留守中に水槽を放置しても大丈夫か
飼育してる魚や水槽設備にもよりますが、しっかりと管理してあげれば1週間程度、旅行にでかけても大丈夫です。
年末年始など長期休暇の際に実家への帰省や、普段行くことのできないところへ旅行に行くこともあると思います。
そんな時に毎日癒しを提供してくれている水槽や、熱帯魚をどうすればいいのか心配になる方もいると思います。
犬や猫であれば一緒にお出かけや、ペットホテルに預けることができますが、熱帯魚はそうはいきません。
そこで、最低限やっておきたい5つのポイントを紹介します。
お出かけ前にやっておきたい5つのポイント
エサやり
熱帯魚を飼育していて一番心配なことがエサやりだと思います。
普段、熱帯魚に毎日のようにあげているエサを1週間もあげないと痩せてしまう可能性が非常に高いです。
そこで活躍するものが、「お留守番フード」と「フードタイマー」です。
お留守番フード
お留守番フードとは固形の粒上のエサで、お出かけ前に水槽にいれておくと徐々にエサの表層がふやけてきます。
そのふやけた部分をお魚がついばみ食べることで、1週間ほどエサをあげなくてもいいという商品です。
ただし、お留守番フードはあくまで一時的にエサやりを代用してくれるエサです。
普段のエサもお留守番フードにするとエサを食べられない熱帯魚がいたり、栄養にかたよりができる為、普段のエサやりにお留守番フードとつかうことはお勧めしません。
普段は飼育している熱帯魚にあったエサをしっかりとあげてください。
フードタイマー
フードタイマーとは自動で決まった時間にエサをあげてくれる商品です。
タイマー制御することができ、設定した量のエサをあげてくれます。
この商品は普段から使うこともできますし、留守にするときだけつけることもできます。
ただし、フードタイマーはエサの量の設定が少し難しい為、エサのあげ過ぎには注意してください。
また、取付け位置によっては水槽にエサが落ちずフタの上にエサが積もって匂いが出る場合もあります。
何度か動作確認してから出かけることをおすすめします。
ライトの点灯
サンゴや水草を飼育している水槽はライトの点灯と消灯が必須です。
ライトの点灯は手動でおこなっている方も多いとは思いますが、留守にしているとスイッチの操作が出来ません。
しかし、ライトの点灯もエサを同じくタイマー制御することができます。
方法は2つあり「アクアリウム用の照明用タイマー」を取付けるか、家電量販店にも売っている「節電用のコンセントタイマー」を取付けることでタイマー制御できます。
アクアリウム用の照明用タイマーはデジタル仕様で細かい時間設定ができます。
節電用コンセントタイマーはダイヤル仕様のため15分ごとの設定ですが、アクアリウム用タイマーに比べて価格がリーズナブルです。
商品によっては「タイマー設定」と「24時間通電」の切り替え機能が付いている商品もあります。
必ずタイマー設定になっているか確認をしましょう。
ヒーターの点検
年末年始の時期は気温が低い為、ヒーターを稼働させないと水温が10℃近くまで下がってしまいます。
その為、ヒーターの点検が必要です。
メーカーにもよりますが、ヒーターは1~2年程度で交換を推奨する商品が多いです。
もし、長年使っているヒーターの場合はこのタイミングにでも新しいヒーターに交換することをおすすめします。
水の蒸発
外気温と水温の差が大きくなるこの時期は水の蒸発も早くなります。
普段からどれくらいのペースで水が蒸発するのかを観察し、留守にする期間を調整しましょう。
水が蒸発しすぎるとポンプの空回りや、ヒーターが露出し火災の原因につながる可能性もあります。
自動で水を給水してくれる商品もあるので取付けたり、気密性の高い蓋を取付けて蒸発しにくい環境をつくることをおすすめします。
コンセント周りの掃除
コンセント周りの掃除はできていますか?
コンセント周りにほこりが積もっていると、火災の原因につながります。
特に長期間、家を空ける為、もし火災が起きたとしても誰も気づかず燃え広がってしまいます。
しっかりとコンセント周りの掃除をしてから、お出かけしましょう。
生き物が好きで動物関係の専門学校へ入学。
アクアリウムの飼育サークルへ入部し、アクアリウムの魅力に取りつかれる。
以降、自分の好きなものを仕事にしたいという想いからアクアリウム業界に勤めています。
自宅でも淡水魚や海水魚、サンゴなど様々な魚を飼育管理しています。実家では大型犬を4頭、出店で持って帰ったミドリガメを15年以上、家族の一員として迎え入れています。
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