなトラブルを起こさないために注意しなければいけない点も多いので、きちんとするようにしましょう。
中古ショップに売る・引き取ってもらう
ネットで売ることに抵抗があったり、難しそうと思う人は中古販売ショップに連絡してみてはいかがでしょうか。
とはいえどんな水槽でも必ず引き取ってくれるということはないので、連絡した際に現在の状況をしっかり伝えたうえで、引き取ってもらえるかの確認することが重要です。
廃棄する
水槽が破損していたりボロボロな状態で、売ったり引き取ってもらうことができない状態の場合は廃棄しなければいけなくなります。廃棄の仕方は水槽の大きさによっても変わってきますが、大型水槽の場合は粗大ごみとして出すことになるので、住んでいる地域ごとに決められた処分方法をきちんと守るようにしましょう。
水槽の処分方法についてはこちらの記事も参考にしてください。
熱帯魚など生体はどうする?
飼育していた生体がすべて死んでしまったことがきっかけでアクアリウムをやめる、というケースを除き、水槽内にまだ生体がいる状態でアクアリウムをやめることがほとんどです。
しかし自分の都合でアクアリウムをやめるのですから、熱帯魚たちもきちんと最後まで面倒をみてあげなければいけません!
ここからは生体がいる場合にどうすればいいかについてみていきます。
ショップに引き取ってもらう
熱帯魚などの生体は多くの場合でショップに引き取ってもらうことが可能です。
ですがどのショップでも引き取りを行っているわけではなく、受け付けてない店舗もあるので、まずはお願いしようと考えているショップが引き取りを行っているかどうかをきちんと確認したうえで、大丈夫なら引き取ってもらうようにしましょう。
もちろん考えていたショップがダメだった場合は、ほかのショップを探すことがアクアリストとしての義務と責任ともいえます。
オークションで売る
正直この方法はおすすめできる方法ではありませんが、水槽などと同様に生体もオークションで売ることができます。
ただこの方法を取る場合、生体の状態や写真など購入を考えている人がきちんとわかるように詳しく掲載することが必須です。
もちろん梱包や発送方法なども水槽よりはるかに厳しく考えなければならず、発送中に死んでしまったといったことがないように細心の注意を払わなければなりません。
熱帯魚の発送方法はこちらのページで詳しくご紹介していますので、オークションなどで売ることを考えている人は必ず目を通すようにしてください。
アクアリウム機材はどうする?
水槽、生体ときたら次はヒーターやフィルターなどの機材の処分に取り掛かりましょう。ものによっては処分せずに再利用できるものもありますよ。
小物は廃棄する
水槽内で使っていたヒーターやフィルター、ぷくぷくとも呼ばれるエアレーションなどはもったいない気持ちになるかもしれませんが、すべて廃棄することが望ましいです。フィルターあたりは使えそう、と思われがちですがバクテリアや常在菌が異なるなど、リサイクルして使う場合に問題を引き起こしかねないデリケートな部分もあるので、廃棄するようにしましょう。
しかしオーバーフロー式で濾過槽なものであれば、上記のような問題は起こらないので中古ショップやネットオークションなどで売るといったリサイクルも可能ですし、クーラーや照明なども再利用が可能なアイテムです。
処理に迷ったら業者に頼んでみる
アクアリウムをやめようと思っても、水槽が大型のものだったり処理するのが難しいものが多い場合は処分しきれず困ってしまうこともあります。このような場合は無理してすべてを自分でやろうとせず、東京アクアガーデンのような水槽メンテナンス業者にお願いするのもひとつの手です。
水槽や機材の解体・撤去はもちろん、生体の引き取りも行っているので悩んだらまずは問い合わせてみてはいかがでしょうか。
東京アクアガーデンへのおとい合わせはこちらのページからどうぞ。
まとめ:アクアリウムの辞め方とは!水槽機材の処分方法や生体の引き取りまで解説
アクアリウムをやめるときは水槽や生体、機材などそれまで使っていたものをきちんと処分しなければなりません。簡単にもう使わなくなったから、とごみで出してしまうとルール違反で回収してもらえず、周りの人たちに迷惑がかかることも。
また熱帯魚などの生体を業者などにきちんと依頼せず、近くの川などに放流するのは自然環境が大きく変化してしまう要因にもなるので絶対にやめましょう。
アクアリウムのように生物を飼育することは、最後まできちんと責任を持つことと同意義なので、この記事を参考にしてちゃんとした処分をしてくださいね。
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