アクアリウムを床置きしたら!水槽を床に置くメリット、デメリットとは?

アクアリウム水槽を床置きするとどうなるのか、気になる方も多いですよね。

通常、アクアリウム水槽は、水槽台や、水平な台を使って配置します。

アクアリウム水槽を、床に置くメリットは、水槽台が必要ないことです。

また、デメリットは、高低差が無いため、プロホースなどを使って、水槽から水を抜くことができない場合があります。

今回は、アクアリウム水槽を床置きするとどうなるのかといった話や、メリットやデメリットについてご説明させていただきます。

アクアリウムを床置きしたら!水槽を床に置くメリット、デメリットとは?

アクアリウムを床置きしたら!水槽を床に置くメリット、デメリットとは?

アクアリウム水槽といえば、水槽台や水平な台を使用して、床との高低差をつけて配置するものと思われがちですが、意外と床置きをされているアクアリストの方もいらっしゃるものです。

アクアリウム水槽を床置きすることで、水槽台が必要ないというメリットがありますが、高低差がないので水換えの時にホースが使えないなどのデメリットがあります。

アクアリウム水槽の床置きは、水量をさほど必要としない、亀やトカゲなどの爬虫類や、オカヤドカリなどの飼育水槽には向いていますが、水量の多い、熱帯魚の飼育時には、水槽が破損しないように注意や対策が必要です。

アクアリウム水槽を床置きしたらどうなる?

アクアリウム水槽を床置きしたらどうなる?

メリット

  • 水槽台が必要なくなる。
  • 俯瞰で上から水槽の中を見ることができる。
  • コケ取りなどの掃除が楽になる。

アクアリウム水槽を床置きすると、高額になりやすい水槽台が必要なく、コケ取りの掃除をしやすいといったメリットがあります。また、普段は上から見る機会のすくない水槽を、俯瞰で観ることができるといったようなメリットがあり、金魚水槽などにも向いた配置となっています。

デメリット

  • 床の均衡が取れていないと、水槽が破損することがある。
  • 水換えの際に、高低差がないため、プロホースで水抜きできない。
  • 歩く時の振動や人影などで、熱帯魚がおびえやすくなる。
  • 機材を水槽台に収納することができないため、乱雑な印象の水槽周りになりやすい。

水槽台を使用する理由の一つに、水平な台を水槽の置き場所としてもちいることで、水槽にかかる負荷を減らし、水槽の破損を防ぐ効果があります。

また、水槽と床との高低差が取れないため、水換えをするときに、プロホースなどの、水の吸い上げ機材を使うことができないので、換水の面で、水槽の床置きには、デメリットがあります。

飼育しているのが熱帯魚だった場合も、首を伸ばして周囲を見渡すことのできる爬虫類などとは違い、水槽台に置かれたアクアリウム水槽のように飼い主側と目線をあわせることができず、飼育している熱帯魚にストレスがかかったり、臆病になってしまうことも懸念されます。

 

アクアリウム水槽を床置きするには

アクアリウム水槽を床置きする際のポイント

アクアリウム水槽を床置きする際のポイントについて説明します。

  1. 床の均衡差を確認する。
  2. 床が水平ではない場合は、衝撃干渉材となる、厚手の衝撃干渉シートを敷いて、水槽にかかる負担を軽減する。
  3. 水量が多く重量のある水槽ほど、アクアリウム水槽に負荷がかかりやすく破損しやすいので、床に置く水槽の大きさを小型水槽などに制限する。
  4. 大きい水槽を床置きにする場合は、床の耐荷重を調べておき、重量オーバーになった場合は、床板を増やすなどして補強しておく。

家屋の床は、必ずしもすべて水平に作られているわけではありません。

床の均衡に差があると、水槽を床置きした際に、歪みが生じて、水槽が破損する恐れがあります。

水槽を床置きする際は、床に均衡差がある場合を想定して、厚手の衝撃干渉シートを水槽の下に敷くことで、水槽の破損を防ぐことができます。

大きい水槽の場合は、床の耐荷重が、水槽の重さに耐えられるかどうかを確認しましょう。

アクアリウム水槽を床置きした際の水換えの注意点

  • 高低差が無いため、プロホースで吸い上げて下に水を落とすことが難しくなる。
  • 水槽用のサイフォンなどで、くみ上げることができる。
  • 床置きの水槽の水換えに適した機材がない場合は、小型のバケツなどで汚れた水をくみ上げる必要がある。

水槽用のサイフォンは、水槽と床に高低差がなくても、汚れた水をくみ上げることができます。電池式の灯油ポンプなどでも、未使用の物であれば代用できます。

高低差のないアクアリウム水槽の水換えに適した機材がない場合は、バケツなどで手動でくみ上げる必要があります。

まとめ・アクアリウム水槽を床置きしたらどうなる?水槽を床に置くメリット、デメリットについてご説明します!

床置きの水槽というものも、水槽台をつかわなくてすむといったメリットがあり、必ずしも水槽台にアクアリウム水槽を置く必要がないもの事実です。

しかし、水換えの際に、通常の水換え用のプロホースなどの器材が使えないといったデメリットもありますので、基本的な水量を必要とする熱帯魚水槽では、水槽台があった方がいいです。

水量を必要としない、オカヤドカリや、亀など爬虫類の飼育や観察、上から見る目的で改良された金魚の小型水槽などは、床置きのアクアリウムに向いていると言えます。

用途に応じて、水槽の設置方法を変え、床置きのアクアリウムの魅力に気づくのも、アクアリウムのよさです!

熱帯魚水槽を床置きするときは、均衡差に気を付けて、緩衝材などを敷いてから設置してみてくださいね。

 

 

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