水槽にとても良いアクセントとなる流木ですが、みなさんどんな魚と取り合わせていらっしゃるでしょうか。
ただ単に好みの魚との取り合わせでも問題ありませんが、実は「流木のレイアウト水槽と相性のいい魚」がいるんです。
流木が大好き!水槽には欠かせない!という方は特にご一読ください!新たな魚との出会いになるかもしれません。
流木レイアウトに似合う熱帯魚10選
流木レイアウトにぴったりの魚はどういった点を持っているのでしょうか。
- 弱酸性の水質を好む
- 小型魚 → 群泳が可能だから
- 野性味がある
- 流木を隠れ家にする
以上4点が良く言われる理由です。
流木は水槽内の水を弱酸性に傾ける性質がありますので、流木を入れているが弱アルカリ性を保たないと魚が弱る、というようではいけませんね。
逆に言うと弱アルカリ性を好むシクリッドの仲間は流木と相性が良くありません。
また、小型のテトラ系の群泳と流木のコントラストは得も言われぬ魅力があります。
野性味のある魚は流木のワイルドなイメージとぴったり調和しますし、流木を隠れ家とする温和な魚とも相性がいいですね。
では下の項で具体的なおすすめ魚種を紹介していきます。
ネオンテトラ
いわずと知れた、アクアリウム業界で非常にポピュラーな魚種の1つです。ブルーに光り、赤いコントラストが神秘的かつ小型さが愛らしい魚です。
下のリンクで具体的な水槽レイアウト例がまとめられていますので参考になさってください。
飼育の注意点としては、小さいからといって数を入れすぎないことです。一般に、魚の体長1cmごとに水が1L必要と言われていますので、用意した水槽に合う数の魚を入れるようにしましょう。過密飼育は水質悪化、病気の蔓延、コケの発生などデメリットばかりです。
カージナルテトラ
上でご紹介したネオンテトラの仲間です。
その違いは2点あり
- 成長したらどのくらいになるか:ネオン3cm、カージナル5cm
- 体色:ネオン→ブルーが基本で赤が入る、カージナル→赤が頭から尾まで続く
といった具合です。
飼育方法はほとんど同じですが、やや大きく成長しますので水槽サイズに対しての導入数には注意しましょう。
ラミーノーズテトラ
こちらもテトラの仲間です。飼育方法も一般的な淡水熱帯魚に準じており、温和で飼育しやすいので初心者の方にもおすすめです。
ラミーノーズとは「酔っ払いの鼻」という意味、なるほど顔が真っ赤ですね。水槽の中でかなりの存在感を放つ種類です。ストレスがあると赤い色が薄くなりますが、環境に慣れてくれば良い発色になるので、それを楽しみに飼育するのもいいですね!
コリドラス
コリドラスは、水槽の底付近を泳ぎ、底砂などに付着した微細な栄養分を食べて生きている魚です。ユーモラスな顔立ちが特徴的で、他の魚の食べ残しやコケを掃除してくれることから、お掃除生体としても人気があります。品種がとても多く、カラーや体形が多様でお好みの種類を見つけることもできます。
コリドラスは水槽の底を好むため、底植えの水草には向きませんが、流木に活着させた水草なら同時に育成できます。
ラスボラ・エスペイ
コイの仲間で、際立って美しいオレンジ色の体色が特徴です。
成長しきっても3.5cmにしかならず、小型水槽をお持ちの方、小型の魚がお好みの方にぴったりです。性格もおとなしく、他の魚やラスボラ・エスペイ同士での混泳もできますよ。
アピストグラマ
泳ぐ宝石という異名をもつほどに美しい、南米原産の魚です。
ヒレがトゲトゲしていて、他の熱帯魚にくらべて野性味があり人気です。とても種類が多いのですが、ほとんどは体長5~10cmほどに成長します。
ワイルド種の取引もあり、コレクション性の高い熱帯魚です。
ドワーフグラミー
南アジアから東南アジアにかけてが原産で、細いアンテナと呼ばれる腹びれが特徴的な魚です。最大で6cmほどまで成長します。
アンテナはいわば触角ような役割をもつため、チョイチョイと動かしながら泳ぐ様子はとても可愛らしいですね。
ゴールデンハニーグラミー
上でご紹介したドワーフグラミーと同じ、グラミーの仲間です。
こちらのタイプは名前についている通り、ハチミツを思わせるイエローのボディが非常に印象的です。ドワーフグラミーより小さめで、体長は4cmなので小型水槽でも飼育可能です。
弱酸性の水で育てると体色が一層鮮やかになること、黒っぽい流木とのコントラストが良いことから、流木との取り合わせをおすすめしています。
オトシンクルス
大人しく混泳が容易で、コケを食べてくれることからお掃除生体としても愛されている魚です。
流木にくっついて、もぞもぞ動く姿はとてもユーモラスです。
茶ゴケを特に好んで食べてくれますが、コケがなくなると食べるものが無くなってしまうので、きちんと餌も与えてくださいね。
ブッシープレコ
こちらのブッシープレコもコケを食べる生体として人気があります。プレコの中でも小型で飼育しやすく、弱アルカリ性水槽でも飼育できます。
ブッシープレコは縄張り意識が強めなので、流木があるとそれを使って上手に縄張りを分け、平和に生活できるんですよ。ただし、他の「水槽の底を好む生体」との混泳には注意してあげましょう。縄張り争いが発生する可能性があります。
まとめ:流木のレイアウト水槽に似合う熱帯魚10選!弱酸性の水質を好む魚種とは
流木のレイアウトと相性がいい熱帯魚を10種解説させていただきました。
それぞれに流木と相性がいい理由も違いますし、色、形、サイズなどさまざまです。
ぜひお好みの種類を見つけ、美しいアクアリウムを楽しんでください!
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