みなさんの水槽は安全ですか?プロが着目する熱帯魚水槽の点検ポイント5つ

アクアリウムを楽しくかつ長く続けるために、普段使っている水槽の安全点検は必須ですが、アクアリウムを仕事にするプロは以下のポイントに着目することが多いです。

  • コンセントに水跳ねがないか
  • コンセントが水漏れしても濡れない場所にあるか
  • 水槽が水平に設置されているか
  • 水槽、水槽台、その他機材がメーカー推奨通りの使われ方をしているか
  • 水槽、水槽台、機材に劣化が見受けられないか

これらのポイントをしっかり点検しないと漏電や水槽などの機材の故障・破損などさまざまなトラブルが起きてしまい、アクアリウムを続けられなくなってしまう可能性もあります。
ここからはどんなポイントを点検するのかや、なぜ重視するのかといった理由などをご紹介していきます。

水槽の安全点検ポイント5つ!

アクアリウムは水槽の中に自分の世界を作れることや、インテリアにもなること、癒しを得られることなどさまざまな魅力があり、ハマる人も多いです。だからこそ水槽や機材の破損や故障、水跳ねや水漏れによる漏電などのトラブルが起きないようにしないと、アクアリウムを長く楽しむことができなくなってしまいます。
そうならないようにするために安全点検は欠かせませんが、どこを気にすればいいかわからなくなってしまいがち。そこでここからはプロが安全点検をするときに、気を付けているポイント5つをご紹介していきます。

点検ポイント1:コンセントなどに水跳ねがないか

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アクアリウムまわりのトラブルで一番危険性が高く、起きないように注意しなければいけないのが漏電です。漏電が起きてしまうと感電や停電、火災の原因となってしまい、アクアリウムを楽しく続けるどころじゃない事態になってしまうことも。そのため水槽のメンテナンスやお掃除をした後には、水槽の周りに水跳ねやたれた水がないかをきちんとチェックしなければいけません。コンセントの周囲はもちろんですが、床がフローリングの場合は床に水が染み込んでいないかをチェックするのも重要なんです。
漏電に関係ないのにどうして?と思われがちですが、フローリングは木材で出来ている床なので、水が染み込むとそこから腐ってしまう場合があるからです。

点検ポイント2:コンセントが水漏れしても濡れない場所にあるか

ライトやヒーターなど電源を使うアクアリウム機材は多く、コンセントから電気を取るケースがほとんどです。でもコンセントが遠いところに水槽を置く場合やコンセントの空きが少ないなどのときに電源タップを使う人も少なくありません。
このような場合は水漏れなどをしたときにコンセントや電源タップが濡れない場所にあるようにしなければダメです。通常の電源タップでは床置きするようなことはありますが、アクアリウムでは絶対に避けましょう。これを怠ると水漏れが起きたときにコンセントや電源タップが濡れてしまい、漏電してしまうため注意が必要です。

点検ポイント3:水槽が水平に設置されているか

これは安全点検時はもちろんですが、アクアリウム水槽を立ち上げる際から気を付けなければいけないことです。水槽台の上や耐荷重がしっかりしたフラットな台などの上に置いてある場合は問題ありませんが、水平でなかったり耐荷重がそこまでない台の上に置いてしまうと、水槽が歪んでしまうことがあるんです。
歪んでしまったらもうそこから先はいつヒビが入り、水槽が割れて水浸しになってしまうかもわからなくなります。こういったことを避けるためにも接地面が水平かはもちろん、水槽を置いてある台の耐荷重が十分かどうかもきちんとチェックするようにしましょう。

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水槽が割れてしまう原因などをもっと知りたい方はこちらを参考にしてください。

点検ポイント4:水槽、水槽台、その他機材がメーカー推奨どおりに使われているか

水槽や水槽台などの機材を買ったときについてくる説明書はきちんと読んでいますか?説明書に書いてある内容はメーカーがさまざまな実験や仕様などを基にして、こうすると安全に使用できますと推奨するものです。
そのため大丈夫だろうと勝手に思い込んで記載されてない使い方などをしてしまうと、機材の寿命を縮めてしまい、ある日突然故障したり破損してしまう原因となる危険性があります。
また説明書に記載されてない使い方をして壊れてしまった場合、保証期間内であっても自己責任となってしまうので説明書はしっかりと読み、記載されていない使い方はしないようにしましょう。

説明書に記載されているポイントをもっと知りたいという方はこちらの記事を参考にしてください。

点検ポイント5:水槽、水槽台、機材に劣化が見受けられないか

説明書のとおりにきちんと正しく使っていても、長く使っているといつかは寿命がきてしまい使えなくなってしまいます。そのためメンテナンスや点検をするときに経年劣化がないかをきちんとチェックして、劣化が出てきたら交換するなどをするようにしましょう。

水槽を長持ちさせるコツが気になる方はこちらを参考にしてください。

点検ポイントに該当したら!

点検をしてて上記のポイントに該当するのがあったら改善しなければいけませんが、どのように改善するかわからなくなってしまうことも少なくありません。そこでまずは次のポイントに取り組んでみましょう。

水槽まわりや設備を一度整理してみよう

該当したポイントがひとつでも見つかったら一度整理をすることで、今必要なものが何かや、どのような対策を取るべきか、というものが見えてくるようになります。コンセントや電源タップに問題がある場合は壁を這わせるようにつけたり、延長コードを駆使するなどが対策になります。
もちろんコードが伸びきるようだと問題ですが、ある程度距離を離せれば漏電の危険性も減りますし、他の電化製品に邪魔されるということも少なくなります。
また耐荷重に不安が出た場合は設置台を取り入れる検討をしたり、台の補強や重量の分散などを行い、水槽が歪んでしまわないようにするといいですよ。

水槽の重さと耐荷重についてもっと知りたいという人はこちらの記事も参考にしてください。

まとめ:みなさんの水槽は安全ですか?プロが着目する熱帯魚水槽の点検ポイント5つ

アクアリウムは魅力も多く、一度始めたら長く続けたいと考えるアクアリストはほとんどでしょう。しかし長く続けようとするには水跳ねや水漏れが原因となる漏電や、水槽が水平な場所に置かれていないといったことが起きないようにすることが重要です。
そのためには定期的な安全点検が必要不可欠となりますが、どんなポイントを重視すべきかわからないという人は今回の記事を参考にして水槽の安全を守りつつ、アクアリウムを楽しく長続きさせていきましょう。

2件のコメント

  1. 匿名 より:

    改良したくても金がない❗なんとかだましだまし使用を長引かせるには?

    1. 中島 より:

      水漏れの場合は、水槽補修に使えるアイテムもあります(コーキング剤など)。
      しかし、応急処置ですし、生体への安全性などを考えるとお薦めはできかねてしまいます。
      水槽台は、実は古いタイプの学習机でも代替が効きます。
      もちろん耐荷重は机によって違うので、きちんと調べる必要があります。
      あとは中古製品をうまく組み合わせると、コストカットできますよ。

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