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撮影向け!CMやテレビの水槽設置方法とは!水槽撮影シーンを公開!

テレビやCM、雑誌などでアクアリウム水槽が移り込んでいるシーンをご覧になった方もいるとおもいます。

基本的に撮影水槽は、その時限り短期的に制作することが多いものです。

例え数秒の登場だとしても、そこには様々なノウハウが加わった特殊なアクアリウム水槽の設置方法が必要となります。

一般的な水槽の立ち上げは、設置してから空回しをし1週間後から熱帯魚を追加していくなどの方法を取りますが、撮影の場合は水槽設置と同時に熱帯魚を泳がすため、特別なノウハウが必要です。

ここでは、水槽撮影シーンの裏側について、ノウハウを交えて解説していきます。

メディア向け水槽撮影とは

テレビやCM、雑誌などのメディアに水槽撮影協力をすることは、水槽レンタル事業を手掛けていれば必ずと言っていいほどご依頼をいただきます。

撮影期間は基本1日の超短期で行うことが多く、さらに1日のなかでも数時間で水槽を設置し、レイアウト、熱帯魚を泳がすといった、一般的な水槽設置とは大きく概念が異なります。

普通の水槽レンタルとして引き受けてしまうと、勝手が全然違うためお客様のご要望にマッチしたアクアリウム水槽を制作できず予想もしない問題が発生してしまう可能性もあります。

では、実際どのような点に気を付けているのか、工夫しているのか。

さらに掘り下げて解説していきます。

撮影水槽設置時に気を付けること

水槽の撮影時、とくに気を付ける点を抜粋して下記まとめました。

水の透明度

水槽の撮影で最も気を付けなければならないこと。

それは、水を透明にすることです。

水槽を設置した1時間後からカメラ撮りが入る場合などもあり、即座に水を透明にする必要があります。

砂や砂利が濁らないようにしっかり洗浄して用意する、水を注ぐ際に水槽底へビニール袋などを敷いて静かに注水をするなど、水を濁らせないよう最大限配慮することが大切です。

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水が濁ってしまうと大問題で、時間が限られているなかで一度でも水を濁らせてしまうと回復させる時間が無く、撮影全体のスケジュールを遅らせてしまう結果になりかねません。

水を濁らせないようにするために、上記内容に注意しつつ、さらにろ過フィルターも工夫します。

撮影用ろ過フィルターの選定

撮影時はとにかく水を短時間で水を透明にしなければなりません。

バクテリアを使った生物ろ過より、ウールマットや活性炭を使用した物理ろ過を中心に使用することが望ましいと言えます。

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外部フィルターを使う場合は、外部フィルター内にできるだけウールマットや活性炭を詰め込み、素早く水の透明度を上げていくことが大切となります。

また、底砂に砂利を敷く場合は底面ろ過フィルターも非常に高い効果があります。

底面ろ過フィルターの場合、底床全体の面積がろ過材となるため、水の透明度が圧倒的に高くなり撮影向きのろ過フィルターと言えます。

熱帯魚の数について

アクアリウム水槽を管理している方ならご理解いただけると思いますが、水槽を設置して熱帯魚をいれると多くの熱帯魚は水草や流木、または海水魚ならライブロックの陰に隠れてしまいます。

しかし、水槽設置した直後に熱帯魚がカメラワークへ入るようにしなければなりませんので、熱帯魚の数を少し増やして水槽に泳がせることが重要となります。

水槽設置直後だからと生体数を少なくしてしまうと、ほとんど隠れてしまいカメラに映らず撮影が難航してしまう可能性があります。

そのため、はじめから熱帯魚を数多く泳がせても問題が起こらないように、撮影水槽は事前に社内で立ち上げて水を作っておくこと。

そして、撮影当日は飼育水100パーセントに近い量で設置をして、熱帯魚に負担ができるだけ少なくなるよう対応することが肝となります。

なお、数日間撮影で使用する場合は、ろ過フィルターも回して置き馴染ませておくことも重要な場合があります。

ドラマ撮影など、長期間撮影で水槽を使用する場合は、バクテリアの力も重要となりますのでこういった場合は、ろ過材にバクテリアを定着させておくことも大切です

撮影用水槽レイアウト

撮影における水槽レイアウトに関しては、基本現場の撮影責任者指示のもと、確定します。

しかし、ある程度撮影に慣れていなければ対応することができない場合もあり注意が必要です。

よくある失敗例で、水槽レイアウト制作をカメラワーク無視して制作してしまうパターンです。

水槽に対しカメラで抜く場合、水槽の端はカメラ内に収まりません。

水槽の端まで使ってレイアウトしても映り込まないため意味がありません。

事前にどのように水槽をカメラに収めるか確認してからレイアウトを制作していくことが重要です。

まとめ: 撮影向け!CMやテレビの水槽設置方法とは!水槽撮影シーンを公開!

いかがでしたか。

ここでは、水槽撮影シーンの裏側を公開しました。

メディアに露出する多くの水槽撮影シーンは一瞬しか出ない場合もありますが、裏側ではこのような努力、工夫をしているというのがあるというお話でした。

しかしながら、その一瞬のために撮影に関わるすべての方が本気でアクアリウムの撮影に臨むシーンというのは、良い緊張感とやりがいがある最高の仕事です。

これからも、撮影の仕事がありましたら精一杯取り組み、最高の一瞬をお届けできるよう頑張ります。

東京アクアガーデンでは撮影や1日だけのイベントへの設置も行っています。詳しい事例などはこちらのページをご覧ください。