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国産、無農薬水草のメリットとは!外国産の水草、農薬混入水草と比較解説

みなさんは食料品を購入する際に「国産か、外国産か」ということを気にしていますか?

一般に、日本の場合は「国産のほうが安全、外国産は安価」というイメージがあると思います。それ、実はアクアリウムに植える水草にも似たようなことが言えるんです。

今回は「国産、無農薬水草のメリット」や「外国産水草・農薬混入水草」との比較をしていきます。どちらもメリットとデメリットがありますので、ポイントを把握して、ご自分の水槽に合った水草を手に入れましょう!

水草にも国産がある!

種類や値段で選びがちな水草ですが、水草にも「国産、無農薬」のものがあります。

その名の通り、日本国内で農薬を使うことなく育てられた水草です。

通常、水草の栽培にも農薬が使用されています。病害虫の混入を避けるためです。しかし、エビのように水質や化学物質に敏感な生体にとって、残留している農薬は脅威となります。

最悪の場合、水草に残留している農薬で死亡してしまうことがあるんです!ですから化学物質に敏感な生体を飼育している人には、特に注意が必要な項目になります。

国産無農薬水草のメリット・デメリット

国産無農薬水草は状態が良い

国産無農薬のメリットは、

  • 水草の状態が良い
  • 化学物質に敏感な生体にも安心して使える

の2点があります。

外国産に比べ、生産者からお店までの輸送時間が短いため、水草が良い状態のまま手元に届きます。

また、エビなどの農薬に弱い生体にとって安心だ、と言えます。

さらに、筆者の実感なのですが、無農薬水草はその後の育成が順調に進みます。農薬に害されていないから、健康な水草なのかもしれませんね。

無農薬水草は害虫混入の可能性がある

反してデメリットとして、

  • 高額である
  • スネールの卵などの混入の可能性がある

という2点があります。

農薬を使わずに水草を育てているわけですから、生産者の方が目で病害虫を発見し、いち早く対応する必要があります。もし害虫が入りこんだら手で取り除くしかないので、とても手間がかかる育成方法です。その影響で、水草が高額になるのは致し方ないと言えるでしょう。

また、目視でスネールの卵を除去するのにも限界があり、100%ついていません!とは言い切れないでしょう。

ですから、無農薬水草を購入した場合は

  • 水槽に導入する前に、自分でも目でよく確認をする
  • よくすすぐ
  • 貝の卵が付着していないか、よく見る

といった対策をすると安心です。特別ではない基本的な行動ですが、水草を取り扱う時の大切な基本です。

また、後述する薬剤『水草 その前に…』を使用して貝などを落とす方法もあります。

外国産水草のメリット・デメリット

外国産水草は種類が豊富で安価!

外国産水草は安価なので、購入しやすいです。流通量も多く、ホームセンターなどで売られている水草は、たいてい外国産です。

そして種類も豊富ですので、初心者でも手に取りやすいです。

水草育成は初めて!という方には向いているアイテムです。安価なので、もし育成に失敗してもリトライしやすいからです。

外国産は農薬を使用している

外国産水草は、国産水草の反対です。

安いのですが、農薬を使って育成されたため、念のために『水草 その前に…』という中和剤で処理してから水槽へ導入してください。

水草その前に・・・ 3個セット

それでも、エビにとっては脅威となる農薬が残留している可能性がありますので、エビ水槽には控えたほうが良いでしょう。

また、外国産は出荷してからの輸送時間が長くなってしまうため、特に夏場は葉先などが溶けている事があります。

他にも、レアな水草は検疫通過に時間がかかる事があります。特にイモ科の水草(アポノゲトンなど)は入荷が不安定になってしまうこともあります。

組織培養水草は無農薬のなかでもオススメ!

「残留農薬が心配だけど、無農薬水草にもデメリットがあるのか…どうしよう」となってしまった方におすすめなのは「組織培養水草」です。

組織培養水草というのは、水草を細かく切断して殺菌し、その破片を栄養を含ませた寒天の上で育成(=培養)した水草のことです。

植物は動物と異なり、切断した破片から個体を作り出すことができます。挿し木のようなイメージです。

無菌状態の寒天培地で育成するので、雑菌の侵入はありません。雑菌が侵入すれば、たちまち寒天培地がカビますので、すぐにわかります。

害虫の侵入も、もちろんありませんし、寒天培地を水で洗い流せば植え付けられるため、根を痛める心配もありません。

これらは、通常の無農薬水草を上回る大きなメリットです。技術の向上に伴い、状態も発色も良く人気を博しています。

ただ、

  • 現在はまだ種類や販売店が少なく、高価である
  • 株が小さめ
  • 水質に馴染めないと、一気に枯れることがある

といったデメリットもあります。

それでも安全性は唯一無二ですから、今後の水草の主流は、組織培養水草になっていくと予想されています。

国産も外国産も上手に使い分けよう!

国産水草も外国産水草も、それぞれにメリットがあります。

ですから目指す水槽レイアウトやコスト、飼育している生体の種類を考え、使い分けるのがベストでしょう!

外国産水草は国産水草と比較して種類が多いこともあり、ベテランアクアリストも普通に使っています。「外国産=質が良くない」と決めつけてしまわず、ポイントを抑えて使えるところには使っていきましょう。

農薬に比較的強い生体なら無農薬である必要もないわけですから、適材適所でいくと良いですね。

ただし、しっかり処理(中和など)を行ってから、水槽に入れるようにしましょう。

まとめ:国産、無農薬水草のメリットとは!外国産の水草、農薬混入水草と比較解説

国産、無農薬水草のメリット、外国産水草のメリットを知り、ポイントを抑えて上手に使い分けてくださいね。

水草のそよぐ水槽の美しさは何物にも代えがたいものですから、コストをかけすぎず、かつ生体に優しい水草を選んで使ってください!

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