ボトルアクアリウムをする際に使用する容器にはさまざまなものがありますが、適したものを選ぶためには以下のポイントを押さえることが重要です。
- 厚めのガラス容器
- 開口部が広い
- 生体は容器サイズに合わせた数にする
この記事ではボトルアクアリウムに使う容器に注目し、ポイントやおすすめ商品のほか、容器選びの注意点などを解説していきます。
ボトルアクアリウムに適した容器とは
ボトルアクアリウムでは金魚鉢や花瓶、ガラスボトルなどさまざまな容器が使われていますが、どういった容器が適しているかをきちんと理解していないとせっかく作ったのに容器が割れてしまったり、生体が死んでしまうことも。
まずはどのような容器が適しているか解説します。
ポイント1 厚めのガラス容器
ボトルアクアリウムではガラス容器がメインで使われますが、重視すべきはガラスの厚さです。厚さが薄いガラス容器を使うと中の砂利が擦れた場合や、メンテナンスを行う際に器具が当たるなどの要因だけでも割れてしまうこともあり、せっかく作ったものが一瞬で台無しになってしまう確率も高いため。
100均などで売られているボトルを使う場合もできるだけガラスが厚いものを選ぶようにしましょう。
ポイント2 開口部が広い
容器の開口部の広さは最初にレイアウトを作る際の作りやすさに影響するだけでなく、コケ取りや水換えなどのメンテナンスのしやすさにも関係してくるので、可能であれば開口部が広いものを選びたいもの。狭くてもメンテナンスやレイアウトができないわけではありませんが、水草用のピンセットやマドラーといった細長く丈夫な棒状のものを用意する必要があります。
ボトルアクアリウムのメンテナンスについて知りたい人はこちら
ポイント3 生体は容器サイズに合った数にしよう
ボトルアクアリウムで小型の熱帯魚やエビ類を飼育する人も多いですが、容器の大きさによって水量が異なり飼育できる数も異なるので、容器の環境に合わせることが必要です。
具体的な目安としては3~4cmと小型の熱帯魚なら1匹当たり約2L、エビの場合は約1Lの水が必要となるので、1匹ではなく複数の生体を飼育したい場合は容器の水量を前もって確認するようにしましょう。
またレイアウトや飼育する生体の種類によって差はありますが、一般的なアクアリウムよりも水質が悪化しやすいので3日~1週間に1回のペースでの水換えを行ってあげてください。
ボトルアクアリウムでエビを飼育する記事はこちらで確認できますよ
ボトルアクアリウムにおすすめの小型容器5選
ボトルアクアリウムに使われる容器はガラス瓶やクッキージャー、金魚鉢などさまざまなものがあり、どういったものを選ぶかは楽しみでもあり、悩みどころでもあります。ここからはおすすめな小型容器を5選してご紹介します。
キャンディポット
大きめのキャンディポット。開口部も広く高さもありますし、土台部分も安定感がある作りになっているので衝撃などで倒れる危険性も低いです。この商品に限らずボトルアクアリウムでフタ付きのものを使用する場合はフタを閉めずに使用するようにしてください。
SACHI ガラス製クリア水槽
金魚鉢としても使われることもあるこちらの丸型容器もおすすめ。見た目以上にガラスの厚みがあるので耐久度も高く、値段も安いので手を出しやすいアイテムです。ガラスがクリアではないので若干見えづらい部分はありますが、小型熱帯魚なども飼育したい場合は容量的にも向いています。
グラスタンブラー
シンプルなタンブラーですが2Lと容量もあるので小型熱帯魚を単体飼育する楽しみ方にも対応しています。直径14cmと手ごろな大きさで、リビングや寝室などのインテリアとして採り入れたいという場合にもおすすめです。
ジェックス グラスアクアリウム ティアー
ジェックスから販売されているグラスアクアリウム用の水槽ですが、ボトリウムでも使いやすい大きさで、手が出しやすい値段というのもおすすめポイント。水容量も4Lとたっぷりなので花瓶やジャーを使う場合より大きめなものにしたい際に向いています。
100均などで売られている容器
100均ショップや300均ショップなどで売られている容器も気軽に購入できるのでおすすめ度は高く、初めてボトルアクアリウムを作る人やコストを抑えたい場合などにも向いています。
安くてもそんなにデメリットが大きいわけではなく、100均で売られているアイテムを使って作る1000円以下のボトルアクアリウムでも美しいものが作れちゃうんです。
作るのに慣れるまではこういったものを使って、慣れてきたらワンランク上を目指すなんて使い方もできますよ!
1,000円以下でボトルアクアリウムを作りたい場合はこちらの記事も参考に!
ボトルアクアリウム用容器を選ぶ時の注意点
容器選びの際はいくつかの注意点があり、それらをクリアしたものを選ばないとコケや傷がつくことで見た目が悪くなったり、ちょっとした衝撃で倒れるなどのデメリットも知っておく必要があるんです。ここからは容器選びの注意点を見ていきます。
柄(凹凸)が無いものを選ぶ
クッキージャーやピーナッツジャーといったジャー系のものなどは凹凸の柄やリブデザインの入ったものなども多くみられます。もちろんデザイン性も高いのでおしゃれなのですが、柄が「内側の水が触れる部分」にあるとその部分にコケや汚れが付着して目立ってしまい見栄えが悪くなることも多いんです。
そのため柄がついてないものを選ぶか、柄付きの場合は柄が外側のみで内側にはないものを選ぶようにすることで対応できます。
アクリル製は避ける
水槽であればアクリル製のものでもいいのですが、傷がつきやすいデメリットがあり、小さいサイズで繊細な美しさを持たせるボトルアクアリウム特有のウリが損なわれてしまう危険性が高くなってしまいます。
また同じサイズの容器をガラス製とアクリル製で比べた場合、アクリル製のほうがどうしても値段が高くなってしまい、コスト面からみてもガラス容器のほうが有利なんです。こういったことからアクリル製のものはあまりおすすめできません。
ボトリウムを楽しむ人の中には手軽に手に入り、コスト的にも安い100均などで売られているプラスチック容器を使う人もいますが、耐久性にも難があるのでこれを使う場合は安価で手に入りやすいから、と割り切って使うイメージが大事。
本格的なものを作ったり、インテリアの一部に採り入れる場合、容器に耐久性を持たせたい場合はガラス容器が強くおすすめです。
アクリル製飼育容器とガラス製飼育容器の具体的な違いについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
アクアリウム用品以外の容器は仕様を確認
アクアリウム用品以外の容器も使われやすいボトルアクアリウムですが、グラスや瓶などを使う場合は形状にも注意が必要です。こういった容器の中には奥行きの幅より底面が狭いものも多く、底面部分がしっかり安定する作りになっていないと地震はもちろんですが、置いてある台にぶつかったなどでも倒れてしまうこともあるため。
基本的には底面がしっかりと平らで、奥行きより幅が狭くても安定する形状のものを選ぶようにしてくださいね。
まとめ:ボトルアクアリウム用容器特集!ボトリウムにおすすめの小型容器をご紹介
小さなスペースでも楽しむことができ、繊細な美しさも魅力的なボトルアクアリウムですが、作る際にはガラスが厚く、開口部が広いものなどポイントを押さえた選び方も重要です。また耐久性や鑑賞性から見てもアクリルよりはガラス製のものがおすすめですが、100均で売られているアイテムなどを使えば安く仕上げることも可能。
ボトルアクアリウムの容器選びで悩んだら今回の記事を参考に、おすすめ商品なども取り入れてみて自分だけのボトリウムを作ってみてはいかが?
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