小型エアストーンのおすすめ5選と使い道を解説!エアー量に注目しよう!

水槽内に空気を送るアイテムとして知られるエアストーン
筒状のものを使えば簡単に泡のカーテンを作ることができますし、小さい丸型のものならばあまりレイアウトの邪魔にならず、金魚鉢などの小型水槽にも設置することができます。

酸欠を防ぐ目的で使用されることの多いエアストーンですが、実はエアストーンには水の劣化を防いだり、水温を均一にするような効果もあります

今回は小さな水槽にぴったりな小型エアストーンの使い道おすすめの商品5種類をご紹介していきますので、参考にしてみてください。

小型エアストーンの選定ポイント

エアストーンとひとことで言っても、その種類はさまざま。
どのような商品が自分の水槽に合っているのか、選ぶのが少し難しいですよね。

小型エアストーンの選定ポイントはズバリ、「素材」と「形状」です!

ここからはエアストーンにおすすめの素材や形状ごとの特徴について解説していきます。

セラミック製がおすすめ!

まずはエアストーンの素材について。
プラスチック製や木製などさまざまなものが販売されていますが、定番で使いやすいのはやはりセラミック製のエアストーンですね。

セラミックタイプのものは摩耗により型崩れしやすいと言われていますが、スドーのバブルメイトシリーズなど高温焼結されたエアストーンであれば、摩耗しにくく安価で購入できます。

泡の細かさで言えばウッドタイプの方がきめ細かい泡を楽しむことができますが、天然素材なだけあって劣化が早く、2ヶ月に一度は交換しなければなりません。

特にろ過フィルターの設置が難しく、とにかく酸素供給が優先されるボトルアクアリウムでは、安価で長持ちするセラミック製のエアストーンがおすすめです。

丸型と筒形どちらが良い?

続いてはエアストーンの形状について。
小型のエアストーンに限定すると大まかに丸形と筒形(円柱状)の二択になりますが、それぞれ特性が微妙に異なります。

丸形のエアストーンは泡の勢いが良く、ポップな雰囲気の水槽におすすめです。
金魚鉢やボトルなど、丸みを帯びた水槽との相性が良いですね。

一方、筒形のエアストーンは丸形のものと比べると気泡が細かいので、シックな雰囲気の水槽におすすめです。

エアストーンを設置する水槽の雰囲気や、泡の好みに合わせて選びましょう。

小型水槽でのエアレーション効果

続いては、小型水槽におけるエアレーションの効果について、

  • 溶存酸素が増えて水が悪くなりにくい
  • 水温を均一にする

これら2つのメリットを解説していきます。

 

溶存酸素が増えて水が悪くなりにくい

まず期待できるのが、溶存酸素が増えて水の劣化を抑制できるという効果です。

水槽にエアレーションすると水中の酸素濃度が上昇するのはもちろん、微弱な水流が発生することで水の淀みがなくなり、ろ過バクテリアが活性化します。
その結果、嫌気性バクテリアの数が減少し、水が腐りにくくなるのです。

水温を均一にする

また、意外と見落とされがちなのが水温を均一にするという効果です。

ベタ水槽などフィルターを付けない飼育方法では、水温がヒーターの周囲だけ高くなり、温度勾配ができてしまいます。
このようなときはエアレーションを付けて水を循環させれば、水温の勾配がなくなり均一の温度で管理できるようになります。

小型エアストーンおすすめ5選

それでは、ここからは小型水槽などにおすすめの小型のエアストーンということで、

  • スドー バブルメイト S103-I
  • いぶき エアストーン 10φ丸
  • アンビリーバブルAIR BigU-type
  • エアセラ S20
  • ニッソー AQ-97 丸ストーン

これら5つの商品をご紹介していきます。

スドー バブルメイト S103-I

スドー バブルメイト S103-H L30mm

まずはじめにご紹介するのは、スドー バブルメイト S103-I

細かく均一な泡が売りの、こちらの商品。
水流が大きくなりにくいため、水の流れが苦手なメダカやベタ水槽などにおすすめです。

高温焼結された筒形のエアーストーンなので、型崩れしにくく長持ちするのも特徴。

スドーのバブルメイトシリーズはかなりの定番品なので、アクアショップだけでなくホームセンターなどでも取り扱いがあるのが嬉しいポイントですね。

いぶき エアストーン 10φ丸

いぶきエアストーン 10φ丸 #180

続いてご紹介するのは、いぶき エアストーン 10φ丸
今回ご紹介する中では、特に微細な泡を生み出すことで有名な商品です。

いぶき社は丸形・筒形ともに多種多様なサイズのエアストーンが取り揃えられていて、泡の細かさも標準の#100更に細かい#180から選ぶことができます。

ご紹介している商品は直径約10mm、長さは約30mm。
小型水槽だけでなく水合わせや薬浴するときの隔離容器などにも使える、万能なエアストーンです。

アンビリーバブルAIR BigU-type

タイムストップ アンビリーバブルAIR BigU-type

続いてご紹介するのはアンビリーバブルAIR BigU-type

エアストーンらしからぬ洗練されたデザインが魅力の商品。
泡が細かく勢いも良いので、泳ぐのが得意な観賞魚の混泳水槽などにぴったりです。
上部のストーン部分が白色なのでコケが目立ちやすいのですが、衣料用ハイターに浸け置きすれば漂白できます。

また、こちらの商品は発酵式二酸化炭素の拡散器としても利用できるため、水草水槽をお持ちの方にもおすすめです。

エアセラ S20

スドー エアセラ S20

続いてご紹介するのはスドー エアセラ S20
最初にご紹介したスドー バブルメイトの現行モデルという位置づけで、サイズもバブルメイトS103-Iと同じくらいです。

焼結セラミックエアーストーンなので長持ちする上に、通常2個セットで販売されているのが嬉しいポイントですね。

水深35cmまでの水槽であれば、こちらのエアストーンひとつで溶存酸素量を維持、バクテリアが活性化して汚れの分解力もアップします。

ニッソー AQ-97 丸ストーン

AQ-97 丸ストーン 22mm

最後にご紹介するのは、ニッソー AQ-97 丸ストーン
直径22mmの丸型エアストーンです。

こちらの商品最大のポイントは、なんと言っても価格がリーズナブルな点ですね。
お店によっては1個100円くらいで購入することもできます。

こちらのエアストーンはメイン水槽で使うというよりは、水合わせや隔離するときなどのサブ水槽で使用している方が多いようです。
やはりリーズナブルなだけあって型崩れしやすいようなので、いくつかまとめて購入しておくのがよさそうですね。

エアストーンはエアー量にも注目して選ぼう

今回ご紹介したエアストーンはどれも魚種を選ばず使うことができるタイプのものを中心に選出しましたが、ものによっては排出されるエアーの量が強すぎたり、泡が大きすぎて強い水流を生み出してしまうものもあります。

泳ぎが得意なお魚であれば特に問題ありませんが、稚魚や老魚、ベタ、金魚など泳ぎが苦手な魚のいる水槽の場合は、エアレーションによって発生する水流の強さにも気を遣わなければなりません。
水流が強いと泳ぐことに疲れてしまったり、うまく餌が食べられないことがあるので、水槽や飼育しているお魚に合ったエアレーションをしてやりましょう。

もし泳ぎ疲れてもすぐ休めるように、水草やシェルターを配置して水流の弱い場所を作ってやることも大切です。

まとめ:小型エアストーンのおすすめ5選と使い道を解説!エアー量に注目しよう!

今回は小型エアストーンの使い道や、おすすめの商品について解説してきました。

特にろ過フィルターの使用が難しいボトルアクアリウムやベタ水槽などは、エアストーンを使ってエアレーションをしてやると、水の劣化を抑えたり、水温を均一に保つことができるようになります。

水合わせや薬浴で魚を隔離する際にも使えるので、まだお持ちでない方はひとつ小型のエアストーンを持っておくと便利ですよ。

 

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