水槽の照明を変えたら生体の調子が崩れた!?照明を変更する時の注意点!

みなさんは照明を変更する時に何か注意していることはありますか。

じつは、水槽照明を変更する時は注意をする点がいくつかあります。

何故なら、水槽の照明が変わることで、少なからず水槽内の生体にも影響があるからです。

例えば水槽が暗いからと照明を1つ追加してしまうと、水槽内は明るくなり綺麗にみえますが、水槽内の生体はビックリして調子を崩すなんてことも考えられるのです。

ここでは、水槽の照明を変更する時の注意点について、解説いたします。

 

水槽照明変更時の注意ポイント

水槽照明変更が下記パターンに該当する場合は注意が必要です。

  • 照明を明るいタイプへ変更
  • 照明を暗くする場合
  • 照明の色合いを変える場合
  • 照明を増設する場合
  • 照明の球を交換する場合

それぞれ解説していきます。

 

 

水槽照明を明るいタイプへ変更

既存の水槽照明より明るい物に変更する場合は注意が必要です。

水槽照明を明るくすることで水槽内が綺麗に見えます。

そのため、水槽内の生き物にとっても良く、鑑賞性も向上したと満足する方も多いかとおもいます。

しかし、水槽が明るくなるということは水槽にコケが生える可能性が増してきます。

水槽表面や底床上にコケが生えやすくなりますし、水草や石、流木の表面にもコケが生えやすくなります。

水槽照明を明るいタイプへ変更する場合は、コケの発生が高くなることを見越してコケ取り生体の補充を視野に入れておくこともおすすめします。

ただし、現状の照明が暗く水草が十分に育成できない場合などは、照明を明るくすることで大きな効果が表れ水草が元気よく育てることができる可能性は高いと言えます。

水槽照明を明るくする場合は、SNSなどで他の方が上手に管理している水槽仕様を参考にしながら選んでいくことをおすすめします。

 

照明を暗くする場合

光量の弱い照明に変更する場合も注意が必要です。

今までの光で育成できていた水草に成長に陰りが見えてきてしまいます。

光量を落とす場合は、水草の育成も考えてできるだけ成長の遅い弱い光量でも育成可能な水草を選定するようにしましょう。

なお、コケが生えやすい環境でとにかくコケを減らしたい場合は、水槽を暗くすることで解決できることがあります。

コケの生えにくい水槽を作るには、照明を暗くするといった対策は有効なんだということを理解しておきましょう。

 

 

照明の色合いを変える場合

例えば現状の照明が白い明るいライトで、そこから鑑賞性の観点からブルーやレッドの照明に変更する場合は注意が必要です。

このように光の照度を落とすことで、水槽内にコケが生えにくくなります。

見た目も、夜のbarのような雰囲気となるためおしゃれな水槽となります。

しかし、水草水槽の場合は注意が必要です。

水草は光合成をして育つため、光が弱くなると光合成促進に障害が出るため、水草の育成に支障が出てしまうからです。

とは言え、悪いことばかりではなく、アロワナを美しく鑑賞するために照明をアロワナの体色に適した照明を選定することはとても良い選択です。

このように、明確な意図がある場合のみ、照明の色合いは変更するようにしましょう。

 

照明を増設する場合

照明を増設する場合はとくに注意が必要です。

水槽内が大きく明るくなるためコケが生えやすくなるほか、熱帯魚のなかには明るすぎることを嫌う種類もいるため、よく選定をして選んでいきましょう。

そして忘れがちなのは、照明を増設することでの水温上昇です。

多くのアクアリウム用の照明は熱も発する商品があるため、増設する際は水槽から少し離す、または照明時間を調整して全点灯時間を減らすなど対策をしましょう。

テトラ (Tetra) デジタル水温計 ブラック BD-1

どうしても水温上昇が止まらない場合は、水槽用クーラーや扇風機を設置する、エアコンなどの空調管理をしていきましょう。

なお、水槽の一部へ光が届かず暗いことで、植栽している水草の成長が遅い、または成長しない場合は照明の増設は有効です。

 

 

照明の球を交換する場合

照明の球が劣化して弱くなった、または切れたので交換する場合の気を付けなければなりません。

新しい照明の球になると、一番明るい状態へ回復するため、今までだんだん暗くなってきた照明の明るさに慣れていた生き物にとってダメージが出てくる可能性があります。

とくに、水草やサンゴは顕著に現れますので注意しましょう。

 

 

まとめ: 水槽の照明を変えたら生体の調子が崩れた!?照明を変更する時の注意点

いかがでしたか。

水槽照明を変更する際の注意点について解説しました。

水槽の照明を今よりグレードアップする、または変化をつけたいと考えるのは、アクアリウムを管理していれば当然のことだとおもいます。

しかし、水槽照明を変えるすべてのことには、注意をしなければならないことがたくさんあることを理解してから照明を変更しましょう。

あらかじめ、こんなことが起こる可能性があるということを知っているだけで、気持ちに余裕ができるものです。

それを踏まえて、明確な理由から水槽照明を変更できれば、さらに良い美しいアクアリウムを楽しむことができます。

ぜひ、管理者自身の皆さまが楽しめるアクアリウムライフをお過ごしてください!

 

 

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